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9月31日

もし9月31日があったら、現在のほとんどの悩みが解消されるかもしれませんね。たった1日?と思われるかもしれないが、丸1日準備時間があれば出来てしまうコンサートは多いのです。その1日がとれない。仲間内でもいつもそんな話ばかり。

1つのリサイタルには半年ぐらいかけたい・・・・30年前のデビューの頃はそんな感じでしたが、今はせめて3日あればなあという所。その時間の確保に躍起となるわけです。でも時間の短縮は忙しさから来るだけの話で、決して体力や能力が上がったわけではないから、ある意味苦しみの連続でもあります。心も体も休まる暇がない。

9月31日があったらな・・・・あったとしてもそれは休みの日ではありません。もっと大変な人も数多くいらっしゃるはずですが、それでも内情を知ったら、誰も僕と代わりたいとは思わないでしょう(笑)。

でもこうしてデビュー30周年を限りない忙殺の中で迎えられるなんて、なんという幸せ者だろうかと思ってしまいます。何よりも僕はこういう人生を望んでいたのだから。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。演奏家としてこれ以上の幸せはないと思います。だから喜んで命もかけられる~なんてね、大げさのようでホントだったりして、健康なんてなんのそのですからね。前に横尾忠則さんにお目にかかったときに、実力や才能ではなく「その人をアーティストと呼べるかどうかは、命をかけているかどうかの1点だ」と話されていましたが、そういう意味ではアーティストの端くれの末席に座れそうな感じですか?(笑)。皆様、本当にありがとうございます。今夜も楽しく徹夜だ~。
by masa-hilton | 2007-10-01 01:04 | 音楽・雑記
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