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ヴァッシリキ・カラヤンニさん、エレガントにしなやかに成功

ヴァッシリキ・カラヤンニさんのコンサート、多くの皆さんのあたたかな拍手を頂きまして、大成功でした。ありがとうございました。感謝いたしております。

もしかすると、合間に咳をされていたり、「食べ物がないかしら?」みたいなことを本番中におっしゃってましたから、少しお疲れか不調な面もあったのかもしれませんが、糸がピンと張るような緊張感の中に、情感をたっぷりと入れ込んで、イタリア・オペラの魅力を十全に伝えていましたね。日本人ではなかなか、軽々とは出せない高音でも情感を失うことなく、しなやかにエレガントに歌って素晴らしかったです。

その絶妙な揺らぎにピッタリつけられて、相性も良く楽しかったです。彼女はとても喜んでくださり、絶賛の嵐だったので、私もホッといたしました。めでたしめでたしです。

こと音楽に一番大切なのはセンシティヴなもの。ピアノでいえば感情と直接結びついた音の濃淡、色彩感・・・歌もまったく同じで、そういうことができる人に才能と実力を感じます。カラヤンニさんにもそういうものがあって素晴らしいですね。

1日目のリハーサルが終わって、「日本歌曲が歌いたい」という話になって、急きょ楽譜を探して選んでもらった曲が「初恋」。この曲は日本人が歌うとブレスが足らなかったりするので、難曲になってしまうのですが、外人さんはブレスが長いのでラクラクです。「勉強1日」の割にはちゃんと歌えたし、情感や表現法は伝えたとおりに歌ってくれましたので、聞いて泣いていたかたもいらっしゃいましたね。そして彼女が歌いながら泣くギリシャの曲は、本番では歌いませんでした(笑)。ちょっぴり残念。

さてさて、前日のリハーサルで難物のモーツァルトが「愛の妙薬」に変更になったので、微細な表現的には安心できませんが、少しリフレッシュする時間が出来ました。お昼のリハーサルには食べないで行ったので、遅めのお昼は御徒町まで足をのばして、上野松坂屋の「銀座鳴門」の鰻。お味が良いよね。
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翌日は詰めて勉強していたので、少しゆっくり寝て早めのお昼というか遅めの朝?で、「トーキョー・パスタ」さんの「東京ミートソース」をランチで。ランチについてくるサラダは、このお店が1番ですよね。ドレッシングは美味しいし工夫もあり、ボリュームいっぱい。お客さんもすぐに満員。
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ランチメニューは「ミートソース」か日替わりかですが、ほとんどの人が日替わりの「クリームソース」を食べる中、私はもちろん「ミートソース」!毎日でも良いですね。
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夜に行くともっと濃い感じがするんですけど、この甘くて美味しい「ミートソース」はまさに昭和の味を継承していますね。こうじゃなくっちゃ!旨いです。これでこそ「ミートソース」。

ここのところは本番に、お弁当などを持って行かないほうが調子が良いので、三鷹に着くなりほんのチョイ腹ごしらえ。これで本番終わるまで食べません。事務局の山根さんから「激マズだから」と忠告されていながら、なんとなく「活路があるのでは?」とトライしてしまう「すし松」。回転寿司ですね(笑)。また行ってしまいました。しかし!今回は最初のひと口で思い切り後悔。「超不味いかも」と思っちゃいました。「くら寿司」よりはマシに思えますが、やはり回転寿司は回転寿司だなあ。ならば高いのはやめて、「ゲソ」「ハマチ」などの定番の安いネタに集中。そしたらまあまあ。
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「鰻」も!駅弁の鰻みたいだけど厚みがあって、割と良いですね(笑)。
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「ヒラメ」を食べたときに、お醤油が美味しくないことに気が付きました。
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まあまあ良い良い、本番前はマックでも良いのだから。とにかく手早く食べることが肝心ですね。

本番終わってからは三鷹で食べずに、東京駅まで来て駅ナカの「日本食堂」に行きました。

日本食堂って懐かしい。駅弁は昔、みんな日本食堂だったけど、上野や北千住駅にレストランもあって、学生時代はよく行った。それこそ「ミートソース」にカツが乗っている「スパゲッティ・ベロネーズ」が大好きだった。こちらのグランスタの日本食堂は食堂車を再現していまして、内装は列車風です。
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どちらかというとお高めで高級な洋食です。食堂車シェフのスペシャルな「ハヤシライス」を頂きました。
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薬味かと思ったらトマトサラダでした。福神漬に見えたよ、最初。
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デミグラスソースは濃いめ。マスカルポーネのチーズを溶かしていただきます。柔らかいステーキが刻んで入っていて、お肉も上質。これは良いね。
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東京駅、なかなかゆっくりはできないけど、この「日本食堂」にはまた行きます。
by masa-hilton | 2015-12-10 01:30 | 日々の出来事
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