月刊「ショパン」5月号、今月号のハイライトは何と言っても私の対談ですね。なんちゃって(笑)。横山幸雄さんの登場です。
横山さんと言うと華奢なイメージではないですけど、ショパンの全曲コンサートをしたり、難曲の協奏曲を一晩に弾いてみたりと、マラソン的な体力の限界に来そうな企画をよくやられていますよね。もちろん演奏力が高いからできるんですけど、正直なところ「よくやるなあ」と同業者は全員思っているところです(笑)。
その中で興味深い発言は、暗譜についてのことです。暗譜は覚えるのが大変と考えがちですが、彼は暗譜を間違えるというのは、「覚えられなかった」のではなく、「弾けなかった」ということだと考えているようですね。確かに結果的には「間違えた」わけですから、そういうことなわけですね。
同時に体力を試すようなそういう企画をしつつ、一日一食主義とか、都市伝説もいろいろあるので、書ける範囲でお聞きした次第。これからはレパートリーを広げるよりも、深めていきたいというお話、それは私もそうですが、彼はまだまだお若いので、個人的にはもっといろいろな曲を聞かせてほしいなあと思っています。
とにかくご自身でレストランもやられているし、お酒にもいろいろこだわりもあるでしょうから、レストランを選ぶのが大変ですよね(笑)。こういう時こそ、無難な万人向きなホテルのレストラン的なところが良いかもと思い、また夜も遅かったので、銀座の隠れ家、
私のお気に入りでもある「日月火」を選択。そんなに間違いはないはずです。
ハマグリのお椀も美味しい。写真は暗かったのでボケ気味ですが、お刺身も良いモノでした。
ここはお味が良いし席も広いので落ち着きます。対談向きにはとても良いお店でした。
最後はお蕎麦でシメ。楽しい対談になりました。さて次回はラジオやコンサートの司会もこなす本田聖嗣さんです。