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ホルヘ・ボレ版、珍しいエディション

友人の木下さんから面白い楽譜があると聞いて見せてもらったのが、往年の大ピアニストであるホルヘ・ボレの版。さてコルトー版とかシュナーベルの版は有名だけど、これはまた聞き覚えのないものだ。そうはいってもクラウディオ・アラウだってペータース版の校訂をしているし、クララ・シューマンの版はウィルヘルム・ケンプが監修をしている。ピアニスト達はみんなそれぞれ何かしらの楽譜を遺しているものだ。
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ボレットの版はそんなまじめなものではなく、言ってみればボレットの演奏を愛してやまないファンが、彼がどのように弾いたかを楽譜にしたものだった。ゆえに彼の演奏したレパートリーが、そのまま楽譜になっており、ショパンのプレリュードやリストのソナタ、小品が何冊かに分かれて収められている。
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興味深いところももちろんあるが、もともと晩年のボレットはそこまで個性が強いわけでもないし、大体が演奏がまともだから面白いモノとは言えない。
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ペダルはそういう風に踏んでいるのか、そこでルバートをかけているのか・・・・もともと聴けばわかるではないか(笑)。
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ま、ファン向けのアイテムということだ。これならホロヴィッツ、ミケランジェリでやってくれる方が絶対面白い。しかしそれをやって何になるのか?とも思う。しかしこのフランソワのライヴなら、すさまじい楽譜ができることだろう(笑)。
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新版でついに出た幻のフランソワのリストのソナタを聴いた。これこそ楽譜にすれば良いかもしれない。このライヴで最初に弾かれているシューマンの「交響的練習曲」は、リズムやテンポがパターンで崩されたありえない解釈。スタジオ録音も遺っていて同じような解釈なので、これはもうどうしようもない(笑)。フィナーレは暗譜が飛んで大きく崩壊、これはかなり苦しい感じとなっている。破綻は多いが強い気持で最後まで乗り切った感じだ。

マズルカはまた解釈が重く、ある意味音楽として破壊されている、特に20番。フランソワならもう少しセンス良く弾けたと思うのだが、これも謎だらけ。

リストのソナタは、今までフランソワから考えられなかったレパートリーだ。テンションは異常に高い。これでスタジオ録音すれば、かなりの名演が出来たのではないかとも思う。なぜかそれをしなかった。ここでのソナタは、ある意味「大崩壊を繰り返している」演奏だ。弾けるところは速く弾き、弾けないところは遅くなり・・・・という最悪のパターンを選び、ミスが多いとかを超え、グシャグシャのイメージである。しかし内容的にはデモーニッシュな強い意志を感じさせ、燃焼度の高さは他の類を見ない。

これだからフランソワは大好きだ。最近の演奏家には絶対いないタイプ。その音楽にダイレクトに魂を感じるから。これこそ演奏を楽しむ真髄である。

例えばシューマンの「交響的練習曲」は崩壊していても、それはたまたまであって、弾けていないわけではない。リストはテンポの扱いを考えても、弾ききれていない演奏ではなかったのか? スタジオ録音に至らなかったのはそんな理由かもしれないね。

# by masa-hilton | 2019-09-08 00:42 | 休日は怒涛の鑑賞

最近よく行く「東京トンテキ」

最近よく行く「東京トンテキ」、チェーン店のようだが私が行くのは秋葉原「ヨドバシカメラ」のところにあるやつだ。とにかく普通に頼んで300Gの大きなお肉。
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大満足だろう。行くと一人だからカウンターにされちゃうけど、そこにはデブたちが居並んでいる。当然われらデブのための店だ(笑)。焼き方もワイルド!!
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厚みも良いよね。
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トンカツはどうか?と思ったら、これは大したことがない。イマイチかもしれない。やはりトンテキだ。
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気になるメニューのナポリタン、じゃなくてナポリトン。実際のも見たけど、美味しそうだった。
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今度ハンバーグも食べてみよう。
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肉団子がついている満足コース、これも少しつまらない。肉団子はカリッという感じに、周りが揚がっている奴が好きだからだ。
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もちろん美味しかったけど、トンテキだけで十分だ。脂身ももたれず食べられるところが良い。気軽なお店だし、これからもよく行くだろうね。見てると肉は適当に切られている。働いている人はイスラム系の感じの人が多くて(笑)大丈夫なのか豚肉?って感じもするけど、私は気にしない(笑)。
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そうそう、つけ合わせのご飯は、絶対ガーリックライスが良い。良い感じ。

# by masa-hilton | 2019-09-07 07:02 | 趣味&グルメ

コンサートの下見

コンサートの下見というのは普通はしないが、スクールコンサートということで、場所の確認や当日の様子の企画を立てるために、珍しく事前に行くこととなった。

11月にある宮崎の小林中学校のスクールコンサート。当日はホールでのコンサートということだけど、生徒さんたちとの共演もあるので、色々下見に出かけることになった。小林は宮崎でも南の方にあるので鹿児島空港から。空港で「鶏飯」をいただく。
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今や東京でちょっと気の利く焼き鳥屋でも食べられるようになったので、あまり有難みがないばかりか、こんな味だっけ?と思うことが多くなったね。

小林には水資源が恵まれていて、水族館のようなものもある。
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不思議な魚たち(笑)。ホールは演奏しやすそう。これは大丈夫だ。
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鹿児島に戻りここで宿泊。連れていっていただき、鹿児島での大のお気に入りになってしまった「万十屋」、黒豚しゃぶしゃぶのお店だが、ちょっとよさにない美味しさだ。
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黒豚と言ってもここのは全く違う。甘さがあるのだ。
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脂もまた味があって、そしてもたれることなくドンドンいってしまう。
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もちろん牛しゃぶもあって、とろけそうに旨い。
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その他は黒豚のシューマイ!!これは欠かせないよね。
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さつま揚げも美味しい。これは鹿児島に来たらどこかでは食べないと。
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ここは鹿児島に来たら必ず寄りたいお店。教えていただいて大感謝。
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宿泊はビジネスだけどお洒落なホテル・レム。阪急・阪神グループ。朝ご飯は飲み屋さんがそのまま会場なので、麻婆豆腐や焼きそばなど、おそらく前日の残りのようなものが並ぶ。ちょっとね、フレッシュじゃないせいか、しつこい感じがある。朝カレーは大丈夫、むしろカレーは煮込んだ感じが良いじゃないか(笑)。
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もちろん鶏飯もある。
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観光できたわけじゃないけど知覧の特攻隊の記念館は見ておきたかった。若い人たちなのにそれを感じさせないのは、覚悟のせいか。戦争や争いは利権というか、欲深い悪い奴らがいるから起きてしまう。
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薩摩半島、浦島太郎が竜宮城に旅立ったという長崎鼻。
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美しい海に竜宮城に行きたい気持ちはわかる。
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というか浦島さんは招待されたんだから、それは普通に行くだろうし(笑)。
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さてもう1つの下見は岡山県の津山だ。こちらは新幹線移動だから、東華軒の鰻、高いけど。
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それでもほかの駅弁よりは旨い。しかたがない。この日は朝の移動、すなわちこれが朝ご飯になった。お昼は岡山で地元のものをという意見多数だったのを、私がグランヴィアホテルの「重慶飯店」を提案してしまった(笑)。そこそこに間違いなく美味しいでしょ。酢豚!!やはり美味しい!!点心も上品だ。
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そこからはローカルな電車で津山。特急とか急行でもこんな感じ。
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津山のホールも立派だった。やや舞台が狭いので出し物は考えないといけない。この町はB’zの稲葉さんの故郷、ご実家も見てきたよ。そして有名なのが「ホルモンうどん」。食べた感じは東京人はソース焼きそばのほうが好きかもしれない。
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味が濃いのは良いけどホルモンだけにしつこさもある。レトルトの「ホルモンカレー」は旨い、これはオススメ。
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この日はホール関係の民宿のような施設に泊まる。合宿所だ!!
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朝ご飯とかは良いよね。懐かしい感じがする。
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目玉焼きは失敗した(笑)。
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帰りは「すき焼弁当」。あたりが少ないけど、そうそう外れもない・・・・それが「すき焼弁当」ナリ!!
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やはりお肉が細切れになってしまうからね。まだまだ暑く、帰ったら「冷やし中華」。「京華楼」に行く。
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やはり中華の「つけ麺」は苦手かもだなあ。ちょうど良いタレがかかっている「冷やし中華」が好き。そして「酢豚」はここも旨い!
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# by masa-hilton | 2019-09-05 22:49 | 日々の出来事

朝の生姜焼きは高くつく!かもしれない

朝早起き。それも異常に早く起きて活動中。となると朝ご飯は「松屋」しか選択肢がない。「生姜焼定食」が定番。
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これがなかなか悪くないんだ、美味しい方だよ。この朝早くに「松屋」に来る人は大体同じメンバーで、これが個性的で面白い。「熱いお茶を出せ」という人、「塩胡椒」を出してという人。見たことのないサービスを要求してるようだが、ちゃんとお店は対応している。「牛カルビ定食」も定番だ。というか、もともとはこれ専門だった
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でも朝早いときは「生姜焼」が良いね。で、朝から「松屋」だと、昼はあまり雑多のところは行かない。高島屋の新しいビルの中はやはり今どきな感じのお店が多い。へそ曲がりではなく、今どきの店というのは形ばかりで中身が伴わない感じのところが多い。だから行かない、、、、という感じなのだが、だからといって日本的な伝統のフレンチだって、そもそもフレンチであるかも疑わしいし、とにかく音楽もそうだが日本の文化は表面だけで、つまらない。特に朝から「松屋」だと、ちょっとおしゃれな店も悪くなかったりするんだ。

でも何となくそういう空気は、今どきの客にも伝わるらしく、よほど話題を作らない限りお店は人が集まっていない。それも当然だ。しかしそうなるとさらに私はうれしい。ゆったりとできるお店は重要だ。表参道の人気店の出店らしいが「セッティエム・ブラッスリー&バー」は広々とした感じが良い。メニューの品数は少なく、おおむね高い値段の設定。これでは満席は難しい。
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まさか海老のカクテルがこんなに少ないとは(笑)。これはフェイスブックのほうに上げたら「食べ残しか?」とか「フランス人が見たら怒るぞ」とか非難囂々だったよ(爆笑)。やはり改善した方が良いね。きっと仕入れも高いんだろうけど。
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立派な感じではあるけど、海老が多くなくっちゃね。
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メインのハラミは肉質も良く、量が多く満足。味付けは超シンプル。外人シェフだったから何となく理解できる。
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でもフレンチっていうのはソースが命だからね。悪いレストランではないけど、ちょっと今風になり過ぎて、基本を忘れている気もする。でもね、デパートの中だから。休める感じはありがたいと思う。

日本橋だと「天松」もお気に入り。特に最近、若大将と懇意になれたから、わがままを言えるのがなお良い。やはり老舗でわがまま!これは最高の贅沢だ。
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お昼の大人気メニューに「かき揚げ丼」があるのだけど、これを無理言って「イカのかき揚げ丼」にして戴く。これが旨い!!
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イカかき揚げは絶対に旨いので、やはりこうして食べるに限るよ。また行くよ、若大将!

そうすると夜も「イル・プロフーモ」とかに出かけてしまう。落ち着く場所を求めて!だね。ここ最近絶好調!お客さんが増えているから、良い循環で、仕入れも上手く行き、メニューの中身もグレードアップしている。相変らず月でメニューが変わる感じだけど、それでも以前よりはずっと中身のあるものになっている。それに代わったシェフの腕が良い。
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同じようにカルパッチョでも、ニュアンスが良いんだよね。
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サーモンはいつもの感じだったけど、冷製パスタは美味しかったね。最高!!
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鹿肉も極上の味わいだ。
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少しお高めだけど、妥協せずに頑張って理想的なレストランを目指すオーナーの強い意志と心意気が光っている。ますます応援したいお店だ。

なんか朝に「生姜焼」食べると、1日が高くつく気がするよ。


# by masa-hilton | 2019-09-02 16:21 | 趣味&グルメ

疲れてもとりあえず美味しいから(笑)

リハーサルの場所にお気に入りのお店があるのは嬉しい。この日は「タランテッラ・ダ・ルイジ」。リハーサルがなくてもわざわざ食べに行くお店だけど、ついでに食べられるのは嬉しいね。この前菜の盛り合わせ、生ハムやカルパッチョだけでなく、その日の楽しいお料理が並ぶ。これが良いんだよね。
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今日はピザにした。もともとピザが有名なお店。
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リハーサルが長引いて、夜人形町は「小春軒」で。もちろん「エビフライ」。これがまた旨い。
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もちろん好きで始めた音楽でも、仕事となるとただただ大変だししびれるね(笑)。好きじゃないことを仕事にしている人って、どうなんだろう?かえって割り切って楽なのかな?

# by masa-hilton | 2019-08-31 11:10 | 日々の出来事