月刊「ショパン」4月号、ルバートについての考察の特集

a0041150_22150826.jpg月刊「ショパン」の4月号は特集記事がなかなか面白いですね。楽譜の読み取り方というのは本当に大事なことで、大事なことであるけれど基本中の基本であり、これを論じなきゃならないっていうのは、そもそも手遅れだと思うのだけど(笑)。でもこればかりは、誰かに教えてもらわなければ、なかなか独力ではできないし、そもそも伝統芸術なんだから、こうして目の付くところで特集が組まれるのは、大変良いことだと思います。

私もルバートについての原稿を頼まれて書いています。きわめて普通なことを書きましたが(笑)。それぞれの演奏家がそれぞれの立場でいろんなことを言っていて、なかなか面白いですよ。中には「こんな風に考えてるの?」みたいな薄い原稿もあったんだけど、そもそもピアニストがこんなことを精密に語る義務はない(笑)。自分の手の内を見せるなんて・・・・そんな考えの人もいるのだと思った。

指遣いについても色々なことがあるけど、魔法のようなものはなかなか教えられない、コツ止まりだよね。今回のもそう。左手での取り方など、面白いものもありました。

魔法のようなと言えば、たま~~になんだけど、ウィーン原典版にデムスやスコダがヒョイと書いた指遣いがスゴイ。あれこそ魔法というべきものだ。興味のある方は目をサラのようにして(笑)、ウィーン原典版とにらめっこしてくださいね。

さて今回の対談はクラシックニュースでおなじみの薮田益資さん。梶本音楽事務所のかつての副社長であり、今は私たちのために、ネット配信のクラシックニュースを立ち上げ、様々な告知をしてくださっている大事な方ですね。私も先日お世話になりました。そんな薮田さんが手がけたチェルカスキーやフランソワ、さらにはストラヴィンスキー等の裏話、素顔についてを、可能な限り(笑)書きましたので、ぜひお楽しみになさってください。けっこう面白いです。

そして今回行ったレストランはお久しぶりの「アル・ポンテ」人形町イタリアンです。以前は中村さんというフロアの素晴らしい人がいて、実に見事なレストランだったのだけど、中村さんがいなくなってちょっと落ちた感じがあって、そのあと場所も変わったので行かなくなってしまっていた。今回は久しぶりの再訪なので、期待もあり楽しみにしていたのだけど、やはりちょっと古めなアンティークなお味は否めない。最近のモダンなイタリアンとは一線を画しているけど、逆にその良さもあって良かった。特に薮田さんは昔ながらの洋食好きなので、こういうテイストのほうがドンピシャ。楽しい時間を過ごせました。

かわいらしいが繊細とは言えない、不思議な面白い感じのアミューズ。
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それに続く前菜はみずみずしく美味しい。
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このパスタがチーズのパスタとか、もっと現地的なものであったらずいぶん印象が違うと思いました。
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メインの肉もやや無難な感じ。
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昔美味しかったプリンは健在でした。
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少し足が遠のいていたけど、また行っても良いな!という感じで好印象の「アル・ポンテ」さん、引っ越した新しい場所も悪い感じはなく、居心地も良いです。おかげさまで対談も成功。来月は横山幸雄さんです。

by masa-hilton | 2018-03-18 22:14 | 連載対談@お江戸で連談
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