東京にいても「寒ブリ」ということで色々戴けるが、大変申し訳ないがこればかりは・・・・あの福井で食べたブリとは比べられない。手のひらサイズの切り身の大きいことおいしいこと、
「弥吉」のブリはうまかった!それも880円!
ブリは好きだし、色々な料理になるので楽しい食材だ。昭和通りから三越にいく裏通りで「かっぽれ」という店の「ブリしゃぶ」が気になって出かけていった。「もう終わりだよ」と感じ悪く、めんど臭そうな態度にガックリ。そんなに嫌ならこちらも躊躇する必要もない。魚を扱う店での、イヤイヤやっているような空気は、たとえおいしくてもまずく感じるしね。
でも「ブリしゃぶ」は食べたいので、もう少し三越寄りの「
一の倉」というモダンな店に行く。しかしここは個人のこだわりのお店ではなくて「チェーン店」だった(笑)。ちょっとガッカリ。オーダーを聞きに来る女性はお料理を何もわかってない感じだし。でも料理人の人がやってきて、あれやこれや楽しい話で対応してくれ、雰囲気も改善。よく考えると、今はハケン切やその再就職組で「自分に合っていない」「未経験な」仕事についている人も多いはずだ。本人たちも大変だろうけどホローに回る人たちも大変なことだ。
「一の倉」の「ブリしゃぶ」は感激するほどではないが、そこそこおいしく充分に満足。リーズナブルだしね。ほかの刺身やお料理もちゃんとしていたし、良かったのは鴨のローストを北京ダック風にしたもので、これはなかなか面白い。
もともと「ブリしゃぶ」が物凄くおいしいものではないかもしれない。おいしいけれども、塩焼き、照り焼き、刺身・・・・レギュラーの料理のほうが、やはり合っているのかもしれない。とても行儀が悪いけれど、誰も見ていなければテリヤキのブリをご飯に乗せてかき回して、のりをかけてお醤油かけて・・・・(笑)。別名「ニャンコめし」もおいしいよね。
さて、1月の「さの」も「ブリ」をメインにしたメニューだ。さすがに「さの」だから、最後に出てきたのが「ブリご飯」でも「ニャンコめし」じゃない(笑)。品よく味わい深く、生臭さも微塵もないおいしいご飯だったな。すばらしい!こういうブリのご飯なら高級メニューだね。うまい!
今回の「さの」はやや地味なメニューだった。
前回食べた「あん肝」「せいこ蟹のごはん」が桁はずれにおいしかったので、そう思ったのかもしれない。とはいえ、揚げ物焼き物のうまさは絶品!
前に食べたことがある「えび芋、蟹のあんかけ」もおいしかった。いつもながら超満足。