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「福臨門」の点心でランチ・タイム!

言わずと知れた超高級中華「福臨門魚翅海鮮酒家」の銀座店またしても(笑)ノコノコと出かけた。前回はおすすめでもない酢豚とかとってしまって、名物で有名な「金鶏の姿揚げ」を戴かなかったから、今回は名物を中心にと、とても楽しみに伺った。そして数多い「点心」を目の前にするともう嬉しさでいっぱい。コースをやめて点心を食べまくるのも悪くない。この店のマナーの良いサービスもまたご馳走のうち。

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まずは前回特別にすばらしかったピータン。さすがに超うまい!うまいけど前回のような半熟系ではなかったのがとても残念。これならよそでもあるだろう。続く点心のほとんどは味をつけないで食べるか、XO醤や豆板醤で戴く形。何か「からしと醤油」が欲しくなってしまうでしょ(笑)?それをもらってつけてしまったら、超高級点心も崎陽軒のシュウマイと大して変わらぬ味になってしまったのよ(笑)。なるほどね、そういうもんか。海老蒸し餃子はどんなに高級でも海老蒸し餃子以上のものにはならないので、違いは素材の風味を味わうことにより生まれる。鶉のシュウマイは見た目も面白く、蟹の子のシュウマイやフカヒレを用いた蒸し餃子等も、最高の素材を楽しめたが、料理の良さは「味付け」だと思うんだよ。だから個性的な香り豊かなのタレにつけて食べる「小籠包」が一番好きだった。

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そして上品なものというのは総じて薄味だね。「白金豚ロースの黒豆味噌煮」もまた味噌煮などという言葉を使ってはいけないような、マイルドなお味。そして「金鶏の姿揚げ」もシンプルな味。レモンかウスターソースをつけて食べるのだが、塩は充分ついている。「福臨門」通によると、以前よりずいぶんと味が落ちているんだそうな。それはよくわからないけれど、正統派のベートーヴェンを聴いたときのように「こういうものか」という有難い気持ちにさせられる。うっかり、というか当然というか、かなり高いお昼になってしまったが、満たされた気持ちにはなった。

やはり客層もちょっとそこらの店とは違う。そのお金持ちオーラは、何か居心地の悪い刺々しさも感じるが(笑)、そんな人たちが「凄くおいしかった」みたいなことを行って愛想良く帰っていく姿は、とてもジェントルな意味で店に声をかけて行かれただけなのか、本当にそう思っているのか真意がわからない。それにこんな高級店なのに、お客様が少なくないのにも驚きだ。まだまだ日本人はお金持ちなんだね。確かにおいしかったし最高の料理で満足もいくが、心のどこかで「お昼にこの値段を出すなら、もっとうまいものが食べられるかも」という声が・・・・(笑)。

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by masa-hilton | 2008-04-25 11:14 | 趣味&グルメ
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