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あすミュージック・バードの「おはようサタデー」に出演します。月刊「ピアノ」の取材も

いままでに2回ほど出演していますけれど、TOKYOFMに朝早くお出かけして、「おはようサタデー」に出演します。新しいCDの「メランコリー」について。ぜひぜひお楽しみになさってください。CDは製品としても完成しました。20日正式発売ですが、おそらくすでに納品されたと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

同時に「月刊ピアノ」の取材も受けました。ヤマハなどに置かれているフリー雑誌の「ピアノの本」とともに、1月20日に出ると思います。こちらもよろしくです。

インタビューの中で、「ジムノペディが人間的に弾かれているのに驚いた」とライターの方がおっしゃっていましたが、確かにサティは電子音やBGMに安易に使われていますからね、そうなのかもしれません。それにポピュラー系のピアニストは、簡単に弾けるクラシックの曲だと思って取り上げている人もいるから、ニュアンスや香りのない演奏も多いかもしれません。実際はモーツァルトのアダージョじゃないけど、音数の少ない曲ほど難しいですからね、ピアニストの「お里が知れる」怖い1曲だということを、忘れちゃいけないです(笑)。

もちろん音数の多い曲は難しいですよ(笑)。そういえば最近いよいよカプースチンを弾く破目になって、グチャグチャの楽譜だから音源ともにらめっこですわい。最初はどれを見聞きしても「スゴイな」という印象ですが、ちゃんと楽譜や音楽に慣れてくると、これが勢いだけとか、ただ弾いているとか、余裕がないとか、音色や奥行きのないものばかりで、かなりひどいものも多いのだということもわかりました(笑)。リズムの悪いのもあったな~、ジャズとして弾くのだったら、そのアクセントはないだろうとかね・・・でもジャズとして良く弾けているものはテンポが上がらないですね。もちろん、テンポを上げる必要があるのだろうか?という話もあります。もともとジャズとして弾く必要もあるのか?っというのも(笑)、それもある。ちょいと難しいじゃないですか~(笑)。やはり作曲者本人が上手いですね、キレキレのリズム感というのがとても自然です。

それにしても、もっと表情つけちゃいかんのかね~それだと良さが出ないとかいう人がいて、それじゃ音楽じゃないじゃないとか(爆笑)。要するに余裕があって弾かなきゃいけないということなんじゃないですかね、つまり他人事ではありません。これから練習するのが気が重いというか(笑)、体重も重いけど。

何事も何か極まっていれば良いんですよね~。例えば期待のマスレーエフくんの、何しろ徹底したノンレガートのアプローチが新鮮で良いと思う、お見事。何曲もこれで聴くのは?かもしれないけど、これ1曲ならナイスなアプローチでしょう。私の好みでいえばソン・ヨルムさんとか、中高音の音の響きがとても美しいピアニスト。その特質がどの曲を弾いても生きる。だからカプースチンなどを弾いても上品な美しさが際立つし、よそにない雰囲気も作れる。これからの成熟が楽しみな、巨匠になってほしいお1人です。最近の韓国の若いピアニストの層が厚いですね。韓国ドラマを見てもピアニストって多く出てくるから、日本人よりもピアノが好きなのかもしれませんね。

ところで明日朝の早起き!これが私の課題です(笑)。放送は8時15分とか8時半ぐらい?生放送です。よろしく!

by masa-hilton | 2016-12-16 19:39 | ニュース
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