人気ブログランキング |

カテゴリ:連載対談@お江戸で連談( 58 )

月刊「ショパン」7月号 大御所の登場

a0041150_01584296.jpg月刊「ショパン」7月号は色々な楽譜のエディションについて。なかなか良い企画である。それよりも表紙が牛田くんてわからなかった。大人になったんだね~~。最近は多くの男のピアニストの活躍が目覚ましいけど、ものすごく弾けてもムサかったりキツかったりすると、女性ファンにはそっぽを向かれるからね、牛田くんや藤田くんは弾ける上に音楽的で、さらにこのソフトなイメージ、、、、結局はこの二人に席巻されてしまうような気もする。

クラシックのファンも減っている昨今、新しい試みもされているが、私たちベテランは新しいことはせず、むしろ正しい伝統を把握して深めなければいけないと、余計に思ったりする。戦でも本陣を守ることは最も大切なことだ。

そこでエディションの問題。正しくやるのにはキリがないし、原典版もしょっちゅう改訂されてしまうと、「表現する伝統」のジャンルが失われてしまう。研究でさらなる真実を掘り返すのももちろん必要だが、名演の歴史という積み重ねもあるので、これからの楽譜はその部分にも大いに触れて欲しい。

原典版を使うことも大切だが、自分が最も弾きやすい版を探すというのも悪くないと思う。それぞれの版は、それぞれの編纂者の責任において出版されているのだから、そもそもエディションの違いも、良い悪いで論じられることではない。のびのびと音楽をやりたいからね。

さて今回の対談は大御所の小林仁先生。私たちが学生のときに教授陣としていらっしゃったかたであるので、私たちにとってはかけがえのない恩師のお1人。対談をお願いするときも恐縮したが、先生のほうからも「何を聞かれるんだ?おいおい」みたいな、ちょっと考えていらっしゃるような気配も漂ってきた。ま、雑談というのが一番難しいからね。そんなこんなで先生にはご迷惑をおかけしてしまったが、お寿司屋さんのロケーションも楽しかったので、とてもウキウキと内容も濃い対談になった。ぜひご覧ください。

場所はご存知「江戸浜」、2回目の登場である。もうレストランのレパートリーもなくなった(笑)!!ということも少しあるけど(笑)、それ以上に「良い場所は良い」という考えで、何回も取り上げた良いお店は実はいっぱいある。これからは使わせていただいたお店も、ぜひ登場させようと思っている。
a0041150_02193829.jpg

a0041150_02190309.jpg

あじも美味しい。
a0041150_02194220.jpg

a0041150_02194815.jpg

a0041150_02195406.jpg

江戸前のあおやぎは味があるんだよね、美味しい。
a0041150_02190783.jpg

海老も元気に顔を上げる。
a0041150_02191122.jpg
煮物も美味しい。そのはずだよ、キンメダイ。
a0041150_02191768.jpg
大将も話に入ってきて楽しかった。お寿司はいいね。さて次回は仲道祐子さん。

by masa-hilton | 2019-06-18 01:42 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」6月号、対談はまだまだ続きます

a0041150_01185779.jpg月刊「ショパン」6月号は楽器の特集がされていましたね。楽器というのはもちろん各社それぞれ特徴があり、だからこそこちら弾き手も好き嫌いがあるわけですけど、本当に良い楽器、各社のトップにあるような銘器となると、今度は個体差の違いになると思いますね。

ベーゼンだからどう、ベヒシュタインだからどう、とかじゃなくて、その楽器が持つ特色で判断します。だからホールにどんな会社の楽器が入っていても、それは気にならない。その個体がどう鳴るのか?ということが大事ですね。だから大切なのは楽器よりも調律かもしれません。少なくても私はそうです。

あとオカルトっぽいお話の特集。オカルト好きだから、ちょっと期待したんだけど、全然怖くないし。普通の話ばっかりだね。もっと具体的に、サントリーホールにはお化けが出るとか、白い服の女性が浮いているように見えるとか、そういうのって人からも聞くし、自分でも見たことがあるよ。

なんかイベントを賑やかにやろうとすると、怪奇現象なのか電気が落ちたり、人が怪我したり、いろいろあるホール。日本全国あちこちあるしその近辺のホテルとかも。でもいけないのか、そういうの。風評被害?いやいや、霊魂宿る場所に名演アリ!かもしれないし。少しは公表しても良いんじゃないのかな?

もともとほとんど死んだ人の音楽だし、それを研究してるわけだし。実は怖いクラシック!!そんな感じだと思う。

さて今回の対談は指揮者の鈴木織衛さん。指揮者でもピアノが上手でピアノオタク(笑)。子供のためのコンサートでも何回も共演しました。ベートーヴェンの皇帝で最初私がピアノ弾いてますが、途中で指揮者の彼と入れ替わってやるみたいなの、楽しかったですね。今、子供のコンサートも形ばかりでホントの遊びがないものが多いですね、つまらない。その彼が今練習しているのがワイセンベルグのパリの四月。今、結構ブームでいろんな人が弾いてますが、やはりワイセンベルグのほうが上手いよね(笑)、今のところ。つまり似合わない服を着てるような人が多いってこと。アマチュア的に楽しみでやるのは良いけど、自分に合ったものが好きな曲という風に、曲を見つけていくのも修行の1つかもしれません。

今回のご飯は人形町「ラ・コンセルジュ」ミートソースの旨い店で、これは素晴らしく良いお味 ですね。ここで得意のテリーヌなどを戴く。テリーヌはとても素朴だけど、パサパサすることもなく、しっとり美味しいのだ。もう少し見た目が良いと女性客も殺到すると思うのだけど、この家庭的な感じが私は好き。
a0041150_03193219.jpg
サラダがあってミートソース。これが絶品。懐かしさに溢れているよね。いわゆる昭和のスパゲッティの頂点と言っても良いお味。文化遺産!!これはもっと広く有名になるべきものかもです。
a0041150_03194028.jpg
a0041150_03194715.jpg
もちろんビーフシチューも美味しい。洋食屋さんのともちょっと違う感じ。濃厚というのではなく豊かな優しさというべきもの。
a0041150_03195391.jpg
a0041150_03200009.jpg
お話も面白く、温かな気持ちになれて幸せでした。さて次回は小林仁先生です。

by masa-hilton | 2019-05-28 01:16 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」5月号、対談も好調です

a0041150_03312480.jpg月刊「ショパン」5月号は私は特集記事のほうにも登場しています。

最初ピアニストの手を特集したいから、手をコピーした画像を送ってくださいみたいな連絡がありました。でもどうなんだろう。最近私のお得意の手を広げてのパーポーズも、悪い奴らが指紋見れちゃうからダメだとか、言いますでしょ。そこへレントゲンではないけど、コピー写真とは!!そしたら竹中編集長が「大丈夫ですよ、加工しちゃいますから」の一言。「そうなんだ」ということで送ってみたら、加工してあった。真っ白けだ(笑)。

これだとあんまりわからないかもと思いつつ、でも福間くんとか細い感じがするし、私は太っている感じはする(笑)。わかるもんだ。好評みたいだからよかったし。あんまり手の形と音色とかは一致しないと思うけどね。それにしてももっとたくさん載るのかと思ったら、わりと少人数だったし(笑)。實川風くんもそう思ったのか「一緒のところに出て、恐縮です」というラインが来た。彼とはまた3大ピアノが出来たら良いねと思っていたところだ。

対談のゲストは川上昌裕くんだ。もうカプースチンの専門家になってしまって、本人も「いろんなものが弾けます」と強調してたけど、ミスターカプースチンであることには間違いない。話もとても面白く、辻井くんのサポートとして、どうやって楽譜を読んで伝えたかみたいな話も興味深かった。カプースチンのフルートソナタで共演している大塚茜さんも、ゲストに呼んでワイワイガヤガヤ楽しい対談だった。ちなみにカプースチンの作品の中では、私はこのフルートソナタが一番好きだ。

人数も多くなったしお昼ということだったので、カジュアルに京橋のビストロ「レ・ロジェ・ビストロ・ド・ロア」で楽しくだ。ここは銀座三越に続きフランスの女性有名シェフのアンドレ・ロジェが開店した、フランスのカフェの再現を目指したお店。
a0041150_03561553.jpg
いかにも女性にウケそうなお魚の前菜に、甘めなイチジクのソースを使ったフォアグラも定番。このフォアグラは名物なだけあって、さすがに美味しい。お皿をもう少し考えればかなり上級のものだと気付けると思うね。見た目が普通過ぎるけどちゃんとした、ベーシックなフレンチを感じさせる。その辺のホテルのよりはずっと良いかも。
a0041150_03562438.jpg
メインのハラミステーキもボリュームがあり美味しい。
a0041150_03563087.jpg
a0041150_03563733.jpg
「ショパン」を読むとピアニストって一杯いるなあと思う。最近は巨匠のはずな外国人が結構つまらない演奏するから、何か盛り上がらない。手堅い演奏なんて聴きたくもないよね、残念だ。さて来月は指揮者の鈴木織衛さんです。

by masa-hilton | 2019-04-24 03:30 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」4月号は未訪の有名店で対談

a0041150_00105503.jpg「ショパン」、編集長が若い竹中さんになって特集もちょっと色合いの変わった、でも役に立ちそうな話が増えてきている。紙媒体が元気がない中、「ショパン」が随分頑張ってるような感じがするね。

今回はピアニストが必要な英会話集という特集。確かに留学しなくちゃいけないし、外国の先生に習えば英語は必ず必要だ。意思疎通ができた方が先生とも仲良くなれて、もっと深く教えてもらえるだろう。ただ、我々音楽家は基本は言葉はいらない。先生のニュアンスで何を言っているかもわかるし、こちらも演奏力を上げることで、先生のほうも色々感じてくれるということだ。

そして色々な人の留学奮闘記も特集に。当然失敗したり挫折したりするけど、それが財産だし、私のような年齢になれば、どれも楽しい思い出となってくる。クラシックはいくら研究をしたとしても、ヨーロッパの音楽なのだから、外国で学ばなければ話にならないのだからね。

さて私の対談は徳江陽子さんだ。陽子さんとは仲が良く、コンクールの審査で一緒のときもお洒落で優しく、カッコ良いお姉さんという感じで大好きだった。久しぶりの再会だったけど、今回は陽子さんが良く行くイタリアン、渋谷の「アンティヴィーノ」に行くことになった。こちらはホリエモンだとか石原軍団とか、セレブな有名人が出入りするレストランということだったが、意外なほど地味な内容で、古風な感じのお店だった。いわゆる今風なスタイリッシュなお店ではなかった。
a0041150_00564373.jpg
前菜も基本的な感じだけど、家庭的でもないし、グッと洗練されたものでもない。続く海老のトマトソースのパスタもリゾットも、特にアルデンテにこだわったようなことはなく、自然で懐かしい雰囲気だった。かと言って没個性的でもない感じ、昔の客船に乗ったような華やかさはある。ピアニストで言えばアレクサンダー・ブライロフスキーのようなレストランだ。
a0041150_00565437.jpg
a0041150_00573231.jpg
魚のメインはともかく、肉がロールキャベツというのもまた、古風なり。
a0041150_00575117.jpg
a0041150_00590262.jpg
お洒落なレストランというと、ついつい尖った感じのものを連想するが、こうした自然な感じのお店は珍しい。
a0041150_00591460.jpg
ノスタルジックな感じのものでも、セレブに愛されているというのは、ちょっとホッとする。

目の前には渋谷の金王八幡宮。あんなに騒々しい大都会がすぐ近くにあるのに、静かな雰囲気に驚く。
a0041150_00562503.jpg
武家の神様だから、戦いの中にいる私もお詣りした。春日局ゆかりの場所、芭蕉の碑などもある。
a0041150_00563765.jpg
さて次回は、辻井君の先生として、カプースチン研究家としても知られる川上昌裕くん。プラス、フルートの大塚茜さんです。

by masa-hilton | 2019-04-05 01:52 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」3月号 3大ピアノの記事も掲載

a0041150_18122627.jpg「月刊ショパン」3月号は、杉並3大ピアノのコンサートの評がカラーページで掲載された。写真でも迫力が伝わるし、当日の盛りだくさんのプログラムの充実感も満載のページで、とても感謝。実際お祭りのような楽しいだけのコンサートになりがちな企画でも、特にここ最近は内容も掘り下げられていて、手ごたえのいっぱいあるコンサートになっている。本当に感謝でいっぱい。演奏家のほうにやる気があっても、主催やお客様が内容を求めていないような場合には、やはりそういう薄手のコンサートになってしまうものだ。集客や金儲けばかりを考えていると(笑)、ついつい内容不在になってしまうものだ。でも集客がなく赤字では成り立たない物なんだから、そこは難しいね~。

須藤千晴さんとのコンサート も彼女のインタビュー・コメント入りで取り上げられていた。こちらも大感謝。がんばらねば。

特集の「伴奏」については何も言えない。伴奏がどうしたら上手く行くのか?ということを考えなければならない時点で、もう不向きというか、終わっている。さらにアンサンブル(特に日本歌曲とかそういわれがちだが)は特別のものだと言われることがあるけど、それ思った瞬間に、もう音楽ではなくなっているということに気がつかなければいけない。音楽を演奏するということで、すべて一緒!これはとても大切なことだと思う。ジャンルは違うがトニー・ベネットがアンサンブルの秘訣はと聞かれて「他人に合わせてもらうのさ」と言っていたが、これこそ真髄で、それぞれが正しく良い音楽をやっていれば、相手がよほど癖があるか意地悪でない限り(笑)合うものである。それで合わない場合は、アンサンブルの能力ではなく、根本の音楽性そのものに何か問題があるということだ。そもそも考え方がまるで違えば、合うはずがないのが人づきあいでもある(笑)。

対談はジャズピアニストの松永貴志さん。まさに映画に出てくるようなピアニストの立志伝みたいな人生を、リアルでおくっている彼は、マジ面白い!!その松永さんも懐かしがっていたお茶ノ水駅、近くの「伊地知」さんで「牛タンしゃぶしゃぶ」にした。これがメチャ旨い!!!
a0041150_18462381.jpg
前菜は「おばんざい」ということだが、続く生マッシュルームのサラダがなにしろ美味しい。
a0041150_18463338.jpg
そして肉寿司が登場。大好きだよね。これさえあれば!って感じだ~~。
a0041150_18464290.jpg
熟成牛タンのカルパッチョ。とにかく生肉系は大好きだからテンションは上がる。
a0041150_18465938.jpg
厚切りの牛タン串。ちょっと硬めではあるけど、十分に美味しい。というかここまででも十分な内容。
a0041150_18470791.jpg
これまでも美味しかったけど、それをどこかに吹き飛ばすほど旨い「牛タンしゃぶしゃぶ」!!これはいいね。超旨い!毎日食べたいほどだ。気に入った!!!!
a0041150_19005903.jpg
そしてうどんになって、デザート。
a0041150_19010752.jpg
何か世の中が我々音楽家が考えているものと、最近やや乖離してきているように感じるのだけどいかがか?でも会うとみんなそう言ってるよね。考えよう。さて次回は徳江陽子さんです。

by masa-hilton | 2019-03-01 18:11 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」2月号、追悼の号となりました

a0041150_01130664.jpg月刊「ショパン」2月号は大きくはページを割いてはいなかったけれど、創業者でもある内藤会長の追悼号でもあります。お葬式の様子とお悔やみの言葉なども掲載されていましたね。私もお葬式当日はピアニスト代表みたいな形でお別れの言葉も述べましたが、時が過ぎ、より寂しい感じが強まってきます。

さて特集のボディ・メンテナンスに関しては全く興味がありませんですが(笑)、ピアニストが楽譜に何を書いているか?と言うのも、面白そうではあるけど、興味がないですね。事細かく書き込む人もいます。ペルルミュテールとか、書き込み魔と言ってもいいほどだったようですし、ギーゼキングなども細かく指遣い(指番号)を書き込んでいたなどという話もあります。人それぞれと言うことですけど、あまり演奏とは関係ないような。

指遣いは書き込んだ方が、譜読みが倍ぐらい速くできますよね。急ぎ仕事の時は必須でしょう。試行錯誤と言うよりは書きなぐり、弾き倒しのようにして、一番効率の良い指番号を書き込み、次々処理。あとは読み違えやすい音の音名など、大きく書く。ミとかファとかね(笑)。プロの楽譜ってそんな感じでしょう?音楽的なものってほとんど書かないし、それ書くと表現が限定されちゃうし、私自身はむしろ「音楽的なイメージを楽譜に書いていかなければできない」っていうほうが、問題アリと考えますね。音楽的な造りは楽譜から浮き出て見えるものだし。

クラシックには約束事が多いですけど、それをいちいち書いているようでは何もできないし、最終的には自由な音楽、伝えるべき自分なりのイメージがそこに加わるんですが、それを忘れないようにメモするって(笑)どんなものなのか?(笑) 忘れてしまうようなことなら忘れて、その都度湧き上がってくるものを新たに表現する方が良いのでは?はてさて。でもここは個人的な領分で、人それぞれ。論じ合うことでもないし、興味もないというわけです。

対談は梅村知世さん。実は以前、伊藤恵さんから「知世ちゃんお願い」と言われて「じゃ、あなたも隠れゲストで来て3人でご飯しようよ」みたいなノリで企画しました。梅村さんが外国から、たまたまピンポイントで帰国したので、その日ジャストで対談は出来たんだけど、伊藤恵さんのスケジュールは合わなかった。残念(笑)。今回はお気に入りの鰻屋さん「青葉」で。すばらしく超美味しかった!最高だね。伊藤さん、ごめんね(笑)。
a0041150_01131391.jpg
梅村さん、おっとりした。クラシックピアニストらしいお嬢さんでしたね。さて次回はジャズの松永貴志さんです。

by masa-hilton | 2019-02-03 01:11 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」1月号は、思いがけず節目の号に

a0041150_17474900.jpg月刊「ショパン」1月号は当然のことながら、浜松コンクールの特集号ですね。牛田くん頑張りましたね。私はあっけなく女性陣が消えてしまったのがちょっと残念でした。今回は若手のエース級が揃って受けていたので、注目も高かったのだと思いますが、私の周りの専門家たちは、前回のほうが色々と多く話題にしていたかのように思いますね。

いずれにしても、日本を代表する国際コンクールの1つですから、ホントはスケートぐらい注目されて欲しいんですよね。私は牛田くんは優勝しても良かったとも思っています。というか「イエス」「ノー」で審査していった場合、彼の演奏に辛い点数をつけることはできても、「ノー」と言うことはなかなかできないと思います。それも大きな才能です。きっと今後、大輪の花を咲かせてくれることでしょう。

ところで「ショパン」の内藤会長がご逝去されました。まさに創刊されたご本人ですし、91歳で亡くなるまで第一線で、ピアニスト達にエールを送り続けてくださった恩人ですね。かつて隆盛を誇っていた音楽雑誌が、今や薄い雑誌になり果てている中、「ショパン」が変わらず元気なのは、会長のピアニスト達に対する優しさゆえでした。心からご冥福をお祈りします。

その会長のご葬儀にピアニストを代表する形で弔辞を述べることになり、それは大変重いお役目で恐縮の至りでしたが、とても変な話なのですが、私はあまりご葬儀などに伺えずにいた身でしたので、そのマナー等も何も知らずに少し慌ててしまいました。お数珠なども初めて買いましたし・・・・その「弔辞」はお手紙であるので、正式には筆で!とか巻紙で!とか、いろいろマナーが書いてあったのですが、やはり心からの言葉を述べたかったので、文章は書かずに語り掛ける形にさせて戴きました。最近はそういう人も多いと、後から聞きホッとしています。自分らしいスタイルを選ばせていただきました、すみません。そして色々と感謝の言葉やお悔やみを述べさせていただきましたが、一応封書にも一言添えて、ご霊前にお供えしてまいりました。
a0041150_18202199.jpg
そんな私を、きっと会長は天国で笑って見ていらしたことと思います。

対談はテレビドラマやアニメ、すべてに超売れっ子な作曲家・沢田完さんにご登場いただきました。彼とは昔からの付き合いですが、今は日本で一番忙しい作曲家です。もともとオーケストレーションの魔術師と言われていた沢田さん、その知識と実力はドラマに集中されてはもったいない。ぜひコンクールの課題曲や湯山昭に続く子供のためのピアノ曲を書いてくれたらなあ~と願っています。

お店はとても美味しい「銀座ロビー」にて。銀座の隠れ家、和食です。前菜はクジラのベーコン、カキのオイル漬け、子持ち昆布。お味がとても良いんですよ。
a0041150_18203419.jpg

「白子の茶碗蒸」が不味いわけがない、濃厚で大好き。
a0041150_18204219.jpg

「さば」を昆布でしめた刺身、得意なメニューでこれがまた旨い。臭みなども全くなく、ぺろぺろとイケちゃいますね。
a0041150_18204890.jpg
蓮根とごぼうを使った「さつま揚げ」。食感もお味も好み。「目鯛の麹漬け焼」「豚の炭火焼」とまあ、私の好みのものが次から次へと出てくるんです。良い店だなあ!(笑)
a0041150_18205568.jpg
a0041150_18210724.jpg
a0041150_18211233.jpg
最後は「カニの釜めし」で。これがまたいいんだよ。
a0041150_18221568.jpg
美味しく大満足。対談もとても楽しくうまく行きました。ぜひご覧ください。次回は梅村知世さんです。

by masa-hilton | 2018-12-22 23:46 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」12月号では懐かしの再会

a0041150_11242502.jpg月刊「ショパン」12月号はなかなか深い内容だ。特集も切り込んだ感じがあるね。

紙媒体がネットに押されているせいと、なんだかんだクラシック離れの傾向が重なって、昔は厚かった「音楽の友」「レコード芸術」とかも、今や薄い雑誌になっているし、ひょっとするとマニアックなアニメの同人誌にも負けちゃっているかもしれない。その割にはコアな内容にもできないし、苦悩の多い所だろうね。

その点、この「ショパン」は頑張っていると思う。ピアニストがいなくならない限り月刊「ショパン」あり!って感じで心強くもある。でもピアニストは増加の一方だから(笑)。ホントに知らない人がいっぱいいて、それも頼もしいような残酷なような、大変なことには違いない。

今回はピアニストの系譜が特集になっていて、私もチェルニー=ステファンスカ先生の系譜について書いた。ところが、系譜について書くのだと思って、先生のスタイルや芸風のルーツをたどって書いたのだが、他の人は自分の先生との思い出話を書いていて、ありゃりゃになった。1人だけ浮いているではないか(笑)!!個人的には、私はオタクだからね、他の人のも系譜ぽいことをもっと書いてほしかったな、それを読みたかった(笑)。

表紙の上原彩子さん、彼女と最初に会ったときが面白い。彼女が挨拶してくれたセリフが「斎藤さんこんにちは、私も斎藤です!」だった(爆笑)。子育てや演奏活動、すべてをしっかりこなせていて素晴らしいよね。

さて対談は学生時代、一番近くにいて楽しく遊んでいた山城浩一くんをお呼びした。奥さんの三井さんもよく知っている、当時はイケイケのギャルだったね。時のたつのは早い、あっという間だ。最近は訃報も多く、悔いのない余生を送らなくてはと思っているよ。また山城くんは「ショパン」の今や編集長代理になっているカルビーナさんの恩師、ここでも良い懐かしい出会いがあって、楽しいひと時だった。

場所はお気に入りのイタリアン「オーラム」だ。銀座ヤマハのすぐ近くの便利なお店。初めて夜に行ったが、夜のほうが断然美味しい。これは使えるお店だ。メニューは定番なものだが、味がマジに良いんだよ。サーモンやステーキかあ・・・・と思いきや美味しい!普通っぽいけど上手いっていうのは、ピアニストでも価値ある人だ、昔のチッコリーニみたいにね。とても楽しめた。ここは再訪、間違いない!すぐにでも行きたいね。
a0041150_11400102.jpg
a0041150_11400838.jpg
a0041150_11401445.jpg
a0041150_11402060.jpg
a0041150_11402789.jpg
ちょうど時期がハロウィンのころだったからお店もそんな感じで。
a0041150_11403302.jpg
対談は続く。お友達がどんどん登場で、次回は日本一売れっ子の作曲家、沢田完さん。ドクターXの音楽も彼だ!「私失敗しないので」(笑)。

by masa-hilton | 2018-11-29 11:48 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」11月号 対談が50回を迎えました

a0041150_05184896.jpg月刊「ショパン」11月号、まずは表紙の人を知りません(笑)。やはりいっぱいピアニストいるんだなあという感じです。みんながんばっているんですよ。

特集はピアノの入る部屋についてですが、私は引っ越しが大好きです。ホントならもっと引越ししたいんですけどね、ピアノを抱えての引っ越しは無理ですよ。

ピアノの入る部屋って!まずはそこそこの広さが必要です。ご近所のために絶対防音工事が必要ですから、管楽器ならば4畳半の部屋でも・・・・動かないで演奏するから大丈夫ですが、ヴァイオリンやチェロだと弓を持つ手がありますから・・・・防音室、大丈夫ですかね?以前賃貸マンションの時は6畳のお部屋で、ヤマハで言えばC3サイズのピアノでいっぱいいっぱいでしたからね~、リハーサルなんかもできる部屋と思えば最低10畳ぐらいは必要になります。

防音工事も完璧にやったとしてもですよ、例えば上に住んでいる方がベッドで寝ていらっしゃれば大丈夫ですが、お布団だとね(笑)、結局床に耳をつけていらっしゃる状態になるので、そりゃどんなに防音してたって聞こえちゃいます。

そこは防音業者に頑張ってもらわないと!ドラムスが入っても大丈夫なぐらいの防音にしてはいますが、お金かかるし、そうはホイホイ、あちこち引っ越しはできません。

さて、対談が50回を迎えました。ありがとうございます。皆様のおかげです。50回・・・・毎回違うお店で食べました!これもスゴイよね。で、50人近くピアニストの友達がいるって(笑)。ピアニストってみんな仲が悪そうだから(爆笑)、これもありえない。ちなみにひとりだけ断った人がいますね。もちろんこれからも続いていきます。

スタートした第1回目が2014年の話です。その1回目ゲストは小川典子さんでした。だから50回を記念して再度、ご登場お願いしました。浜松コンクールもあるのでね。30回目のゲストの真嶋雄大さんにも再登場をお願いして、浜コンの話を中心ににぎやかに!楽しかったです。ぜひお楽しみに。

今回は大好きな「夢屋銀兵衛・虎夢」です。このブログでもおなじみのお店なので、コメントも無用かな?美味しかったです。つい最近も行っています。お馴染みの夢冠、ゼリー状のワインが旨し。
a0041150_05532464.jpg
サンマのお寿司、子持ち昆布と蓮芋の巻物、栗と芋を使った揚げ物です。ホントに美味しい。
a0041150_05533122.jpg
鍋は焼きナスを使った潮なべ、美味しいお造りと続く。
a0041150_05533892.jpg
a0041150_05534542.jpg
定番のフォアグラ、麦豚の養老蒸し。
a0041150_05535124.jpg
a0041150_05535755.jpg
口直しの甘くないお芋のアイスクリーム、これがいいんだよね。
a0041150_05540353.jpg
大好きな鴨のロースの治部煮。
a0041150_05541113.jpg
サフランライスのドライ・カレー、デザートも美味しい。
a0041150_05541673.jpg
a0041150_05542368.jpg
本当に対談も応援ありがとうございます、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。次回は山城浩一さん、三井美奈子さんご夫妻です。お楽しみに。

by masa-hilton | 2018-10-26 13:12 | 連載対談@お江戸で連談

月刊「ショパン」10月号は、ムジカルタのレポートが!

a0041150_07383545.jpg今回もありがたいことに、私が招待されているフランス・アルザス地方の音楽祭「ムジカルタ」のレポートをカラーページで載せてくれた。

今年のフランスも暑くて、そういう意味では大変だったけど、音楽にどっぷりつかることができる時間は、本当に素敵だ。生活も規則正しく、活気づくし。日本にいるときもこういう感じで生活していたいね。絶対その方が長生きもできそうだ。

来年もまた行くことが決定してしまったので(笑)、また色々楽しもうと思っている。皆さんもぜひご一緒しましょう。

さて演奏会のノウハウの特集記事もあるが、初見についての記事が注目だ。初見でどのくらいできるか?ってできればできるに越したことがない。声楽の伴奏なんかは、歌手が前日に来日して突然曲目が変わることもあるし、舞台の上で全く新しい譜面を渡されアンコールで歌うような場面もある。伴奏はもとよりソロだって、急に頼まれるリサイタルとか、初見が利くことによって、仕事を逃すことなく受けられたりもするのだ。

かなり初見も利くし、譜読みも早いが、私は絶対に時間を長くかければかけるほど良いと思っている。また初見自体も特殊能力ではなく、田村宏先生に言われて、子供のころ特訓に特訓を重ねて得た技術である。何事も練習あるのみ!とてもきつかった(笑)。でも厳しく育てていただいたお陰だ。

さて「お江戸で連談」は同級生のピアニスト中井正子さんだ。早くからフランスに行って完全フランス人。楽譜をいっぱい校訂していて、よくぞそんな細かいことができるもんだと常に感心!そしてオペラ好き。同級生にはホント楽しく個性的な人が多く、幸せだ。

食事のほうはランチで「イル・プロフーモ」。友人のソムリエ淵本さんのお店。人形町らしからぬスタイリッシュなお店を目指していて、定着してきている。今回はまた若い人向けかな?と思うほど、スッキリしたお料理だった。見るからに美しい前菜もいつもの通り。
a0041150_07424684.jpg
「冷やし中華」じゃないよ(笑)、冷製のパスタだ。ここは以前のパッケリが美味しかったんだけど、再登場とかは絶対に希めないんだよね。
a0041150_07425154.jpg
豚のお料理はここのシェフが得意とするところ。
a0041150_07425764.jpg
デザートは濃厚で美味しかった。
a0041150_07430297.jpg
さてお江戸は次回は記念すべき50回を迎える。すごいことだ!!ピアニストの友達50人近く(笑)、普通はいないしあり得ない。でもあり得ているから楽しい。50回を記念して第1回に登場した小川典子さん第30回に登場した真嶋雄大さんに特別に再登場いただいて、近づく浜コンの話でもしましょう。お楽しみに。

by masa-hilton | 2018-10-02 07:48 | 連載対談@お江戸で連談