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ピティナF級決勝大会審査も終わって、普通の生活へ

今年は審査にずいぶん行ってしまった。やはりコンクールにはコンクール向きの演奏があるということを、今さらのように思います。それとは別に、基本的なペダルの使いかたもわかっていない、音の色合いの出しかた、アーティキュレーションのことが雑な人も多く、これらの最も基本的なことができずに、これから演奏家になってどうするの?という危惧も感じました。でも他人様のことだからね~~(笑)、私がやきもきすることもない。大体「様式」についても審査員は、重要に感じている人とそうではない人がいるし、そもそも「予選を通過してきた」のだから「80点以上でつけましょう」などという取り決めも、よく考えると意味不明です。もともと才能のある子、上手な子を選ぶのではないのだからね。そうでしょう?

そもそも伝統の継承ですから「我々の継承者」というか、新しい家元を選ぶような認識です。それにふさわしい技術・才能、そして音楽や先人に対する敬意と姿勢がある人が選ばれて行きます。海老彰子さんもおっしゃるように、だから○と×の選別で良いのだと。ただしこれだけ優秀な人たちの中で「順位をつける」から点数も必要。私は「入賞して良い」人たち6人に90点以上をつけ、結果この中から金銀銅3人も出て、あとの3人もベスト賞に入っていましたから、文句ない結果だと思っています。
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ちなみに私の採点で続くのは89点2人、86点1人、84点の3人・・・89点の子が一人だけ選外になりました。でも90点にしていない人たちは何かしら大きな欠点があったということで、それもやむなしか。この89点の人は、ベートーヴェンの13番が好きな曲だったので、私だけが特別に甘くしたかもしれない(笑)。演奏は全体にPPが出ないのが欠点、同時にバッハの解釈の根底が間違っていましたね。

その他の人、ベスト賞に入った中ではブラームスの118の人が気になります。歌心は良かったですが、アーティキュレーションが間違っていて、それはこの曲では致命的なこと!0点でも仕方がないんです。同じくショパンの10の10のエチュード弾いた人も音楽性豊かでしたが、10の10はアクセントのエチュードであることを忘れた。アーティキュレーションを示さなかったら、これも0点になってしまう。ポリーニはその辺り完璧に聞かせていますね、だから評価が高いのです。というか、こんなことは誰でも教えられる基本中の基本なのに、一体どうしたことでしょうか。

90点以上は全員94点にしたかったのですが、1人だけ91点。この人が銀賞になりました。私がなぜ減点したかというと、ラフマニノフが暗譜忘れの事故もあってペダルも雑だったから。これが目立ったのは、彼はバッハを「ペダルなし」で音楽的にも見事に弾いたからです。なかなか出来ませんよ。ハイドンも同じく見事なぺダリングで、丁寧な音楽作りも非常に良かった。そこへラフマニノフがフレージング小さく登場し(笑)暗譜が失敗したのちは、情感も失われて減点。これがなければ金でも良かったね。

ちなみに金の人は。どの時代の曲もむらなく良いレベルの演奏で、何しろ音が美しいので「水の戯れ」など大いに得をしました。ショパンのエチュードの解釈はアシュケナージのそれに酷似していましたが、それだけ多彩に弾けたということでもあり、その辺りで他の人よりも一歩前に出たという感じです。逆に彼のように、どの時代もまんべんなく上手く弾けている人が少なかったんです。バッハをロマン派のように弾いてはいけないですし、さらにラフマニノフのプレリュードのアプローチが良くない。というか、近・現代というくくりでこの曲が課題というのも変です。このプレリュードの内容はロマン的であるのだから、そもそも近現代の課題曲の役目を果たしていないし、「水の戯れ」との比重も軽すぎる。ラフマニノフなら音の絵の39-6とかじゃないの?ま、この辺りのことは審査会でも大いに話題になりましたよ。
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課題曲の問題はさらに。ロマンなどは下田幸二さんも笑っていましたが、マズルカ1曲!にはビックリ、また同様にエチュード1曲(エオリアン・ハープもOK、木枯らしも)からサンサーンスのアレグロ・アパッショナートって(笑)、焦点がしぼれてないですよ。ちなみにサンサーンスを選んだ人の多くは、アーティキュレーションが荒く、そのためにぺダリングも正しくなくなり、この曲を選んだ意味も希薄に聴こえました。焦点がわからないのはバロックも。平均律にラモーにイタリア協奏曲では(笑)、全く別物であって審査もしづらい。

ここには組織への心遣いで「難しいものばかりだと参加者が減る」という配慮がなされているのでしょうね。でも音楽の道は苦しい茨の道なのだから、受けたい人や覚悟が決まっている人だけがやるべきもので、基本、広く求めるものではない。志してコンクールに受かり、どれだけの人が演奏家を職業に出来ているのか?職業にするために身を売り心を売り・・・とまあ大変なことが待っています。オリンピックと違い「この一瞬輝けば良い」というのではないので。ここが戦いの入り口なのですからね~、気楽に考えては人生そのものがボロボロになるし、音楽家などほとんどの人が「楽なこと」など一つもない毎日ですから(笑)。だから課題の選びかただってさ、ベートーヴェンのソナタで「テレーゼ」の1楽章とか選んで、入賞できるはずがないでしょ(笑)。ちょっと考えればすぐわかることです。

個人的には20番目の人、達者な演奏で成熟した感じもあり、コンクールでK333やオクターブのエチュードを聴くのは辛いことが多いのだけど、良かったと思います。また特級の奥村さん、私は2次審査でしたが、確かに演奏力とか瞬発力では他の人が勝っているかもしれないけれど、2次で全員聴いて現時点「プロでも通じる」と思えたのはこの人だけでした。私がレコード会社のスカウトなら彼女と契約します(笑)!という具合に審査結果だけがすべてではありません。

さすが決勝ですから当然レベルは高いですし、全員上手です。コンクールだから良い点悪い点つけて、あーだこーだ言いますが、入賞者を出さなきゃないから「仕方なく」です。もし私の子供がこれだけ弾いたら、涙が出ちゃうほど嬉しいですね。ご褒美の山を買っちゃいますよ(笑)。十分誇りを持って良いと思います。そしてここまでくるための努力は如何ばかりかと。それだけの労力と時間がかかるのだから、無駄にならないように、基本的なことや誰でもわかることは事前に修正しておくべきだし、課題もよく考えて。それができない環境にいる人は不運!特に高校生までのこの部門は、本人だけじゃなく先生にも多大な責任があると思うので、そこは気を引き締めて向かい合うべきと思います。

さて前回も書きましたけれど、全員が上手というのも聴いていては疲れます(笑)。初日の審査は3時からだったので、ゆっくりランチして出発です。美味しい洋食!人形町の「ぐるとん」。私が大好きなのは個性的な「チキンチーズのパン粉焼」。定番!
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最近食べている人が増えました。私がひたすら食べ続けているせいですかね(笑)。不変のメニューであってほしいので、それも大歓迎です。

今回の審査はヤマハホール2階席。楽器も響きも良いですが、審査席はかなり傾斜があり、また普段見ない「近い上」からの審査なので、演奏におけるテクニックの変なクセとか、妙な肩の動きとか、思わぬものが見えて面白かったです。審査会は楽しく和やかでした。休憩時間はおやつも出てきて談笑が続きます。
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赤松くんとかが「斎藤先生は子供の時からお聴きして、CDも持っています」などとサインを求めて来たはいいけど、ひたすら若さを強調するので(笑)「君の写真見て不動産屋の社長かと思ってたよ」と言って爆笑、「いや、僕は30台なんです、若いんですぅ~~~」とまた爆笑。小原さんとはトーク・コンサートなどで企画が被ることもあるので、逆に意気投合できます。彼も昔作った私の楽譜を持ってきて「はい、サイン」てさ(笑)、恥ずかしいではないですか(笑)。今後は新しい企画ができるかもしれませんね~、こちらも資料お渡ししたりしました。チョイ後輩の田代くんは、芸大1年のとき「北海道から郷ひろみみたいにかわいい男の子が来た」と言われてたな~。久元さんも学生時代から知っているので、「久元さん」ではなく「ゆうこちゃん」なんだけど、近々に私の友人の武田忠善さんとの共演がある!ということで盛り上がりました。

審査員話の中で、曲と曲の間(始まりもですが)を、とても時間長く待った人たちは超~不評でしたね。たぶん先生から「落ち着くまで弾くな」とか「人のことは考えないで良いから集中して」などと言われたのでしょう。これ(爆笑)、とんでもないですよね。そもそも演奏は他人のためにする奉仕活動だし、ステージもお客さんあってのもの。自分のことだけ考えているだけで、すでにアウト!じゃないですか。審査員のことも・・・考えたほうが良いですよ。演奏家になれば主催者と相談し、他人が喜ぶコンサートを作るわけでしょ?そういう意味で練習より打ち合わせのほうが大事だったり、「自分の好きな曲を弾く」ことなど・・・ほとんどないですからね。

武田先生が1日目終了後「ご飯食べない?」とおっしゃったので、即スマホ手配してお気に入りの「渋谷ロゴスキー本店」にお連れしました。他の審査の皆さん足早に帰られちゃったので、お供のメンバーは小原さん、下田さん、私になりました。
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ここでは、いつものメニュー、皆さん美味しいと言ってくれてひと安心。ボルシチ、ニシンの酢漬、ピロシキやペリメニなどなど。
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さらにリラックスしてバカ話炸裂!!楽しかったです。そして翌日は朝からの審査。でも慣れてきたせいか、あまり疲れませんでしたね。ラッキー!

お昼になり、お弁当は再び塩辛い「金兵衛」の不味い弁当だったら「脱出しよう!」と考えていましたが、そんな声が聞こえたか(笑)、米八のおこわ弁当に!
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炭水化物は多いけど、お味はバラエティに富んでいてよろしかったです。

その後も無事に審査が終わり、集計の会議もサクサク終わって、逆に今度は私が忘れ物をして取り残されたので、夜は一人でお寿司の「江戸浜」に行きました。美味しい!解放感!
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肉厚の「大トロ」おかわりに、プラス、何と!クジラの握り!隣に外人が座っていました(笑)。気にせず食べます!超旨し。
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貝が美味しい「江戸浜」さん、「つぶ貝」「たいら貝」などは外せない。小さめに握られちゃったけど美味しい。「たいら貝」は「太田鮨」さんみたいなやり方が良いなあ。そして「赤貝」。
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次の日はさすがにゆっくり起きて、起きたてに焼肉。人形町高級焼肉の「燈花」さんです。「かいのみ定食」。
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上質希少部位!!さすがに旨い!満足!
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おまけにメス牛ですからね、美味しくて当たり前。ホルモン追加、これも定番。大満足。
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気分はすっかり元に戻りました。人の演奏のことを言ってる場合じゃない。がんばらねば~!やっと通常モード。他人の演奏から離れて、まずはお気に入りの富沢町「喜久川」さんまで出かけて「鰻」だ!
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すばらしく美味しかった!そしてこれからプーランク(爆笑)。
by masa-hilton | 2016-08-25 14:44 | 日々の出来事

イタリアン2で1お寿司、何のことやら(笑)

行き当たりばったり生きているので、毎日同じものを食べたりもしますし、続いても平気。美味しければいいのさ。

同級生であり優れた鍵盤楽器奏者である武久源三くんの紹介で、杉並公会堂の近くにあるとても家庭的なイタリアンに行きました。メンバーはピティナ事務局のグルメ向上委員会のお二人(笑)。お店は本格的と言えば本格的、我流と言えば我流、でも個性はあって温かな雰囲気、都心にはなかなかない雰囲気。楽しかったです。オステリア・クアントバスタさん、武久君のおすすめメニューと私の好みで頼んじゃったから、どうも牛ハラミとかが旨かったらしいのだけど(笑)それは食べず。でもお肉の料理は肉質とソースの勝負で大体は想像はつくので大丈夫(笑)。今度行くことがあれば食べてみましょう。まずは武久くんオススメの前菜。イタリア風な南蛮漬です。
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さすがお酒大好きな彼の選択ですね。それにこのお店、イタリアンなのに芋焼酎があります!
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田舎風なテリーヌとトリッパを戴きました。文字通り、洗練されたイタリアンという感じではない、家族で囲む食卓に出てくるようなぬくもりがあります。トリッパ自体は良質で、味は濃厚!好きなタイプです。
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武久さんオススメのチーズのパスタ、レモン味。ゴルゴンゾーラのペンネのような定番のお味が、しっかりレモン味に!CCレモンのような(笑)。ちょっとジャンクな感じですが実に旨い。これで焼酎飲むんだろうなあ(笑)、なんか合うような気も。
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ボロネーゼ風なパスタも食べてみました。工夫されていますね。
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メインはサルシッチャと鶏のカツ。このカツも武久氏オススメ。見た目はシュネッツェルのような感じですね。
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創意もあって、飾らない優しい心が見える良いお店でした。こういう普段使いの美味しいお店をたくさんレパートリーにしていると、人生も楽しいですよね。

次は代官山。今度は少しオシャレな感じのレストラン(笑)。予約でいっぱい・・・・デートに使うんだね。女子会も良いね。いずれにしても女の子はこういうところだよな。代官山自体がオシャレな場所ですが、そこに目立つい怪しい建物は結婚式場でした(笑)。最近はこの手の豪華な洋館風みたいなのが多いですね。
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リストランテ・ヤギはこの式場のすぐ近く、すぐわかる場所にありますね。入口からして豪華でオシャレ。メニューもスタイリッシュで枠からはみ出ることはなく、完成度が高い感じですね。ツィメルマンのピアノのような雰囲気です。それもそのはず、オーナーシェフはフィレンツェの「エノテカ・ピンキオーリ」でプリモを担当されていた人。

まずアミューズはタルタル、続く前菜は「アナゴのパイ包み焼」と「水牛のロビオラチーズ」を使ったサラダ仕立て。
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美味しいイタリアンの上級なお味、定番ぽいですが、その中でもこのチーズが絶品でした。これは旨い!ご一緒したのは武蔵野のグルメなプロデューサー、アナゴがお気に入りのご様子でしたね。
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真鯵とサルデーニャ産のカラスミを使ったパスタ。上品な味わい。
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やはり肉系のパスタのほうが好きかな。サルシッチャのショートパスタ。でも結局はおまかせだから、私が嫌いなタイプのパスタが出てこなくて良かった。
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メインは豚の肩ロース。最高の肉質と、見事な火加減で美味しい。
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デザートはマスカルポーネを使ったマンゴー。
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代官山はさすがに見た目からオシャレな店が多いですけど、そのオシャレな雰囲気だけ!っていう店もあります。基本を失わない、しっかりとした美味しいイタリアンで大満足でした。

さてこの日の夜は一転していつもの「太田鮨」。イタリアンに飽きたわけではなく、美味しいお魚が良いな~と!これまた行き当たりばったりのこと。でもいつものお店だから、いずれにしても頻度は高い。
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なんてったって「太田鮨」、お魚がでかい!これがバランス悪くなくて超旨い。他所のお寿司屋さんはケチケチ小さく握り過ぎだよね。これだからさすが、不滅の人気を誇る太田さんなのである!
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そしてアナゴだ。日本一のアナゴ!旨し!このツメたっぷりが良いんだよね。
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スルメと車エビを巻いてもらって、大満足!巻物の具も大きく豪快(笑)!「かんぴょう巻」なんか、太田さん以外では食べられないよね。
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これで幸せな私の二日間(笑)、たわいもないお話でございました。
by masa-hilton | 2016-08-22 21:50 | 趣味&グルメ

月刊「ショパン」9月号、対談はデビューが一緒のこの人

a0041150_01532671.jpg2016のリオ・オリンピックも終わりますね。私がつくづく思ったのは「君が代」って良い曲だってこと。とても個性的じゃないですか。そして伝統の重みがあり文化の香りがあります。ヨーロッパでいえば、グレゴリアン・チャントが国歌になっているような雰囲気。わかりやすいけど、安っぽいような曲もあったりするので、日本のは音楽的な側面だけで見ても実にステキというか「粋」・・・で、これまたブラジルの国歌って、ドニゼッティのオペラの曲みたいでしたね。大合唱に名歌手の組み合わせで歌わせたいような、そんな感じでした。

国に歌があるように、個人にもそれぞれテーマ曲があっても良いですよね。私たちは音楽家だから自分の得意な曲?ショパンのスケルツォの2番とか、テーマ曲だったらうれしい気もするけど、自分の好きな曲をテーマ曲にするのは恥ずかしかったりしますね。テーマ曲っていうんだから、なんかテーマがなければいけない!ってことでしょう。私は一時期、自分の気持ちを鼓舞するのと、人生を謳歌する意味でフランク・シナトラの「カム・ブロウ・ユア・ホーン」をテーマ曲にしてました(笑)。シナトラらしく「弱気じゃ人になめられるぞ・・・美味しいものは高い木の上、欲しけりゃ手を伸ばせよ・・・都会のジャングルで女性にモテるのはライオンのような男さ・・・老け込んでからじゃ遅いぞ、いつでもキスができるように準備しておけよ!」みたいな強気の応援歌!楽しいじゃありませんか!

シナトラはポップス界のレジェンドですが、今月の「ショパン」では過去の大ピアニスト達を特集しています。実は私も原稿は書きました。ぜひお読みくださいね。ミケランジェリの素顔もなかなか面白い。人嫌いで有名なミケ先生は、人を遠ざけて実はミッキーマウスのアニメを見ていたとか、かなり蒐集もしていたらしいです。アニメ好き!私と一緒じゃないですか!

さて今回の対談は渡邉規久雄さんと寺田悦子さん。まさにピアノ界のスーパーセレブなご夫婦です。寺田さんとはデビューが一緒。NHKの若い芽のコンサートです。明るく楽しくいつも接して下さり、感謝いたしております。最近のご活躍ぶりなどをいろいろお話していますので、ぜひご覧ください。オシャレなお二人ですので、最近お気に入りの「ラ・シゴーニュ」に行きました。「タルト・フランベ」は人形町でも流行ですが、ここが一番おいしいです。お料理も外国現地風な味付けで、私は大好きです。

サラダ、そしてキッシュやテリーヌの盛り合わせ。超旨いです。
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野菜もたっぷり。
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タルト・フランベはもちろん旨し!
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パスタにお魚料理をお願いしました。こちらのお味が、シンプルでいながらその辺のフレンチとは違うのです。
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大満足でした。お二人とも楽しい時間を過ごすことができました。来月はアンティークな楽器のお話がいっぱい聞けると思いますよ、フォルテ・ピアノの小倉貴久子さんです。
by masa-hilton | 2016-08-21 23:52 | 連載対談@お江戸で連談

お気に入りの新しい和食「やま田」

人形町、ドンドン新しい店ができて、つぶれていく店も多し。私は銀座の「さの」がなくなって以来、ちょっと気軽に美味しく通える和食を探し倦んでいた。普通に鮨に行ったり、天麩羅、鰻にも行くのだから、十分和食は足りているのだけれど「落ち着きたいなあ」と思うとき、和食の店の出す雰囲気が恋しくもなる。人形町高くて美味しいと言われている店はいくつもある。でも普段使いで行きたいのだ。と言って、飲めないのに飲み屋の片隅でつまみばかり食べるわけにもいかない。

最近人形町、日本蕎麦の店が乱立、それもリーズナブルなお店だ。どこも十割蕎麦をうたっているが、そんなに簡単にお安く作られても、かえってまずいという悪循環。大好きな「うさぎや」さんなどは、これはもう和食と言ってよい佇まい。ただ蕎麦屋だから、毎日季節のもので対応するというわけにはいかないよね。その点、同じ蕎麦でも極上の天麩羅を出してくる「かねこ」のほうは、より和食に近い。確かに天麩羅旨いんだよね。稚鮎の天麩羅。
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うにの天麩羅とかも。中はレアな感じでシソに巻いてあって、とろけそう。美味しいよね。
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ただここはお蕎麦が軟らかい。これがポリシーでそうされているのだから、硬くしてちょうだい!とも言えないので困るよね。でも、人気らしいんだよね、「腰のない」柔らかいお蕎麦。どこが旨いのかさっぱりわからないし、最近の「顎が未発達」な甘えん坊が食う未熟な料理にしか思えないんだよな。フニャ蕎麦は苦手なので、そうめん(冷や麦?)を注文。これも柔らかく、水に浸かってないのがいけない気がする(笑)。
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というわけで、一部のファンからは「極上の店」と讃えられている「かねこ」さんはやっぱり行けないなあ。それに気に入ったメニューを頼むとかなりなお値段になってしまうし。

で、焼き鳥?串揚げ?だったかの店がつぶれて、なんやら高級そうな店が甘酒横丁の「魚久」本店のはす向かいの地下に出来た。ここに行ってみたら、リーズナブルな和食だった。和食のダイニング「やま田」である。夜中の2時までやっていて中も広い。
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リーズナブルだし居心地も良く、私の好きなメニューが揃っている。で、すぐお気に入りになって、続けて2回も行ってしまった。酒は飲まずとも1000円のつまみがついてくる。これも美味しいので良しだ。「名古屋コーチンの茶わん蒸し」仕立て、蟹の酢の物を「蟹しゃぶ」ということで。そして「アナゴの南蛮漬け」。良いバランスだし、お味がとても良い。
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どれも美味しいね。これはきっと月替わりなのかな?「たいの塩辛」こちらも美味!!飲まないでも食べられるっていうのは相当旨いんだよ。
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刺身は「たこのおどり」「海老のおどり」を戴く。どちらも旨し。九州の甘めのお醤油で戴くのだが、これがさらに良いっすね。気に入った。
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もちろん海老も美味しく大感激だが、たこが超旨い!生だこ大好きだからね。足のほうは生きて動いて出てくるのかも思いきや、ちょっと調理されている。でもこれがまた美味しいので許す(笑)。そして「のどぐろ」の塩焼。
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超旨い!最高だね、この塩焼きは。そして甘いお味噌がわきにあって、それと戴くとまたオツ!!これは毎日でも食べたいよ。
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〆は釜飯で。「いくらと蟹の釜めし」、これも美味しかったなあ。別にコースでとったわけでもなく、アラカルトで戴いたのに、サービスでコーヒーとデザートも付く。
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これで6000円、この日は初めてだったので調整できなかったのだけど、たぶん5000円以内で楽に食べられると思う。2回目は管理人さんとの打ち合わせに使う。ホントに3日後ぐらいに行ったので、ほとんど変わりないメニュー。この日は日曜、少し働くお店の人も少ないし、てんてこまいしていて、ウィーク・ディに比べると段取りは悪かったかも。確かにここは全国展開のチェーン店らしくもあり、だからこそできるリーズナブルさなのだろう。広いカウンターで食べられるゆとり感が、良い時間を作ってくれるのかもしれない。さて、今回も先付は前回と同じ3品だ。
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アナゴの南蛮漬けって、美味しいものだね。普通は鯵ですよね。
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蟹しゃぶは薄味で美味しい。茶碗蒸は卵の殻に入っているので、取扱注意だ。
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「のどぐろ」の肝和えを戴く。飲まないし、これはなくても良かったかも(笑)。
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今回も「たこのおどり」は再注文、やはり旨い!!これは外せないなあ。
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そして「石ガレイ」、わざと熟成感を出した香り豊かな刺身。
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そして定番「のどぐろの塩焼」はもちろん絶品の旨さ!毎日でも飽きないな。
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「鱧の柳川」、鱧自体も美味しいけど、柳川のお味が良い。これも定番にしたいなあ。
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「釜飯」は「たこ」で。私の好みでは前回の「いくらと蟹」のほうが好きかな。
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そしてコーヒーとデザートのサービス。デザートはチョコレートの羊羹。これもなかなか良い(笑)!
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というわけで、ここはオープンしてくれて嬉しいお店だ。またすぐすぐ行く~~!

by masa-hilton | 2016-08-14 14:20 | 趣味&グルメ

クラシックニュース/8月9日~15日版に

クラシックファンにはおなじみのクラシックニュース(メロディが聴こえるウェブサイト)に、3大ピアノのCDが紹介されました。おかげさまで各誌で大好評を戴いておりまして、それ以上に聴かれた皆さんがとても喜んでくださったことが、とても嬉しいです。たまにはエンターテイメント系なクラシックも楽しいですよね。

来年のコンサートは9月になりますが、また杉並公会堂にて面白い企画を練りたいと思います!
by masa-hilton | 2016-08-11 14:21 | ニュース

人と会って美味しいものを

暑中お見舞い申し上げます。暑い。暑い中、あっという間に「せともの市」も終わりました。
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そしてオリンピック始まりましたね。ブラジルお金ないとか、いろいろ間に合わないとか、日本人はバカにしていた様子でしたが、立派な開会式で素晴らしかったですね。考えてみれば治安が悪いのだって今に始まったわけじゃないし、毎年リオのカーニバルをやっている国だから、侮っちゃいけませんね。4年後、日本はできるんでしょうか?歌うのは嵐?アムロ?AKBの総出演で葉加瀬くんが弾いてたりするのかなあ?お疲れさまです。歌舞伎とかをやってほしいなあ。ま、あわてて日本橋の上に高速架けちゃうような国だから、期待はしませんが・・・・競技のほうも、マスコミが期待を持たせ過ぎですよね。結局ふたを開ければ外国人強し。選手だけはわかっているのでしょうね、大変だと思います。お祭りでもお祭り騒ぎをしていてはいけないのです。

そういう私も「油断の大王」ですから、気を引き締めて!ここんとこは色々な方に会いつつ、先を模索しています。うちの近所には日本最高のヴィオラ奏者のお1人川本嘉子さんもいます。ホントご近所なのに、宴会の1つもしてなかったのでご飯食べようということに。「お蕎麦好き」というので「うさぎや」さんにお連れしました。いつもの蕎麦酒を飲んでいただいて、飲めない私も酒のつまみは食べる。「サメ軟骨」に「蕎麦味噌」、これ旨いんだよなあ、大好き。
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絶品の「鴨の陶板焼」。
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いつもの天麩羅。また早く「牡蠣」の季節にならないかなあ、あれ旨いよね。
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お蕎麦、美味しくておかわりしちゃいました!!
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こんな近所でも、行っている店が全然違っていて面白い。またお会いしてそれぞれのレパートリーを交換しましょう(笑)。で、二人の共通のレパートリーのお店だったのは「ラ・シゴーニュ」。お互いに頻繁に行っていても会わないのも面白いね。「ラ・シゴーニュ」、ここでは1回しか報告していませんが最近お気に入りでよく行っていますよ、良いお店だと思います。ランチがまた素晴らしい。管理人さんと打ち合わせ。まずは謎のジュース。
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ウソウソ、これお気に入りです。最近健康に良いジュースを出す店多いですね。「山盛りサラダ」です、ところが!
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野菜の下にはキッシュなどが入っているのです。そしてお味が良い!
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フランス風のピザみたいな「タルト・フランベ」、人形町もこれを出す店が増えてますが、何軒か行ったけどここが一番旨い!!2種類きます。
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お魚のポアレ、これがまた良いお味だ。妥協しない海外のレストラン的なお味で、そのポリシーが好きだ。旨い!
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コーヒーは近所の「征四郎コーヒー」ブランド。で、当の「征四郎コーヒー」のお店が閉店になっちゃったらしいんだ。
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閉店と言えば豪快ランチの「おみつちゃん」も閉店、安いトンカツの一押し「はしや」も建物を壊してたなあ。「はしや」はどうなるんだろう。

レコーディングを前に中村あんりさんとのリハーサルも開始。プーランクのソナタ、クララ・シューマンなどはもう見えたが、「クープランの墓」のオーボエ版が超大変だ。最近ヨーロッパで流行っているらしいが、完成度の高いアレンジとは言えない部分もあり、直しながら。頑張ります!トリオはまだ手がついていない、やれやれ!そんなリハーサルの後は「トーキョー・パスタ」へ。癒しの空間だ。夜は宴会されていてちょっと落ち着かない、騒いでいるアホな客も多いので。「何で騒ぐのかなあ?公共の場所で!頭おかしいのではないか」と下戸は思うのだけど(笑)、酒を飲まないやつが悪いんだよね。それこそ大盛のサラダ。
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いくら少なく頼んでも、大盛で来てしまうんだよね(笑)。「アヒージョ」と「蟹コロッケ」。「コロッケ」のほうは、中村あんりさんのリクエストで仕方なく。この店ではもっと他のものが旨い。
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〆は「ミートソース」。私は大好き。これしかない!人形町四天王!!でもあんりさんはしぶしぶ(笑)かな?甘いミートソースは好みが分かれるね。
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昨日は近藤嘉宏さんがやってきた。なんかね、豚肉が大好きだそうで。宮谷理香さんからも「近藤くん、豚しゃぶの時はテンション高い」という情報は聞いていた(爆笑)。だから「宇田川」で「トンテキ」!最高なんだよね。
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もちろん「ヒレカツ」だって美味しい。
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旨し!「トンテキ」の焼き加減も最高だったね!近藤さんも大満足のご様子。

彼は昔のピアニストやオペラのことなど、オタクレベルで詳しい。私とはオタク同士だから、わけのわからない話で盛り上がってしまって、超楽しく。そのうち往復書簡みたいな形で、オタク本を出版できたらと思うんですけど(笑)、いかが?で、そのまま「クラブハリエ」で、いつもの「バームクーヘン」。定番中の定番ですね。
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近藤さんは、私が夏の制服「甚平」を着てたので、珍しがって写真撮ってくれました(笑)。
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男二人のスイーツでの長話、三越のデパ地下でも注目集めていました(笑)。人に会って美味しいものを食べる。これは人生の喜びですね。
by masa-hilton | 2016-08-08 15:09 | 趣味&グルメ

特級二次の審査

コンチェルト部門の大阪地区に続き、今度は特級の二次の審査、ピティナから頼まれて行ってきました。特級はピティナでは最上位、一番上手な人たちの組の審査ですけど、そんじょそこらの上手ではありません(笑)。本当にびっくりするぐらい弾ける人たちの集まりです。普段なら間違えたとか、まとまっていないとか、目に見える欠点があって減点していけるわけですが、ここはそれこそ一流ピアニスト並みに上手な人たちから、何人かを選ぶというわけなので、これはガチンコの二日間。

弾けてない人など1人もいないし、みんなそれぞれに素晴らしい。めったに聴けないような名演奏のオン・パレードですよ(笑)。だからどこが悪くてどうなのか?という判断は本当に繊細で、シビアなことになります。ここまで頑張っているのだからこそ!私などは逆に厳しい講評を書いていますが、そこを改善すればおそらく欠点もなくなるだろう!ぐらいのものです。命をかけている彼らにはお世辞を言うのはむしろ失礼だし、アドバイスを厳しくされて逆切れするような頭の悪い不心得者には、あれだけの演奏はできません。あそこまで弾けるためには、どれだけのことを犠牲にして、人生をピアノにかけているのか!ホントに全員に賞をあげたいです!!厳しいね~、むなしいとも言える。

審査内容は「24人のうちから7人選ぶ。別に奨励賞あり。合格点は8.5点が目安」ということでしたので、私はいつものイエス・ノー採点法で、9.3を7人(もしかすると9.3が6人で8.9がひとりだったかなあ?忘れちゃった)、8.7が1人(ここまでが合格点)、あとはほとんどに8.0につけました。もちろん演奏にそんなに差があるはずもないのですが、審査員はイエス・ノーをはっきりつけなければならない、それが仕事だと私は思います、責任というか。それに点を離してつけておくと、集計したときに同点などになりにくく、運営もスムーズなのです。これは残酷な仕事だと言えますね。

結果は9.3をつけた人から5人(8.9だったかもしれない人も含む)と、8.7をつけた人が受かったので、7人中6人は私の合格点と一致です。めでたし!で、9.3の残り2人のうち1人が奨励賞、もう1人は落選、逆にダメだと思った人が1人入りました。落選の人の敗因は、やや型にはまった演奏だったのと、弱音の部分でのニュアンスのことなど、さらにスケールも小さい印象を与えたことでしょうか?でも基本的なことは正しくできていたし、ヨーロッパ音楽としての成り立ちはしっかりしていましたから、ここでくじけることはないです。私が合格点をつけてるんだから絶対大丈夫(笑)。奨励賞に終わった人も大変上手でしたが、エレガントさに欠けたのとペダルの扱いがもう少し。今回はペダルなどの扱いのせいで、単調に弾いていた人が多かったのですが、ピアノは音色が命。そこにはペダルだけではなく、レガート、十分に歌うことなども連動しています。左手の表情とかが、右手の流れに無関係に弾かれている人もいらっしゃいました。

ちなみに私の予想と反して通ったその人は、個性的とは評価できないほどに、伝統を逸脱したような演奏でした。なのでこの結果には正直驚きましたね、私と同意見の審査員もお2人ほどいましたが。そんなんですから、当然コメントはかなりきつく書いてしまいました(笑)。でも伝統や基礎は一番大事なことなので、今回は良くても、いつか困ることもあると思うのですよ。その時にこそ、私のコメントを思い出してくだされば良いと思います。

私たちのジャンルは伝統芸能です。例えばあの海老蔵さんだって、公演前はきちんと仁左衛門さんに伝統をチェックしてもらっていて、そのドキュメントをTVで見たとき、同じ「心」を感じてとても感動しました。勘三郎さんが「型破りというのは型をすべて知った上でなければ型破りにはならない。まずはおじいさん達が決めたことをちゃんとやらないと」と常々言われていたことも重いです。

でピアノの話に戻りますが、今回のコンクールのこの人は、とにかく圧倒的な演奏力を持っていましたので、評価されるのも納得、良さもたくさんあります。他の審査員からは「解釈が変なのは百も承知。でも最近はアメリカなどでは、ああいう人が高く評価される傾向があるのだ」とも。ここで私はピティナが「これだけの演奏力を持った人たちを毎年輩出しているのに、その後なかなか、本格的なピアニストに育つ人材が少ないという現状にかなり苦慮しているのでは?」と悟りました。「個性的な人も出してみよう!」・・・私の意見はそうではないですが(笑)それも良いのではないでしょうか?もともと他人事だし(笑)何も文句はありません。何しろ審査会は和気藹々で、とても楽しかったです。
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面白いお話が飛び交っていましたよ。しかし上手な演奏が続くというのも、疲れるものですね。命綱のお弁当は(笑)一日目がこちら。
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二日目はこちら。これは元祖ロケ弁と言われている、有名な「金兵衛」の「お魚屋さんのお弁当」です。夏場だからかもしれないですけど、相当に塩が利いてしょっぱい!1日中審査して、毎日この金兵衛の塩からい弁当食べてたら、脳卒中へアレグロ・アパショナート!間違いないです、ゴーゴーゴー。
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魚は西京漬ですね。つけあわせは微妙!
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暑いから塩は仕方がないか(笑)。審査を終えたら「涼しき我が家」に帰り、癒しの空間の人形町「太田鮨」へ。やはり美味しい。魚の大きさ、厚さ、味わいが最高!やはりお鮨は太田さんだね!「ヒラメ」「カンパチ」などから。
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大きい「赤貝」に「アジ」。
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この何枚重ねかの「シャコ」が旨い!どこもこう出せばよいのに。抜群に旨いです。そしてツメたっぷり!そして「煮はま」もツメ!お江戸のお味、関西人は気絶ものだろうけどね。
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こちらの「アナゴ」は間違いなく日本一。旨い!!
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美味しかった。コンクールの話などもして、盛り上がりました。実は人の演奏聴いてる場合じゃないっすよ(笑)、譜読みして弾かなきゃだ。私は終わりだから良いけど、こうやって毎日人の演奏聴きながら、自分の音楽的なイメージやファンタジーが湧き出てくる状態を守るのって、とても難しそう。先生たちって大変だね。
by masa-hilton | 2016-08-05 02:01 | コンサート・イヴェント告知

大阪にコンクールの審査に行きました

ピティナに頼まれて、コンチェルト部門の地区大会、大阪に審査に行きました。当初スケジュールがわからなかったので、日程をゆるくとっておいたのですが、意外に日帰りでもできるスケジュールになってしまい、大幅にできた空き時間で人に会ったり食べ歩き、お買い物をしたりと、楽しく過ごしました。そちらのレポートを先に書くと顰蹙ものですので(笑)まずはコンクールのレポートを書きますね。

今回は地区大会とはいえ、破たんする人もなく、非常によく勉強してある感じで優れた演奏が多かった印象です。全員を3重丸にしても良かったのですが、古典中心のA部門とそれ以外のB部門、それぞれ一人ずつしか選ばれません。審査員としての役目はその一人を正しく示すことです。そもそも気楽に生きているので、最近は演奏にランクづけをすること自体ストレスです(笑)。

コンチェルトと言っても2台ピアノ。コンチェルトというよりは2台ピアノのアンサンブルとして弾いてしまいがち。また第2ピアノの人の演奏は採点には無関係ですが、例えばセカンドがペダルを考えずに踏めば、当然ソロもモカモカ弾いているように聞こえてくる(笑)・・・つまり耳をふさいでいても、無関係であるはずがない。また年齢制限がないので大人に混じって子供がいる。お子さんとして考えればかなり頑張っていますが、どうやっても子供っぽい演奏で(当たり前ですよね、子供なんだから)成熟さの不足でアウト。かつての牛田くんのような大人のような表情で弾けない限りは、まずは無理ということになります。その辺りが難しいところでしょう。

A部門はみなさん良く弾けていますが、全員に通じる欠点は、まずアーティキュレーションが雑。このためにフレーズとともにメロディが浮き上がらず、音色の変化なども少なくなって、一本調子になりがちでした。歌としてとらえられないために、パッセージのタッチも結果的には不明瞭になり、曲の骨格もしっかり示し切れていたとはいえません。その中で、モーツァルトの19番のかたは繊細さと完成度の高さで、文句なく抜きんじていました。

B部門も同じ傾向の欠点が見受けられました。さらに曲の様式をしっかり捉えられていない人も多かった。そうなるとなぜその曲を弾くのか?という意味が消えてしまいます。ここはさらに気を引き締めるべきです。演奏としては良く弾けているので勿体ないと思いますね。その中でモシュコフスキーのかたは、音が良く通り感情的にも盛り上がって聴きごたえがありましたので、良い意味で目立ちました。第2主題などでもっと多彩な表現は必要で、別な意味での一本調子にならないようにするのが今後の注意点です。グリーグの人は良かったのですが、セカンドピアノがかなり酷く、これはおそらくは時間的に急に頼まれたとかでの事情でしょう。ただ、グリーグはまずセカンドに主題が現れてソロを引き出すという曲なので、私たちが耳をふさいでいても、そのセカンドに引き出されるソロが良く弾けるわけがありません。影響大ですね。一人のペースで弾ける中間部やカデンツァは悪くなかったので、私は彼女が通っても良いと思って同点をつけておきましたが、やはり届きませんでした。これはセカンドの責任というよりは、セカンドの上手さに影響される曲、つまりグリーグがこのコンクールには不向きな曲!ということに考えが及ばなかった作戦ミスかと思います。同じ理由でラフマニノフの1番の協奏曲もきっと不利になりますね。ソロが先に出ると言えば、ブラームスの1番ですかね(笑)、難しそうでもこちらのほうが有利でしょうね。
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というわけで、結果は明白でコンクールとしてはすっきり終わりました。しかしちゃんと弾けるということだけでも、どれほどの努力を全員がしているかを考えると、本当に気が重くなります。大変だよね、ピアノって。だからこそ残酷なようでも、はっきりと良い演奏をした人が賞をとれるような、手厳しい審査をする必要があります。審査など、全く楽しいことではないですね。

さてさて今回、大阪に行ったのは前日です。大阪に着いたら大好きな「モリタ屋さんのすき焼」を食べる予定!!中途半端な時間の出発で羽田の空弁・・・・やはりアベ鳥取堂のお弁当です。今回は「かにのお弁当」にしました。
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これ、大失敗。私は普通のご飯の「海鮮丼」は苦手だった。酢飯じゃなければだめでしたね。私の好きなのは「かに寿し」でした!
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見ると少しだけお寿司になっています(笑)。というわけで「かに」だけをつまんで、それじゃ足りないから面白そうなものを追加。
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とてもジャンクな感じ。お味もとてもジャンクでした。
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カレーソースにマヨネーズ・・・みたいな。絶対上品とは言えませんが、割と旨かったです!

さて大阪空港からは心斎橋に向かいます。心斎橋の隠れ家的なホテルに泊まりましたが、これが本当に隠れ家みたいで見つからず、暑い中ウロウロしました。その後は心斎橋筋で大阪ならではの派手なネクタイを買ったりご満悦。そして大阪駅に向かいます。モリタ屋の支店は以前は三越伊勢丹にありましたが、デパートが撤退して今はルクアイーレ店ということですね。レストラン街にはソフトバンクのロボットがいました。「美味しいビールを飲みましょう」ということだけインプットされていて、「すき焼き食べに行くんだよ」と言っても「僕はビールがいいと思います。ビールを飲みましょう」の一点張り。「やかましいわい!」(笑)。
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一人で食べるのもなんですのでピティナのお目付け役・實方氏を呼びました。話も弾んで、楽しかったです。まずは前菜5種盛。
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はもの酢の物、肉の酢まき、加茂ナス、生うにの旨さよ!そして肉の西京焼!
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肉そうめんです。お味が良いんですよ!また肉が良いんですよ!
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肉鮨!もう大喜び!最高です。2つのお味で戴きます。
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そしてすき焼きですね!上等なロース!極みコースならではです!!
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ご存知ザラメ砂糖が登場!これで肉を焼くのです。
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おおお!
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おおおおおお!
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おおおおおおおおお!
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いっただきま~~~す。超旨っ!幸せでやんす!
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デザートを戴いて、けっこうおなか一杯になります。
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心斎橋に帰り、不良のおじさんですから夜の道頓堀を行きます。ほとんど周りは中国人ですね。
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暑い大阪の夜は冷房設定19度(笑)、ゆっくり寝られました。遅めに起きてゆっくり審査に向かいます。心斎橋に出て朝ご飯は「グリル・開花亭」で。心斎橋店は大丸の中にあります。神戸で食べたことがありますが、スタンダードな洋食で私は好きです。今回はどうしても「シュニッツェル」が食べたくて。あと「ハヤシライス」を。
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「シュニッツェル」旨いですね!大満足でした。そしてここの「ハヤシライス」もお味が大好き!ただ困ったことに「ビーフカツ」が乗っています(笑)。というわけで、この日の朝ご飯は「ポークカツ」&「ビーフカツ」になってしまいました。
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ソースをかければ、普通に「ハヤシ」だ。超旨い!!幸せ。
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それで曽根に出かけてコンクールを審査して、心斎橋に帰ってきました。夜は有能なお弟子の橋田波子さんと久々再会。お寿司を食べることになっていたのですが、それはけっこう遅い時間です。というわけで「おやつ」がわりに、老舗の洋食屋「明治軒」に行ってみました。
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いい感じのお店です。
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大阪ではここの「オムライス」が大人気とのこと。見る限りではエビフライも旨そうでしたが、とりあえず有名なオムライスを食べてみることに。串カツがついています(笑)。
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東京人としては、この酸味がある感じのオムライス、ちょっと苦手かもでした。大阪では大人気だそうですよ。むしろ横の串カツが好みが分かれているようですが、私はこの串カツ!大好きですね。とても美味しいと思いました。ということは、関西人はお江戸日本橋の「オムライス」は苦手なのかも(笑)。面白いですね。

夜は南森に出かけて、大阪鮨を職人魂で食べさせてくれる店「一心はなれ」に行きました。大将が見るからの職人!ケンちゃんです。帝国ホテルの若い衆も勉強に来るという兄貴!なのでした。
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まずは「うに」「いくら」などの小丼ぶり風。これって九州のやり方と同じだ。
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「しまあじ」「いか」「金目鯛」「サバ」「とり貝」、赤酢のシャリにきりっとしたネタが上品に。
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はしゃぐ橋田夫妻!3大ピアノCDのシャブリエ「スペイン」はこの人がアレンジしてます(笑)。
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「煮はま」、これツメがついています。ツメはハマグリから作ったツメだそうで、江戸の「太田鮨」とはまるで異世界。江戸っ子は甘いツメが大好きですけど、関西人はむしろ苦手だったりしますね。
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関西では良い寿司屋も置いてる「うなぎ」、「アナゴ」。「アナゴ」も関西風ですからパリッとしています。江戸の「ふわっと」とはまた違いますね。そして「煮アワビ」。
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楽しく食べて、ゆっくり帰ります。ゆっくり起きて朝はファミマの「鰻重」(笑)。ま、写真に撮るほどじゃないですが。でも東京駅の駅弁よりマシかもだよ。
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そのあとは南森に行って、橋田さんのアンサンブルを聴いたりしてから、羽田に戻りました。人形町に帰るとヘトヘトになっています。なぜか「太い海老が食べたい」と思って「松竹庵」に。蕎麦屋の天丼!といえば「松竹庵」のが大好きです。最近葵丸進の「大海老天丼」がなくなってしまっているので、松竹庵の「天丼」は貴重なものになってきています。
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やはりこれ、大好きかも。これは子供の時に食べた、あの味なんだよね。父親と一緒に食べた思い出が懐かしい。
by masa-hilton | 2016-08-02 23:03 | 日々の出来事