9月24日 ごきげんでリサイタル@松戸

今回は若手ピアニストの中でも卓越した技巧と存在感で大人気の広瀬悦子さんの登場です。

彼女は名古屋在住なので、先日名古屋行った折にご飯を一緒に食べながら、大宴会を繰り広げてきました(笑)。気難しいところもなくさっぱりとしたとてもいい感じ。最新盤「ラ・ヴァルス」はボクの「マイ・ロマンス」のレコーディングの時と同じディレクターの中里さん。その事でも多いに盛り上がりましたが、彼女にストラヴィンスキーのペトルーシュカをリクエストしたのも中里さんだそうです。さすがにピアノには詳しい彼ならではの話だと思いました。CDタイトル曲の「ラ・ヴァルス」はとても印象的で、非常に個性的に弾ききっていて頼もしい限りですね。

さて松戸でのコンサート!プログラムです。

モーツァルト    幻想曲ニ短調
ラフマニノフ     幻想的小品集より 3曲(エレジーほか)
リスト        ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」


チャイコフスキー  組曲「くるみ割り人形」(プレトニョフ編)
             行進曲、金米糖の踊り、タランテラ、間奏曲
             トレパック、中国の踊り、アンダンテ・マエストーソ 
ラヴェル       ラ・ヴァルス
ラフマニノフ     ワルツ(2台ピアノのための組曲より)
ローゼンブラッド  カルメン幻想曲(2台ピアノのための)

# by masa-hilton | 2005-08-15 14:01 | コンサート・イヴェント告知

趣味悠々@質問箱 その6

a0041150_23542697.gif質問13:「指くぐり」の事ですが、手を「平行移動」させるとの事でしたが、普通にミから手を回転させて1の指をファの上へ移動させる方が、やはり自然ではないでしょうか?平行移動は突然の動作の変化で相当無理があるのではないでしょうか? そう言いつつ私はスピードが速くなれば、結果的に斎藤先生のおっしゃる通り平行移動して弾いてます。なので平行移動して弾くのは正しいが、平行移動「しようとする」のは打鍵を覚え初めた初心者には、非常に難しく戸惑うと思います。才能のある子供だと、そう教えられると平行移動ぐらいの事は簡単にクリアしそうですが、才能のない普通の中年の男性のほとんどは、ここで挫折してしまうのではないかと心配になります。

   指くぐりはテキストの18ページにあるドレミファソラシド12312345ミ3からファ1のところと、ドシラソファミレド54321321ファ1からミ3の動きですよね。はっきり申せば、上手に弾けるならなんだっていいのです(笑)。さらに言えば、これはあくまでも私自身のやり方ですから、何を言われても変えようがないし、疑問を感じるのなら別の先生の所で別のことをおやりになれば良いことです。やり方は1つではないし誰かに向いていれば誰かには向かないものです。ピアノの先生はいっぱい存在したほうが良いと思っていますし、それぞれが自分の信じるやり方でやるべきです。スーパーレッスンのアントルモンもルイサダもやはり個性的です。彼らが何を考えているか、それを見るのが楽しいわけです。あとはケースバイケースでしょうね。レッスンは通常「マンツーマン@人それぞれ」なのですから実際に見てみないと・・・ということはあります。

   「指くぐり」についてはあまり教えないのかもしれませんね。先日もこの「指くぐり」が出来ていないためにショパンのエチュードがうまく弾けず、コンクールに落選した生徒を見ましたよ。ボクに言わせれば基礎の基礎、それが出来てないために滑らかに弾けないなんて驚き!馬鹿馬鹿しいと言うかかわいそうです。あなたもおっしゃるように上達してからは平行移動の方が便利なわけですから、最初は大変でも上達を見込んで練習した方が良いと思いますね。「これは体に悪いけど、まだ子供のうちだから食べて良いよ」というのと同じです。最初からそんなものを食べなければ修正する手間も不要です。平行移動は高度なことというより、アマチュアの方にはむしろ禁じ手の1つです(笑)。弾けない人には教えられないコツなのだから、ボクは「ずるい事を教えている」という意識でいるんですよ(笑)。なんせペダルを踏むことを前提にしてますから切れても良いのです。そこがミソですね。確かに、平行移動上のレガートは難しさがありますが、くぐらせたとしてもレガートは大変です。くぐすたびにアクセントがつきやすくなり下手さ加減が目立つ原因となります。

   それから誤解される言い方かもしれませんが、もともと「挫折組」を救済するつもりはまったくありません。甘いものじゃないし。でも趣味なんですから(笑)、少しでも苦痛に感じたら、さっさとやめるべきです。ボクならそうしますよ~。義務教育じゃないんですし(笑)何も世の中の趣味はピアノだけではありませんから、是非是非ほかのこともやっていただきたいです。「もともとピアノが好き」とか「何とかこの曲を弾きたい!」とか、「そもそもやる気が満々」でないとピアノの練習はきつい。いわば「煮込み料理」みたいなもので時間がかかるし、練習自体を喜びにできる人に向いています。人生の大半を音楽にかけ、才能もあり懸命に努力をしているのにもかかわらず、世に出ることが出来ないで・・・それでも懸命にがんばっている専門家が数限りなくいるというのに、趣味とはいえ、たかだか1・2時間の練習で成果が上がる等と考える方がどうかしています。そんな中で先生方は少しでも楽しく無理なく、より広くより多くの方々が、ステキな音楽に接するためにどうしたら良いのか?ということを念頭に、アマチュアの方に向き合っています。でもそうは言っても上達しなければやはり惨め!ましてや人に聴いて戴くものですから、向上心と不屈の努力は求められて当然です。だいたい挫折組は「指くぐり」よりすでに「ペダルの踏み方」で撃沈でしょう?(汗)。でもペダルも使えればうまく聴こえる最大の「お助けアイテム」なわけです。どうせ踏むなら専門家が踏むような正しいものを、最初から教えるというのがボク流のやり方なのです。でないと、結局いつか必ず壁にぶち当たることになってしまうからです。
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# by masa-hilton | 2005-08-10 04:30 | 趣味悠々@質問箱

演奏会に行く

演奏会といえばいつも招待状を山と戴く(感謝してます)ので、その中から行けそうなのを選んでぶらぶら伺っています。そうやってステファンスカ先生・園田先生の最後のコンサートにも臨席できたし、敬愛するホロヴィッツやメル・トーメのコンサートもVIP席で聴けて、とても幸せ。今週は文化会館の「蝶々夫人」・・・昨年共演したテナーのラ・スコーラも出るし、パーティにも招かれたので行こうかと思ってます。父が愛したオペラなのでそういう意味でノスタルジックだし。

でもクラシックのコンサートは気が重い(笑)。知っている人に会ってしまうからではありませんよ(汗)!あまりに「音楽を楽しもう」レベルが高すぎる意気込みの人とか、なんか批評家のように妙に耳を研ぎ澄ましているとか、休憩中のウンチク話や悪口等「楽しみ」とはまったく縁遠い雰囲気がイタい。もともとは貴族の楽しみなのにね。

プログラムのページをめくる音がうるさいとか、香水がきつい、咳払い、拍手のタイミング等、いわゆるマナーの問題としてよく紛糾していますよね。ボクはキライなんだ、別にいいじゃないですか(演奏してても気にならないです)。そんな事言ったら、隣に太った人が来ただけで座り心地も悪くなるだろうし、ワキガとか・・・・どうするの(笑)?それがライヴってことでしょ。うるさがたは一人のお部屋で聴くのがいい。確かにボクみたいな招待客が言ってはいけないのだろうけど、払ったお金の分だけは取り戻したい@思い通りに聴きたいという論理、本当に音楽を崇拝しているのかもしれないけど、もともと文化というのは無駄にお金を使うところに価値があり、基本は文化より人間それぞれが生きていることの方が大事なんだから、あんまり思い入れが強いのは滑稽でしかないですね。でもでも!それもまたライヴってことで(笑)行く以上はそういう人たちもいる特殊な空気を楽しまなくちゃですよ。考えるに、お金は演奏や物に払っているのではなく時間に払うのだと思う。だからその場所やその物にまつわるいろいろなアクシデントを含めたすべてを楽しみたい。特に高いレストランに行くと文句を言っている人を結構見かけるけど、自分の好みや想像してたものと違ったらそれを楽しむ!その方がよっぽど裕福な心になる!もちろん考え方が違うものに異論を唱えたりするのも楽しみの1つには違いない。気持ちはわかるんだけど。でもそれがただの悪口でしかないのがよくないと思う。演奏家だってやる気をなくすよね。

高い洋服を買ってその服を大事にするあまり行動範囲が狭くなったりするのは、その服を着る価値がその人にないということなんだ。やはりグッチのコートを普段着にして、カギ裂きだらけにした某ソプラノ歌手の心意気を見習いましょう(笑)!
# by masa-hilton | 2005-08-08 11:22 | 音楽・雑記

新録音の詳細

にも書きましたがCDのための新録音を、先週軽井沢のOHGAホールにて行いました。

これはヤマハの昨年12月から3月まで募集していた「わたしのピアノエッセイ」、 あなたが「ピアノで感動した曲」に応募された曲からセレクトした名曲アルバムなんです。ヤマハの「オリジナルCD」非売品として、これからヤマハのいろいろなイベントともにみなさまのお手許に届くことと思います。内容は「夜」をイメージするロマンティックな曲を中心に、大人の方からお子様までお楽しみいただけるピアノの名曲をセレクト。
ザ・ロマンティック/マイ・フェイバリット」というタイトルで、ピアノの魅力をぐっと身近に感じられるおしゃれなものです。曲順はまだ未定ですが

ショパン/雨だれ
ショパン/ノクターン 嬰ハ短調
ショパン/幻想即興曲
ショパン/子守歌
ショパン/ノクターン 2
グリーグ/君を愛す
ドビュッシ-/夢
ドビュッシ-/月の光
バッハ/主よ人の望みの喜びよa0041150_17194510.gif
ベートーウ゛ェン/エリーゼのために
ルビンシュタイン/へ調のメロディ
ドボルザーク/ユーモレスク
サティ/グノシェンヌ第1番
サティ/ジムノペティ第1番
シューマン/トロイメライ
ハーライン/星に願いを

超過密スケジュールの中、突然頼まれたCDだったのですが、楽しい録音でした。仕上がりが楽しみです。
ヤマハの力作HPも見てくださいねと製作者が言っていました(^^ゞ、ホホホ
# by masa-hilton | 2005-08-04 16:04 | ニュース

鬼が笑う?

毎年サンタの服を着て(笑)調布グリーンホール(大)でやっていましたクリスマスコンサート(こんな写真も!)が
今年はなくなり、来年頭にニューイヤーコンサートとして登場します!!
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斎藤雅広の名曲ヒットパレード 2006年1月14日

また、楽しい内容でお届けします。まずは第1報です。
# by masa-hilton | 2005-08-01 12:14 | ニュース

うなぎの誘惑

a0041150_17251652.jpgボクが無類のうなぎ好きであることは、雑誌の取材でも鰻屋さんに訪問したので全国的に有名。毎食うなぎでもいい(笑)。文京区動坂下に住んでた頃、すぐ前に井筒屋という店があって、どう考えても人生最高の鰻屋だったのです。おいしい&高くない!2300円の特上なのに有名店のどんな高価な物にも負けない。共演者も友人も絶賛していた。よく通ったなあ。

井筒屋さんがオープンしたのに気がついて以来当然のことの如く来る日も来る日もせっせと10日間毎日通っていたらおかみさん曰く「あんたね、いくら好きか知らないけど体に悪いから、もう来ちゃだめだよ」(笑)。それ以来家族のように接してくれた。大将もとてもいい人で、ボクの演奏活動を心から応援していてくれた。「先生は疲れてるからたくさん食べて」とこちらの注文に関係なくいつも特上うなぎを2枚もつけてくれた。しかしボクが人形町に引越してすぐ、そこも大家の立退きの憂き目にあって今はもうない。大将も体調を崩されたとも聞いていた。チェロの山本君が閉店情報を教えてくれたことで、閉店前に行くことは出来たが、やはり寂しい。未だに仲間内で思い出談義に花が咲く。

掲示板にも書いたけど、ボクは食べ歩きはするがグルメでない。評価を楽しむのではなく、自分が常連になれそうな店を探してるただの「わがまま」である。ちなみに日本橋は鰻屋の激戦地。有名な店だけでも伊勢定いづもや近三(サッカー松木さんのご実家)、喜代川(失楽園で登場)、宮川高嶋家・・・・有名店でなくても、店構えだけでもうまそうに見えてしまう店がひしめく。さすがに飲み屋などで出される実際に焼いてない物はパス、マーケットや東京駅の駅弁もご遠慮したいけど基本はどこでも大丈夫。「上の中では高嶋家が好み、上品な味わいで・・・」とか言いながら「こってり系」大和田本店で週1回食べたくなるし「薄味系」梅田にもしばしば通うから、あてにならない(笑)。

またボクの場合は「3食うなぎでも良い」という理念だから、常連になるべき店は一般論とは異なるだろう。食べ歩いた結果では4000円近く出せば、まずおいしいものが食べられるということであるが、4000X3=12000@1日食費・・・・2ヶ月でエルメスのジャケットが買えるじゃーん♪どちらをとるべきなのか(笑)。

現在ボクのお気に入りは、高島屋デパートからコレドに向かう辺にある柳屋ビル地下1階の丸善という店。しっかりとした味付け、鰻の大きさ、お値段も特上2100円ということで、なかなか良いではないか。またおばちゃんのキャラが良い!そういうことも大事ですよね。有名店でもないし、グルメからのコメント等には決して良いことも書かれてはいないが、自称グルメ連は毎日うなぎを3食も食べ続ける程の気概があるはずもないだろうし「その心は」わかるまい。まさに音楽と一緒だね~評価とはそんなものさ、がっはっは!

ところで柳屋ビル、テナントが続々立ち退きしているのだ、ま・ま・まさか(涙)、たのむよ。ね!

PS ちなみに上の写真は成田にある近江屋のHPから戴いた。ボクは大学時代、デートでよく成田山には出かけたんだ(笑)。まあ、今考えるとちんぷんかんぷんなロケーションだけど(汗)。成田にはヤツメウナギのお店も多く、この近江屋のうなぎも食べた記憶があり懐かしい。
# by masa-hilton | 2005-07-31 12:24 | 趣味&グルメ

忙殺顛末!

いやいや~、忙殺の限りを尽くした7月の予定もだいたい終わった!

まずは前橋で朴敬二さんとのデュオコンサート!掲示板にも書いたのだけどお互いに忙しくなかなか接点を持てなかった上に、同じパートをさらってたりして(笑)1日譜読みの曲もあってスリル満点じゃ。でも楽しかった!!CDも飛ぶようにバカ売れしたし、ぜひまた再演をという圧倒的な声を戴きました。こちらこそぜひぜひです!演奏家にとって一番大切で名誉なことは繰り返し呼ばれること。実は、この朴さんとのコンサートも、実は昨年のA.クリスティさんとのコンサートが、とてもよかったのでというので企画されたのでした。自己満足のためにコンサートをやっていると、ついつい何のための演奏か見逃してしまう。でもそういう彼らが自分がクラシック音楽の担い手だと思っていたりする(笑)。聴いて下さる方が喜んでくださるように、皆さんと楽しく燃焼しようということに全力をかけて、ぎりぎりの所で精一杯やっていればこそオファーもあるし、自分自身も価値ある人生に燃えることが出来るでしょう。そういう意味でも本当に幸せだった。ありがとう、朴さん。

だから、われら仲間達は相当幸せそうに見えちゃうらしいんだね(笑)。で、やっかみ半分の人にはぜひ言いたい。「とても大変なんです。代わってみます?」って(笑)。技術・経験・努力もいるけど、度胸と才覚も机上の論理ではおっつかない。なのにピアニスト気分になっちゃってる人がいたりして、そういう人が例えば朴さんのような活動や我々のコンサートを批判することがステータスだと思っていたりする。お陰様で今回はすべての人が好意的だったし、妨害もなかったけど「文句を言うならまずは同じ土俵に上がってから」だと思うね。恥ずかしくないのかな?彼らがそれに気付いて土俵に上がる頃には、もっと上のフィールドの住人になっているように、こちらもがんばるんだ!

「え?いつになく怒ってるって?」だって一生懸命にやっている若い才能を攻撃している人をまた見たんだもん。そんな若い子達にもボクのお弟子達にもいっぱいエールを送りたいです。おじさんはいくらでも矢面に立って、ますます楽しく輝きたいと思います!

a0041150_1936539.jpg輝くわれらの仲間の一人、誰よりも実力派という言葉が似合うのがソプラノの家田紀子さん。彼女はもっともっともっともっと評価されて良い人だ。大森のベルポートではおしゃべりも最高、お客様を大いに喜ばせながら、いつもながら最高のイタリアの声を聴かせてくれた。うまい!そしていつも心配り。大体文句を言ったり人を批判してるの見たことがないし。前に書いたけど価値ある人は自分のことに忙しい(笑)。今月は中旬にも1回共演したね。彼女のHPには全部写真がアップされてる。その時も池田直樹さん、武田忠善さん、萩原貴子さん、山本祐ノ介君という豪華メンバーで申し分のない出来だ。

やっぱり1月に1回はこうした実力のある人に囲まれて仕事したいね。刺激的だもん!・・・・あ、そういえばその日は調律の契約が立会いになっていなかったが、ボクの顔を見るなり次の予定を全部キャンセルにして、無料で立ち会ってくれた。これはプロ意識!だと思う。事実最近行きずりで出会った調律師では抜群に腕も良かった。サクライ楽器の中村さん、ホントにありがとう!でも相手によってはサッサと帰ったでしょうね(笑)?等という意地悪は言いっこなし(笑)!!シビアな世界だからそれで当たり前、馬鹿にされるのは自分が悪いんです。常に精進あるのみですね!

前後するけど前橋の翌日は名古屋の公開講座だった。今回はレベルが高かった。ただやはり演奏経験から来る指導は受けていない様子。でもこれは先生方を批判しているのではなく、難しいことだと思うんだよ。
これから受験という子に魅惑的な表現は後で!まずは基礎!という考えもわからないではないからね~~。でもボクはいつものように奥の手を教えるだけなんだけど(笑)。

a0041150_19473511.jpgそのあと2日間はレコーディング準備の練習日だったんだけど、超~忙しくて何も出来なかったんだ。そして大森の終演後、宴会でもしたかったんだけど、その足で軽井沢の大賀ホールへ。
あそこにはミケランジェリが所有してたスタインウェイと、前のチャイコフスキー・コンクールで上原彩子さんが弾いてたヤマハがあるけど、当然ヤマハを選択。美しい音色が会場に響き渡った。18時前後に会場入りして19時から2時間で6曲、次の日で9曲、最終日は午前中で1曲をゆっくり録って写真撮影をこなす。信州そばをたくさん食べ急ぎ帰還です。

いつもながらレコーディングは楽しい!!浜松から特別に今期ショパンコンクール調律師のスーパー酒井氏を指名で呼びつけたりしたけど(笑)!ゴメンゴメン、でも安心だったよ。ボクの方も準備の時間こそあまりなかったけど、非常に個性的な良い内容で録れたかも?と思います。音質も最高だ!さすがボクの好みをよく知っているナミレコードの技術スタッフです!今回は企画ものなのでより多くの方のお手許に届くCDですから、ホント楽しみです。

明日からはレッスンレッスンになるけれど、8月の三越劇場のスーパートリオの新レパートリーのアレンジと曲目解説執筆もあるから、落ち着けるのは名古屋国際コンクールの直前ぐらいかな。もうひと息!まだまだがんばりますね。
# by masa-hilton | 2005-07-30 01:15 | 音楽・雑記

総集編と再放送

明後日、NHK「ほっと10時台」の総集編が放送されます。大好評を戴きました出演シーンが
また放映される模様。紙ふうせんさんの回といっしょです。

また明日のNHK「趣味悠々」の再放送は、高校野球の順延のため関東地方に限り、晴れた
場合は30日の午後3時からとなります。雨天の場合はいつも通り。
詳しくは掲示板へどうぞ。
# by masa-hilton | 2005-07-26 20:55 | 趣味悠々2005関連

ショパンのバラード第4番   ロベール・カザドゥシュ

唐突だが、しばしば弾かれるこの曲は非常に難しい。少なくても、こちらが望んでるロマンティックな世界を描いてくれているピアニストは数少ない。でもそんなピアニストのレクチャーを聴いていると、かなり踏み込んだ解釈を持っていて納得させられることも多いので、要するにそれらを音で具現化することが難しいということだろう。

そうはいってもバランスのとれたアシュケナージを筆頭にツィメルマン、リヒテル、ルービンシュタイン、コルトーやフランソワ、そしてホロヴィッツ等々・・・名演はいくらでもある曲だから、余計に始末が悪い(笑)。

フランスの往年のピアニストのa0041150_2237107.jpgロベール・カザドゥシュ(ROBERT CASADESUS,1899~1972)の演奏は、その中でいつも特別なものを感じさせる。カザドゥシュといえば大変端正なイメージ、ルバートも多用せずスタイリッシュな演奏をする。ラヴェル等のフランス音楽においても大家である。でも繊細かといえばそうでもない。ソロでのベートーヴェンなどは雑な感じな演奏だし、ドビュッシーでも丁寧ではない。ドイツ音楽についてはイーヴ・ナットの影響もあるかもしれず、そのスタイルを評論家的には「ケンプ等と比べて厳しい姿勢」と評していたが、むやみに情熱的な一種の多感さを、心温まる表現とはちがう情感で弾ききったものだ。厳しさではなく、ストレートな情感がクリアーな構築感を導くのだと思われる。ドビュッシーについても雰囲気よりも直接的な表現が前に出ていて、独特である。しかし最近出たDVDで前奏曲の「花火」を聴いたが、ボクは生まれて初めてこの曲で「夜空の花火」をイメージできた。この難曲は色彩的に弾かねばならず、また技巧的にも冴えていないと、なかなか魅力的には聴こえてこない。カザドゥシュは技巧的にも荒いし、何せ丁寧でないのでただ無造作に弾いているだけという印象なのに・・・とても驚いた。バラードの4番でも淡々と何もせず、ロマンティックに弾こうとかドラマを描こうとかしない、むしろ日本人が弾く味気ないショパンに近いもの(笑)。しかしとても平凡なその風情が、不可思議にも納得のいく満足感を与えている。

「どこから見ても普通である」ことは凄い事なのである。押し付けがましくない説得力を持っている、巨匠ならではの技に感嘆した。そしてそのバラード第4番はライヴ録音なので、コーダで崩壊し暗譜を忘れてどこかの空間にワープで一発!共感は倍増した(笑)。得手不得手がある巨匠の方が好みだから。ね!

もともとカザドゥシュはお気に入りのピアニストである。モーツァルトの短調の協奏曲の激しさ、ラヴェルでのモダンで広々とした味わい、ショパンのマズルカでは泣かせる演奏を聴かせたし、ヴァイオリニストのフランチェスカッティとのコンビでは大らかな歌い合わせがすばらしい。フォーレのピアノ四重奏曲第1番がボクの最も好きな曲になったのは、このカザドゥシュとカルヴェ弦楽四重奏団との歴史的録音を聴いたからだ。

翻訳ページなのでかなり重いがカサドゥシュのサイトがあった。トップページで彼の作品が、更新のたびにいろいろと流れるのがうれしい。
# by masa-hilton | 2005-07-26 17:35 | 大ピアニストたち

月刊「ショパン」8月号

わりと目立ちませんが(笑)、44ページに趣味悠々収録の潜入取材が載っていますよ。
どうぞご覧あれ!そこに質問コーナーも設置されています。

Q「何年もブランクがあるのですが、何からはじめたらいいでしょう?」
A「何年も恋をしていなかったが、好きな人ができた。何からはじめたらいいか?
  と聞くのと一緒です。心の赴くままに自分を信じて・・・」

みたいな感じです。

表紙の小山実稚恵さんが今年20周年、及川浩治さんも10周年とか。みんな頑張ってるね~!
ボクも2007年には30周年・・・なんかやらなきゃだ~~。来年はもう計画準備しないと・・・てか?
# by masa-hilton | 2005-07-21 02:47 | ニュース

腰痛の次は歯だ!

コンサートの途中で歯が痛くなって、なんと「親知らず」をいきなり抜きました。
でもそんなに痛くない!先生が腕が良かったんだな。

なんてったって名前が家康だし(笑)恐れ多い限りじゃろ!大体、名医なのに
予約なしでいけるのが僕らにはありがたい!

a0041150_23141353.gif食事も平気だが、ご飯の粒があたると痛いんだな!
ん~~~!しばらくは、大好物のウナギもおあずけか~?
ううう、でも土用のウナギって質が悪いって言うしね。

世間がウナギに染まる頃、いいもん、ボクは温かいスープや鍋を
ジュルジュル・・・・平気だも~ん、おいしいし~~(涙)
# by masa-hilton | 2005-07-19 00:12 | 日々の出来事

趣味悠々@質問箱 その5

a0041150_1393485.gif質問10:あの・・先生って音痴ですか?。。。ヘ(;^^)/

   あ、やっぱり・・・だよね。そう思う??けっこうボクも気にしてます(汗)かなりなものでしょ(笑)。でも音痴ではありません。絶対音感ありますし、副科声楽ではドイツリートを歌いけっこう良い点を戴きました。でもそういえばピアノのレッスンの時って先生たちって「特別な音程」で歌ってますね。安川先生なんかでもほとんど音程をつけずつぶやくように歌ってらしたし、逆にぴったりの音程で歌ってくれると、こちらは弾きながらだから注意の要点が聴き難くわからなかったり。また声楽のレッスンとかで、声楽の先生がうまくピアノの部分を歌ってくれても、よっぽどそれが芸術的にうまくないと、こちらは説得力を感じない時すらあります。変な節でやるのは、大切な伝統なのかも~(笑)、なんちゃって(大汗)

a0041150_1394562.gif質問11:先生は普段でも気が長いほうですか?普段のレッスンに譜読み状態で来た生徒にもテレビのように教えますか?

   気は長くないかも(笑)。しっかり文句言うし。でも怒ったりはしないですね。譜読み状態で生徒が来たら、もちろん丁寧に一緒にやりますよ。ただ「こういう一人でできるようなことをここでやるのは、お金がもったいないよ」とは言うかも。せっかくレッスンでいろいろ新しい可能性を試せるのに、基礎的なことで時間が終わってしまうのは残念ですからね。でも一緒に譜読みをしたい!っていうならつきあいますよ(苦笑)
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a0041150_1310320.gif質問12:番組をやっていて一番大変なことは何ですか?

   それは間違いなく模範演奏の部分ですね。友人のピアニストの何人かが口をそろえてこう誉めてくれました。
「さすが斎藤君だよ、普通にうまく聴こえるから(笑)」

   つまりあれらの曲は初心者が弾けば、なかなかオツに聴こえるようにアレンジされていますが、私たちプロにとっては易しくアレンジされすぎていて、両手両足を縛られた状態で怪獣と戦うような(笑)何もできない状態?とか、かなりな表現力を以てしてもばかばかしく聴こえてしまう恐れ?・・・つまり易しくした分だけ当然内容が薄くなっているわけで、その部分をプロだからこそ露骨に見せてしまうことになりがちなのです。やや間をとってルバートをかけてためてみたり、逆に無表情に見せておいて最後にピンポイントで表情をつけてあと味を良くしたりと・・・いろいろテクニックを駆使して気を遣います。でも「5・4・3・2・・・本番!」という声と共にカメラがグッと寄って来ただけで、緊張しちゃうようでは何もできないから、まず度胸と経験も必要だよね。

   さらにテレビやラジオでの演奏は、ダイナミックレンジがカットされてしまいます。かなり多彩に弾いても単調に聴こえがちで、ましてやFM等の音楽番組でないからマイクも普通のやつだし、その辺りの事情はさらにキツイ。

   だからさっきのピアニストの発言は、ほんとに同じ土俵に立っている人だからこそが言える「ひとこと」なんですよ。最高のねぎらいの言葉なんですよ(涙)。ありがとう。僕は敵がいないのでみんな応援してくれていて、本当にありがたく、大事な支えになっています。
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   仲間だけじゃなく雲の上の紘子先生からも、さりげない応援メッセージ↑を戴き大感激しました。後輩を見守っててくださる、温かいすばらしいハートの持ち主だからこそ、トップアーティストなのだと、いつも心から尊敬しています。ありがとうございます。

   さ、番組もあと半分ですね!がんばります!!!!
# by masa-hilton | 2005-07-18 11:08 | 趣味悠々@質問箱

名古屋にて

公開講座です!楽しくやりましょう!ぜひふるってご参加くださいね。
ボクも群馬から直接駆けつけます!
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# by masa-hilton | 2005-07-14 01:33 | コンサート・イヴェント告知

HP誕生日に寄せて

そういえば7月7日は私のHP「まさひろクラブ」の誕生日でした。もうHPは当たり前!ブログの時代となりました。

この瓦版はブログといっても単なる告知板ですが、爆発的に増殖しているブログの方は、日記だったり自分の思うところを書くコラムだったり、批評じみたものもあれば育児や草花の育て方とか(笑)、いずれにしても簡単にきれいに作れて楽チン。。。でも、もともとは一人でこっそりと楽しむべき内容ですよね、これらって。。。やはり人間は自己アピールをしたいのね~、それが良い所でもあり悪い所でもあるんだけど。

え?「人の事いえないだろっ、このアホ!」と言われそうですな(汗)。まさひろくらぶって派手だし・・・わっはっは!しかしHPを作るということ自体、本当はボクの趣味に合いません。なんで自分のいろんなことを公開するのか?みたいな・・・でもこうしてこれが仕事直結の情報センターとなってしまっては、充実させないわけにはいかない。世の中の変化には対応していかなければなりません。価値観も変わります。

コメントを出す時に忘れてはならないのは、「もし自分ならできるのか?」ということです。できもしないのに人を批判してはいけない。でも先生先生と祀り上げられると、当然自分が経験したこともないことも聞かれ、もっともらしく答えなきゃならない見栄もあったりで、平気でなんにでも口をはさむ愚か者になって行きます(笑)。「自分だったらこうやるのになあ」・・・そんなのは「子供じゃあるまいし的論理」で恥ずかしいんだよね。その状況下で自分がどれだけのことができるか?ということは、実際かなり限定されてくるし、さまざまな困難が発生するものです。

友人が、大舞台やテレビで華やかに演奏していると「おっ!」とうれしくなり、「がんばれ~」と応援し「いいなあ、こういう仕事がボクにも来ないかなあ~」とうらやましく思う・・・これは演奏家の仕事に携われば、誰でも正直で自然な気持ちなわけです。でも自分が同じ状況でテレビカメラの前に立つと・・・うれしさは後回しで「やつはこんな状況でよく弾いたなあ。偉いなあ。自分にはできないかも」と緊張するのです。ま、それを乗り越えて次に進んでいかねばならぬのですが、本当に大変。簡単にコメントなどできないというか、賢い人ほど自分のことで精一杯ですよ。

ボクもけっこうな歳になって、みんなから先生と呼ばれ、こうしてHPを作ってその小さな世界で言いたい事を言っていると、ただの馬鹿になりそう(笑)。だから過酷なスケジュールで緊張感ある毎日が必要だし、日々反省しつつ笑い飛ばし、女神様たちに囲まれたすてきな毎日が続くようにしたい!と思っているのです。これからもがんばります!
# by masa-hilton | 2005-07-12 12:19 | 日々の出来事

演奏家の生活って最高!

先日うちの弟子が「ちょっと本番続きなので、少し休んで次に備えたい」等と言うので、「贅沢な悩みだね。もう君はうちに来なくていいよ(笑)」とお返事したら目を丸くして石になってしまった。

コンクール受けたり、世の中に認知されるために努力したり、もっと以前には良い音大に入ったりと・・・いったい何のためだったんかね?その先には睡眠時間2時間で練習時間すらとれずに殺人的なスケジュールで演奏活動をこなす姿があるんじゃないの?みんなそれになりたくて、やってるのじゃないのかな?確かに大変だよ。うまく弾けるかどうかだってある意味の綱渡りだし、お客様に満足していただくように努めなければ無意味になってしまうし。それ以前に病気になって倒れそうだし、精神的にだって頑強でないと。ま、そうなりたくてやってたんじゃないなら、ボクがレッスンする必要もないよ。

時間をかけてリサイタルをしたい・・・そのためにほかの仕事を断ったりする・・・これはもうプロではないよ(笑)。とっととやめたほうが良い。これでは自己満足にしか過ぎないわけで、そんな自慰行為を聴かせられるのは迷惑な話だ。その自己満足系の人がまた「芸術のしもべ」づらをして「音楽」「芸術性」をよく語るんだけど、もはやそれは弁解と虚飾に満ちた「衣装」のようなもので、もともと音楽は口で語るものではない。とにかく人から演奏の機会をいただいた喜びを、まず感謝すべきだろうし、何を犠牲にしてもそれに応えるのが本当の謙虚さだろう。奉仕の精神こそが演奏の基本ではないのか?自分の都合で演奏してはいけない、常に感謝の気持ちを忘れずに。謙虚な姿勢もはきちがえると演奏家の本質を見失う。

さて虚飾に満ちた衣装と言えば衣装にいろいろ質問が(笑&汗)!どこで買うのか?基本はブランドよりもデザイン重視です!昔から派手派手で(笑)派手な服を着ると気持ちがきりっとする。「やるぞ~!」っていう気になるんだね。気分も楽しさでいっぱい!!

こんな楽しい生活なのに「少し休んで次に」なんて、どうして言えようか(笑)。大体、次なんてあると思っちゃいけないんだよ!ボクのお弟子なんだから型破りに思い切りやってちょうだいな!この間のサタデーホットリクエストも↓ゴキゲンな雰囲気!クリックすれば超BIG!!(汗)
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# by masa-hilton | 2005-07-07 01:44 | 音楽・雑記

カレーの季節

a0041150_2112410.gif「夏はカレーだ!」というのはCMに洗脳されたせいなのか、町はそろそろカレーの季節ですね。あんまり辛いのは苦手!&ハヤシライスが好きと言うことでボクはもっぱら欧風カレー。でも本当に世界的に「欧風カレー」で言葉通じるのかな?ま、そんなことはどうでもいいんだけど。

最近そうは言っても何でもわりと辛めなので甘口を注文すると、コクがなくておいしくないものが多い。で、チーズカレー・・・じゃなくてパイナップルの少し乾いたカケラを薬味に置いてまぶして食べる!これおすすめです。某一流ホテルで体験したやり方なのだ~。これなら多少辛くても平気だもーん(笑)
# by masa-hilton | 2005-07-06 20:08 | 趣味&グルメ

コンクールについて

世間ではコンクールシーズンのようですね(笑)。うちの子も何人かどこかを受けるようですよ。レッスンをしていて「こりゃ危ないな」と思う子は確実に落ちるし、練習のスケジュールがなかなかエンジンのかからない子も見込みがない。それは本人にも伝えてあるし、改善されなきゃ必ず落ちます。コンクールの数が昔と違っていっぱいあるから、受けやすいといえば受けやすいけど、逆に受けないで済ますというのが難しくなっているので、かわいそうな気もしますね。
なんだかんだ言っても所詮コンクールは審査員のもの(所有物)で、その都合によって動いているものだから。

審査員もずいぶんやっていますが、ボクのようにどこの組織にも属していないと、遠慮なく自分の考えで採点できるのが楽ですが、ボクの弟子は組織をあてにできないので実力でがんばらないといけないわけだよ(笑)。もともとそれで当然なんだし、組織の中にあっても立派な先生はちゃんといらっしゃるし、えばってるだけのくだらない教授だっているわけで。

いつも話題になってしまうのですが、ボクの採点方法は100点満点なら98点と45点ぐらいの2通りで、大きく差をつけてつけます。98点の人がそんなにすばらしいのか、45点の人がそんなにひどいのか?それはそういうことではありません。演奏的には実は僅差かもしれない。でも審査員というのは、そのコンクール委員会から入賞者を選別するという仕事を請け負うことなので、はっきり「この人を入賞させましょう」という意思表示をしなければいけないと思う。審査員はボランティアではなくお金を戴く仕事ですから。それなのに全員似たり寄ったりの点をつけるというのは、評論家のようにもともと内容がわからず識別能力がないのか、審査員という仕事に対してのプロ意識が薄いか、談合なのかどれかでしょう。前に田村宏先生が「皆さんも斎藤君みたいな点をつけてください。同点もなくなるし結果がすっきりでるから」と推奨(笑)してくださいましたし、外国人の審査員とは意見が合うし、実際高い得点をつけた人たちが落ちることはまずないから、今後もこのスタイルです。唯一はずしたのは何年か前のピティナのF級・・・そうはいっても最高点と最低点というのは、「上下点はカット」というルールではずされるので、ボクの意見はほとんど反映していないんです(笑)。それに評論家云々言いましたが、審査員にはいろんな人がいるほうが良いのです。もちろん評論家や作曲家やプロでない人が混じっていても。もともと演奏は不特定多数の前にさらされるものなのですから。大事なことは審査員がクリアーな認識をもっていることです。むしろ評論家の先生のほうが、自分なりにはっきりした点をつけていますよ。

しかし採点が公開になり、それなりに良い演奏したのに悪い点をつけられた人からは、もう~目いっぱい恨まれますね(笑)。仕方ありませんね、仕事ですからね・・・。ただ忘れていただきたくないことが1つ。わりと最近まで、ボクらだって受けるほうの立場で、ひどい目にいっぱいあってきたということ。例えば、師事しているのに園●高弘先生から親の敵のような?点をつけられたこともあった(笑)。逆に安川●寿子先生からは「斎藤さんあんなに良い演奏しているのになぜ点が集まらないのかしらね?」等とショッキングなことを伝えられた(笑)。ねぇ!~どうしろって言うんです?皆さんと同じように「何であいつのほうがいいの?」みたいな憤りや怒り、痛みや悲しみも十分味わってきました。でもあいつのほうがいいかどうかは別として(笑)やっぱり理由があるんです。今になるとよくわかりますね。演奏の質も大事ですが、もっともっと大事なものがあるんです。それに気がついた人は苦しみからも抜け出せるんです。でもそれは何もコンクール等をやらなくても、舞台の経験を積めば身につけられるようにも思いますが(笑)。
それにコンクールで結果を出しても、演奏家として残れない人はいっぱいいますし、逆の場合だってありますよね。受けないで済むなら受けないに越したことがないものかもしれません。

そしてまた歴史は繰り返されて・・・・・

でもがんばってくださいね!!ぜひ心を込めて気持ちが届くように。じゃないと審査員は眠いので寝ちゃうんだよ。応援してるよ~~うちの子たち!練習してね~~!
# by masa-hilton | 2005-07-04 01:13 | 音楽・雑記

予想通りに楽しく

a0041150_2204295.jpg昨日はNHKFMサタデーホットリクエストナマ本番やってきました!
こちらは10年にも及ぶ長寿番組で、ボクも初代司会者のGAOさんの
頃からかなり何回も出演させていただいているのです。
司会が杏子さんになってからは2回目の出演です。

昨日は当然「ヒロシです!」のヒロシさんにピアノをちょっとレクチャー
する企画で、予想通りの楽しい展開になりました。
公開放送ですが会場の皆さんもとてもいい感じで「趣味悠々見よう!」
という声も多かったとか(笑)。

←さらにマニアの人にはボクがこの人と同じ楽屋だったことが羨ましくて
仕方がないでしょうね・・・あはは
# by masa-hilton | 2005-07-03 10:16 | 日々の出来事

おつげ様からお手紙をいただく

NHKほっと10時台」のキャスターのおつげ様こと柘植恵水さんからお手紙を戴きました。それも手書きで!!
 
内容は出演したことへのお礼状ですが、昔ボクも若いころは必ず出演させていただいた演奏会の主催者には、お礼状を出していたものです。が、最近は忙しさに甘えて全くしなくなりました。もちろん感謝の気持ちはいっぱいだし初心を忘れているわけではないのですが・・・・。こんなハードなスケジュールのキャスターなのに、きっと出演なさった方にはいつもそうなさってるんでしょうね。もちろんお人柄が素敵だからそうできるのでしょうけど、こまやかなお心遣いに、自らを恥じた斎藤でした、切腹~~~!!
# by masa-hilton | 2005-06-28 13:24 | 日々の出来事

趣味悠々@質問箱 その4

a0041150_1319356.gif質問9:最初の課題曲「バッハのメヌエット」ですが、最近の研究でバッハの曲でない事が判明しています。テキストや番組で説明がほしいところです。

   ご指摘のことについては迷いましたが、超・初心者の方が対象の練習曲(課題曲ではありません)ということで、できるだけ理屈っぽいことは避けたいと思いました。ここでは単なるドレミファソの練習として登場し、練習をはじめることの意味が大切なので、この番組とテキストに限っては究極的に言えばバッハの曲でも誰の曲でも良い、斎藤ワールドの曲という認識なわけです。それを証拠に「メヌエット」といいつつ4拍子なんですし(笑)、お助けアイテムを加え第2回第3回と、回を追うごとにポピュラーソングバージョンに進化していきます。つまりバッハのメヌエットとして一般的に認識されている(されていた)曲をもとにした練習曲ということで、ご理解いただければうれしいです。実際それは事実ですし、「バッハのアンナ・マクダレーナのための小品」として今まで通りの楽譜もまだすべて絶版には至っていません。

   ただその後さらに調べました所、最近は中学校の教科書にも「バッハの作品ではない」と載っているそうで、そこでは「作者不詳」とされています。しかしさらに調べるとペッツォルトという作曲家の作品だとされ、このぺッツォルトさんは生年等に矛盾がある?ために、それで作者不詳とされているらしいとか。しかし一方で「ぺッツォルト作曲バッハ編曲」と扱っている楽譜も出てきているようですし、最もシビアで信頼がおけるのがこちらでしょう。これでは中学校教科書の立場がありません(笑)。

   ところでバッハはよく同時代の他人の作品を盗用しています。盗用じゃなくて借用?編曲というのが正しいのですが、有名なものにバッハの4台のチェンバロ(ピアノ)のための協奏曲は、ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンのための協奏曲と同じ曲です。でも一般的には誰もがその事情を知った上で、バッハの協奏曲と表記されることが多いです。想像ですが、やがてはこのメヌエットもそういう運命をたどるものなのかもしれません。

   さてテキストの冒頭に以上のようなコメントがあれば良かったでしょうか?ご賛同いただけないかもしれませんが(笑)、やはり「作者不詳のメヌエット(ウンチクつき~)」では「弾こう!」という気も萎えますし、そういう意味では「ラヴァーズ・コンチェルト」とすれば良かったのですが、でもそれよりも「バッハのメヌエットより」の方が「あ、あの曲」と認知され、楽しさもアップすると思う気持ちは変わりません。子供のための大きなコンクールでも、まだ「バッハのメヌエット」の表記で今年も課題曲として出されてもいますし、音楽学者諸氏には悪いですが「バッハだっていい~じゃん!」と言ってやりたいのは何故でしょうか?あはは(爆笑)。失礼失礼~、不謹慎でした。いずれにしましてもこの曲が名曲であることに違いはありませんね。

   というわけで、番組の中でこの件に触れるかどうかは考え中です。
# by masa-hilton | 2005-06-27 09:20 | 趣味悠々@質問箱

おかげさまで大好評でした

23日のNHK「ほっと10時台」は、おかげさまで番組としてもかなり多いFAXや反響を戴いたそうです!!本当にありがとうございました。この日は前々日にぎっくり腰をやって痛みが最高潮だった日で、早朝からスタジオ入りで演奏もナマということもあり、かなりハード。その前の日のリハビリ講座も全開で楽しかったのですが、実は腰はかなり痛かった。ステージに立ってしまうと特殊能力が発動して、楽しくできてしまうものですが、痛いものは痛いぜ!!いやはや無事終わって良かった!もうピアノは一人で動かさないようにします(笑)

さて「ほっと10時台」@さすがはNHK総合。放映中わがホームページにも一気に1500近いアクセスが押し寄せ、パンク寸前に!?共演者の皆さんも見ていてくれた人が多かったようです。

番組の方はひたすら面白くできたので、ごきげんだった話はこのぐらいにして裏話の方を。

柘植恵水アナウンサーはとても明るくてすてきな方。NHKの看板アナのお一人だけあって、素顔の方も吉本多香美さんを思わせるモダンな美人。番組の時の方が抑えた感じです。これからは「おつげ」と呼ばせていただく約束もしました(笑)。テレビよりも普段の方がずっと活動的なオーラがキラキラしていて、とてもチャーミングな人でした。

双子の岡本兄弟のお二人は品が良いというか、やはりテレビで見るような妖精的な色彩?というか独特な雰囲気を持っていらっしゃいました。さすが芸術家(お二人とも画家です)は、かくあるべきかという感じです。ボクに負けないぐらい色白でしたね(笑)。

スタジオはもうあのセットが出来上がっています。前の時間の番組もそこでナマで撮っていますから、当日は5分しか(10時からのニュースの間)リハーサルができないんですよ。ホントにプロの意識で作られている番組なんですね。

とにかく「現場」というのはスタッフも含めて、時々気難しい人や偉そうな人がいたりするものですが、本当にすてきな現場でした。趣味悠々の方も最高に楽しい現場ですが、同じようにリラックスさせていただき、ボクはいつもこうして運が良いのか、楽しく仕事をさせていただき幸せものです。

いずれにしてもクラシックの人がナマで、おしゃべりや台本を気にしながら演奏するのは大変です。これもやはり子供番組等で鍛えられていたからこそ!あらためて皆さんに感謝です。
# by masa-hilton | 2005-06-26 10:56 | 日々の出来事

ビルビニア・トーラさん、曲目決定

5月が終わってやっと一息かと思ったら、8月の頭にかけてさらに忙しいことになってしまった。ピアノの先生で忙しい人もいるだろうし、編曲や企画制作で忙しい人もいる。もちろん演奏家で忙しい人もいるが、これが全部となると本当に大変だ。「せめて、ピアノさえ弾かなくて良ければどんなに楽か(笑)」等と言いたいくらいに、演奏会よりもむしろ練習が大事。
だからといって「忙しさを理由に引退して先生になった」等という話は聞いたことがない。精神を病めば別だが、普通は苦労して一流の音大を目指したりコンクールにチャレンジするのも、こういうイソガシ状態に憧れてのことであるから。本当に幸せなこと!!感謝しなければいけない。こうなってくると火事場の馬鹿力ではないが、特殊能力が目覚めてくる(笑)。
昔の巨匠のワルター・ギーゼキングの「列車の中で譜読みしてコンサートをやった」みたいな伝説をただただ感心して聞いていたが、今となってはあながちあり得ない事ではない。

以前ここでも、歌手から前日に楽譜を渡されたりするのはザラだと書いたが、ウェイウェイさんからも楽譜が来ないな。何をやるのかな?もう今週なのに。。。ワクワク。
それはそうと、9月17日のビルビニア・トーラさんの曲目は決まった。チラシに「ラヴェル/道化師の朝の歌」と書かれてあって「ふーん、そんな歌曲があるのか?」と思っていたが、あるわけがなかった(笑)。当然有名なピアノ曲、それは私に「弾け!」ということだったのだぁ。
そしてその「道化師」は、いつの間にかプログラムから消えていたが、「ピアノのソロをいっぱい入れて」は変わらず、歌手からのご希望だ。参りました~。

なおこのコンサートはすでにソールド・アウトになっています。

●PROGRAM●

BUCHARDO    Prendiditos de la mano
WILLIAMS      Milonga Calabacera
GUASTAVINO   La rosa y el sause


*GRANADOS     Andaluza (Danzas Espanolas)  
*De FALLA      Ritual Fire Dance (El Amor Brujo)
  

De FALLA     El pano moruno
            Seguidilla murciana
            Asturiana            
            Jota
            Nana
            Cancion
            Polo


BELLINI       Oh,s'io potessi......(Il Pirata)
*LISZT         Valse-Impromptu


VERDI        E strano....(La Traviata)
*LISZT         Rigoletto Concert Paraphrase


VERDI        Tace la notte.....(Il Trovatore)

(*) Solo for the pianist
# by masa-hilton | 2005-06-20 01:29 | コンサート・イヴェント告知

趣味悠々@質問箱 その3

a0041150_13264977.gif質問6:先生!きっとお答えにくいでしょうが、番組で使ってるピアノはどこのメーカーですか?スーパーレッスンはシールがありません

    ああ、あれはね、2台あるうちの・・・・・な~んて答えられるわけないじゃないの。ていうか答えていいぐらいならシールで貼ってないと思いますよ。あのシールをはがすと、実はもう1枚シールが貼ってあります(笑)。いやいや、ウソ。
音楽関係者だったらどこで撮ってるかすぐわかりますね。1つは代々木上原にある小さなホール。若い人が腕試しにやるコンサートや、公開講座&発表会、また予算がない人のリサイタルにも重宝な場所として有名です。もう1つは、武蔵野音大の近くにあるスタジオです。言えるのはここまで(笑)。後は推して知るべし。両方とも古い型のピアノですね(笑)。

    スーパーレッスンは同じNHKでも番組の管轄が違うので、詳しいことはわかりません。

a0041150_13261978.gif質問7:曲目はどういう風に決めたのですか?先生はクラッシックの先生ですよね?番組の雰囲気から考えても「酒となみだ・・」は、やや違和感があったような

    曲目は視聴者の皆さんに幅広く受け入れられるように、偏らず有名な曲を選ぶ必要がありますよね。ご指摘のように僕はクラシックですから、本当はもっとクラシック的な曲を考えていました。シューマンのトロイメライ、ドビュッシーのレントより遅く、ショパンのコンチェルトの2楽章等も編曲しました。でも却下!(笑)。プロデューサー、スタッフやディレクターと何回もミーティングがあり、そこで現在のような曲が挙がってきました。氷川きよしさんの曲やニューシネマパラダイスとかも入っていて編曲もしたのですが、著作権の関係でボツになったりもしました(涙)。またついつい「かっこよく聴こえるように」と思うと音が多くなってしまうので、簡単なレヴェルにするために3回ぐらい書きなおしています。
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「酒と泪・・」は確かに違和感あったと思いますよ(笑)。人気がある曲だから加えようということでしたが、ボク自身は演歌は普通には扱えないと思ったので、スラーの説明のためのアイテムにしようと思いついたんです。とりあえず作戦は成功です!歌詞をふっての説明はご好評を戴き、よかったなあと思ってます。ただ誤算といえば、講座の中でまだペダルの説明が出てきていない回だったので、僕自身もペダルを踏んで弾けない!こと。そういう言えない苦労があった割には、オンエアではちゃんと流れて聴こえてたのでひと安心しました。

a0041150_132785.gif質問8:やっぱりグランドピアノですか?高級だと音も良いんでしょうか?

    そのあたりのお話は8月3日の放送分で取り上げます。高級とかじゃなくて構造の問題ですね。一言で言うとグランドピアノで練習しないとうまくならないんですよ。音よりも「タッチ」(弾いた感覚)の問題なんです。
# by masa-hilton | 2005-06-17 01:23 | 趣味悠々@質問箱

ところで

掲示板にも書きましたが、7月2日の生放送、NHK=FMサタデーホットリクエストの観覧ご希望の締切日が近づいています。ぜひヒロシさん(ぼやきの「ヒロシです」の人です、ピアニスターではありません!笑)にも、その場でピアノに挑戦していただきたいな~と思ってます。

当日はアナム&マキさん、sacraさんという方々がゲスト出演します。観覧をご希望の方は、必ず『往復ハガキ』で送付、折り返し入場券が送られるそうです。1枚の入場券で2名まで入場できます。
# by masa-hilton | 2005-06-15 02:39 | ニュース

クールビズ・・・環境と文化は相容れない

a0041150_169491.jpg演奏中は汗だくだから、ぜひクールビズでノーネクタイで・・・・と思うものの、やはりいい感じにはならないでしょう。国会も本当はイギリス議会の通例行事じゃないけど、フォーマルでやった方がいいと思う。身が引き締まるし(笑)そのぐらいの気持ちでやってほしいでしょう?大体暑いか寒いかは人それぞれ&ファッションも人それぞれなのだから、無理やり推奨はナンセンスです。ネクタイ業界からクレームというのもわかります。それに本当に環境云々言うのなら、車を減らすべきでしょう?? 廃棄して半分ぐらいにしてしまえば?アスファルトの道を泥道に直す!とかね。東京都庁を木造3階建てに作り変えるとか?(笑)でもそれはできないよね(笑)。まずは日本経済が破綻してしまうし。

つまり最近は環境環境と、コンサートを絡めることもあったりするけど、元来環境と文化って相反するものです。自然に生きていたら文化や文明は生まれない。それらはすべて人間によって、作為的に作られたものなのだから。ゆえに文化人(それで食べてる人)が環境を熱く語ったりするのは、自己否定のようなもの。そうやって作り上げた文明・経済・文化・伝統を守ってゆけば、地球環境が壊れるのは必至だが、その「滅び」を受け入れるのが人間の責任のような気もする。なぜなら文明の利器を否定すれば、仕事を得ることができず、人間の生活すら脅かされる。基本的な食文化にしろ、ただ空腹を満たすのではなく味を追求すれば、食べなくてもいいものまで殺したり加工したりするわけだ。そうやって生きてきたものの、肝心の地球が傷み出し、自分らの生命が脅かされて、あわてて「環境!」と叫んでいるだけなのだから、これはエコではなくエゴでしかないだろう。

a0041150_1611651.gifその滅びの理念に在って思うのは、子供たちのこと。やはり子供たちには生きてほしい。子供たちのことを考えれば、みっともないエゴであろうとも、かまわないではないか。ぜひ環境を大切に・・・そういう気持ちもまた罪深いものかもしれない。等と考えだすと、人間の愚かさや嫌な部分が気になって、音楽がどうだとか精神性とやらを追求することすら、虚しくなってくる。いずれにしても、ショパン達の時代の音楽家には戦争のような悲劇はあったが、この種の雑音はなかっただろう。ストイックに芸術にのめりこみ、自己の才能の開花に全力を注ぎ込むためには、この種の問題は重要なだけに、せっかくの気分を台無しにする。

といって、演奏家が社会にも背を向けて非常識な世界に閉じこもっていては、人々に語りかけることもできないし、受け入れられない。環境問題はとても大切ですが、そこで自分が罪深き人間として、どのように自分らしく、文化を背負って生きていくかということが、難しく重要ですね。文化人なら音楽家でよかった!!音楽は最も人間的なものですから。
# by masa-hilton | 2005-06-13 02:09 | 音楽・雑記

趣味悠々@質問箱 その2

a0041150_13351517.gif質問4:私は一人でトルコ行進曲をやっています。スラー参考になりました。でも楽譜によって違うのはどうしてですか?びっくりしました。

   スラーは番組でも言ったように曲のイントネーションを指しますので、大変重要なのです。だから楽譜の信憑性ということが実に大切になってきますね。トルコ行進曲ぐらい有名な曲になるといろいろな楽譜が出ていますが、専門家は原典版といわれる作曲者の意図が一番反映されているであろう楽譜で勉強します。一般に国内の普及版やピースみたいな楽譜は、権威のない注釈が取り込まれてかなりいい加減なものが多いです。ちゃんと勉強したいなら高価でも原典版を購入し、普及版の中でも権威のある輸入楽譜を2冊ぐらい買って、それを参考にしながら、自分なりの表現を見つけていくのです。

a0041150_13352695.gif質問5:先生は模範演奏のとき、結構自由に弾いてますね?どうやったらああいう風になるんでしょう?自分なりにするとどこまでもやっちゃうし、それ気にするとできません。

   テキストにも書きましたが、演奏の情報は楽譜の中にしかありません。楽譜をよく読んで何をしたらいけないかを考える。あとは自分のイメージ・・・その曲はこんな感じというのがあるでしょう?それを実行していきます。楽譜も複数用意しましょう。またほかの人の演奏を参考にしてもいいでしょうね、できれば多数。クラシックの名曲なら1曲で10人ぐらい探すのは簡単です。10人違う解釈でも必ず全員がやっていることがあります。それはその曲に対する演奏の伝統だったり、楽譜を読み込めば必ず書かれているものだったりしますが、その辺りを教えるのが本来のレッスンなんです。

   今回の番組は一人でも何とか楽譜を読めて、そこそこに弾けるようになる作業のノウハウを教えている趣味講座です。レッスンが譜読みの状態をお手伝いすることだったら幼稚すぎるし、独学の人が伝統芸術である演奏をマスターするのは、また難しいことです。なのであなたの場合、伝統を熟知したちゃんと演奏力のある先生のところに、本来のレッスンを受けに行くこと。そこで自然にいろいろなことが身についていくでしょうね。
# by masa-hilton | 2005-06-12 12:33 | 趣味悠々@質問箱

新しいCDの録音

この7月の後半に新しいCDの録音をします。といっても非売品(笑)。このCDがどうやったら聴けるのか?皆様のところにお届けできるのはいつのことなのか?・・・はまだ謎(笑)なので、判明次第ここで告知しますね。

内容は「マイロマンス」のアネックスみたいな感じですね。ともあれ録音は楽しそう。
# by masa-hilton | 2005-06-11 12:10 | ニュース

ヴェルティーナ・ソープでリラックス

テレビで見て「まあ、斎藤さんたらホント色白!」と驚かれていますが、もともと白いんですよ。美肌男は女性に対して大きなセックスアピールを持つ立場ですが(笑)、一時代前はキモイ&軟弱とか言われたものです。今やそんなセリフはモテない君の繰言になってしまいましたから時代は恐ろしい。で撮影等でのメイクは、ボクの場合はむしろ色を濃くしないと、マシュマロマン全開になってしまいます(笑)。

女性にとって美しい肌は永遠の課題と憧れですが、ぜひお奨めしたいのがサンタ・マリア・ノヴェッラの製品です。フィレンツェ駅前の大きな教会、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の修道僧が始めた薬局で13世紀から薬や香料を作っていて、イタリアのメディチ家をはじめフランス皇室などの中世セレブ貴族愛用の品々を、今も変わらない伝統的製法と品質で手に入れることができます。香水ACQUA DI REGINA/アクア・ディ・レジーナ(王妃の水)は、真にオーデコロンの原点!フランスのアンリ2世の元へ嫁いだカテリーナ妃が持参した香水で、やや酸味のある上品な香り。ローズ・ウォーターのコロンは女性ホルモンの活性化を導く。男性化粧品も男の誉れ!そしてすばらしいのは石鹸なんです。

a0041150_1604253.jpgこのサンタ・マリア・ノヴェッラの銘柄は、映画「ハンニバル」でレクター博士の「深層」なキャラをより重厚にするアイテムで登場するので、それでご存知の方も多いはず。そこで有名になったアーモンドソープ以外にもミルクソープ等も良いようですが、なんと言ってもインパクトはヴェルティーナ・ソープでしょう。5000円もします。店に並んでいても存在感がちがう!!!イタリアに住んでいた足立さつきさんに聞いたところ、あちらでも高級品だそうです。「これで顔を洗ったら人生が変わるかね?」という質問にも「いいんじゃな~い」というお答えだったので、そのノリで購入。お肌しっとり、そして伝統の品質!身体まで洗ってしまえ~~~!とまあ最高級のソープを泡立てて(笑)!美肌志向の方にはぜひお奨めです。

東京店はこちら、←このホームページもなかなかですね、そして京都ではレストランが併設!行くしかない!
# by masa-hilton | 2005-06-10 10:39 | 趣味&グルメ

趣味悠々@質問箱 その1

a0041150_13464915.gif皆様!NHK趣味悠々をごらん戴きありがとうございます。大変好評を戴き、またテキストの方も評判がよろしいようです。とにかく年頭から準備してコンサート活動忙殺の中、睡眠時間2時間でやった甲斐があったと喜んでおります。

●●さて番組についてのご質問を、裏話とともにここで公開していきましょう!●●

a0041150_13431449.gif質問1:初めてなのに何ですぐ弾けちゃうのか?確かに初心者だということはわかるが、凄すぎる!

    番組は25分ですが、実際は1話に対し3時間以上かけて収録してます。なので「実際に弾いてみましょう」といってピアノに座ってから、本当は40~50分はレッスンをしているのです。それを放送では3~4分に編集していますので、あっという間に弾けるように見えるんですね。レッスン内容も結構重要なポイントが編集で落とされてますが、番組の流れというのが重要ですので、そこはディレクターの判断に任せてあるのです。

a0041150_13401311.gif質問2:絶対テキストを買わないとだめですか?

    一緒に勉強する面で、テキストは詳しく書いてありますから買った方がいいと思いますが。だから逆に、テキストを買って期待してたのに番組ではやらないじゃないか、なんて部分も多いはずです。コンセプトとしてはテキストを買わなくても、楽しめてできることを目指します。例えば次回「追憶」では、テキストでは27ページに音程の離れた弾き方について説明してありますが、当日のレッスンでは他に重要なことがあったので触れていませんよ。第3回以降では登場しますけど・・・。そんな感じですね。

a0041150_13395097.gif質問3:今回のレッスンで2小節目と3小節目の指またぎについての説明がなかったのですが
 
a0041150_13412799.gifそこは指またぎではありません(笑)。これは2小節ずつの楽句ですので、ここは迷わずに、またがずに(笑)切って弾いてくださいね。2小節目と3小節目をレガートにつなげるという意向はないのです。特に初回ということでしたので、単純に「ソードレミファソー」のフレーズが弾けて、2小節だけでもいいので両手で弾けることが重要でした。もし不備があるとしたら楽譜に「スラー」がないことです。スラーが「ソードレミファソー」 「ラーファソラシドー」 「ファーソファミレミーファミレドレーミレドシドー」と区切ってあれば、このような質問はなかったでしょう。でもスラーについては、じっくりと説明をしなければいけない理由があるので、次回の「追憶」の時に初めて登場させる必要があるのです。というわけで、次回をぜひぜひお楽しみに!です。

a0041150_13393740.gifちなみにテキストでは「指くぐりと指またぎ」についてが、16ページから登場してしまうのですが、これは一般論としての掲載です。本来なら54ページあたり、私の構想としてはこの指くぐりに関しては「オネスティ」の回、7月27日放送分に登場させるつもりです。
# by masa-hilton | 2005-06-02 07:30 | 趣味悠々@質問箱

今年も続行!ごきげんDEリサイタル

もう6月1日ですね。ああ、私の趣味悠々もいよいよオンエアされてしまう(笑)。でも今の気分は 5月31日の27時過ぎという感じです。今日もコンサートは楽しくできました。明日(1日)はオンエアですが実は収録もあるので、リアルタイムで番組が見れるか微妙。

さて告知が遅れていましたが、今年も松戸市森のホール21にて「斎藤雅広のごきげんDEリサイタル」があるのですよ!!昨年奥村愛さん等の人気アーティストを迎えての楽しいコンサートでしたが、今年もなかなかの内容です。6月25日、9月24日、11月26日で、それぞれ土曜日で午後5時開演です。

6月は揚琴奏者のウェイウェイさん!中国の民族楽器の美しい音色はCM等でももうおなじみです。

9月は若手ピアニストの最先端をひた走る広瀬悦子さんの登場!あのマルタ・アルゲリッチも唸ったというスーパーな演奏が炸裂すること請け合いです。

11月は私の共演者のお1人で、美貌のヴァイオリニストとして知られる小杉まりささんとの和気藹々楽しいステージ、マリンバのアンサンブルも加わります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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# by masa-hilton | 2005-06-01 03:22 | コンサート・イヴェント告知