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今月の雑誌の掲載等

今月はヤマハのお店等で無料で配られている「ピアノの本」の2006年5月号に、今年1月高崎でやりましたリサイタルのルポが載りました。ぜひご覧下さいね。

高崎はまた来年に朴さんのコンサートに呼んでいただけることになりそうで楽しみです。昨年は皆さん東京からいっぱいいらしてくださいましたね。今度は泊りがけで行きましょうね!!
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またアルソ出版の雑誌「ザ・クラリネット」に2号連続でインタビュー記事が載ります。こちらは赤坂達三さんの対談コーナーにスーパートリオとして呼んでいただき、足立さんも交えてゲストトークです。楽しい裏話がいっぱいありましたが、どこまで載るかな?まずは5月号に掲載予定です。こちらもお楽しみに!
# by masa-hilton | 2006-04-28 18:15 | ニュース

びりびりびりびり~

演奏活動で旅が多かったり、旅じゃなくても常時のべ100曲近い曲が後ろから「練習しなきゃ~練習しなきゃ~」と追いかけてくる時点で、楽譜をモーツァルトのソナタ集とかベートーヴェンのソナタ、ショパンのマズルカ全曲等々、分厚いままで対応するのは不可能!ピアノの譜面台に山積みになっているその「山の高さ」を見ただけでゲンナリするし、譜面台そのものに全部乗らないし(笑)

で、ほとんどの人はコピーして楽譜を使ってるんだけど、ちょっと非合法な香りが(爆笑)。コピーしまくると作曲家の権利問題がお気の毒・・・という優しい理由じゃなく、もうコピーしている時間もない!プラス便利だから、ボクの場合は自分の弾く曲をびりびりびりびり~と破いて使っているのです(笑)。そりゃ一般人はけっこう驚いてくれますが、プロ的には(特に外人)は当たり前かな。

びりびりびりびりびりびりびりびりびり・・・・(笑)。こうなると表紙と使わない曲の1部だけになってしまった意味不明な楽譜の残骸が本棚にいっぱい。ただ最近レッスンとかする時にね、困るんですよね~あはは。楽譜が無いんですから(笑)。でもまともな生徒は原典版と普及版を2冊持ってきてくれるから構わないんだけど、まあ、先生としては格好つきません。諺に「弾かない人に限って立派な全集が本棚にある」・・・そうかもしれないんだけど(笑)弾く人だってあった方がいいよ。最近はショパンで言えばパデレフスキーやコルトーの楽譜も、ラフマニノフやスクリャービン、ラヴェルといったものまで日本版でリーズナブルに手にはいる。こうなりゃさらに遠慮はいらない、びりびりびりびりびりびりびりびりびり・・・・!

個人的にはベートーヴェンのシュナーベル版とか日本版で安く出るといいよね。同じく実際に舞台でバッハを弾こうとする時、禁断のブゾーニ版とかも実は大変参考になったりするし、楽譜は設計図なんだから多く出版されて、手もとにあるのはうれしいこと。楽譜がちゃんとしていることは良い演奏につながります。そうだ!楽譜はちゃんとしていてくれ!特に歌の伴奏はね・・・いつも言うけど初見にさせられたり、突然の移調譜がダブルフラットの嵐や無理な調性だったりと(笑)・・・大変なんですよ。

先日の素晴らしいソプラノ、シーネ・バンガードさんのコンサート。変更してきたラモーの曲をニヤニヤしながら弾いていました。歌い終わって彼女も笑っている、その種明かし(笑)・・・まずピアノ譜じゃありません。おまけに古楽だから書かれている調とは実際に違う調の曲なんです。おまけに判読不明の手書き譜。どこを弾きゃいいんだい?と、いつ弾いても完璧に出来ないんだけど上出来上出来!・・・って笑ってしまう2人でした~。で、こんな楽譜です↓ああっ、このぐらい拡大すれば見やすかった~(泣)
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# by masa-hilton | 2006-04-24 12:11 | 日々の出来事

高松国際ピアノコンクール

優しさが足らないというのは、もともと「優しさ」の問題ではなく「配慮」の問題のようにも思う。「配慮」と言ってしまう辺り、これまた「情」がない。他人を思いやる気持ち、もし自分がその立場にあったら・・・と思う心が「優しさ」である。私も若い頃は「やる気」ばかりが先行して、そうした気持ちが実に足らなかったと反省している。でもそのおかげで今、とんがって生意気な若者には非常に寛大な気持ちでいられるのだが(笑)。

さて今年は高松で国際ピアノコンクールが行われた。規模としては浜松のコンクールクラスに迫る、力を入れた大掛かりなものだったようだ。

「先生、ホームページで顔写真まで入って当落表が公開されてるんですよ。残酷じゃありませんか?これって永遠にさらされるんでしょうか?私の友達で実力のある子もそこにいるんですけど、かわいそう過ぎます・・・・」

弟子からの電話である。確かに言う通りで気の毒だ。しかし受けた以上は落ちることもあるんだから、その辺りは覚悟するべきでもある。文句は言えない。ただ、もう1位も決まったことだし、入賞者を大宣伝することに力を入れて、他は消してあげるのも配慮の1つだろう。その時はそのぐらいに思ったのである。

実は2・3日前、このコンクールの事務所から大きな封筒が送られてきた。中身は今回が大成功したことの報告と「4年後にまたやります」みたいな挨拶だが、なんとここにもプログラムや全員の名前入りの当落表まで入ってきたのである。ちなみに私に送られてきたということは、日本中の音楽関係者全員に送られているということ・・・いかがなものだろうか?ここまで来るとさすがにやりすぎだと憤る。たまたま何かの都合で落選したが、実力があった人たちは大勢いて、そういう人たちは次のチャンスを目指していくが、こうして不必要にも多くさらされることは、彼らのイメージに影響し演奏家生命も危うい。大げさではなく殺人行為である。例えばショパンコンクールのような大コンクールで落ちても、なかなか一線には戻ってこれない死活問題であるのだから、このような落選イメージの強調はコンテスタントの息の根を止めるに充分すぎる。ショパンコンクールは「ショパン」という人への敬意が存在するし、音楽家を記念したものだから、畏怖や伝統・権威もある。「高松」はただの地方都市のことで、その名前自体に音楽的な権威があるはずもなく、本来ショパンコンクール等と同じ気分でコンテスタントを扱ってはいけない。コンクールとは競技会だが、芸術はもともと比較されるべきものではないのだし、オリンピックとも違う。

つまりこの関係者たちはコンクールをイヴェントして成功させたい、継続させたいことしか考えておらず、いわば文化都市高松、音楽都市高松、高松万歳!その宣伝だけにヤッキなのである。まさに本末転倒。コンクールを文化事業というなら、才能ある人たちを育てたいという気持ちが最優先されるべきである。チャンスを与えてやっているだろ?というものではいけない。もっともっと優しくあるべきでだ。悪気がないだけに罪も重い。そもそも高松の町がどうなろうと、音楽とは関係のないことなのだから(笑)。

送られてきた手紙の〆に「4年後の第2回開催を目指して、香川の誇りうる国際文化事業として、しっかり根付かせるように努力して参りたいと存じます。」・・・って自分たちの誇りになってどうする?そういうものではないだろう。誇りに感じるのはコンテスタントの方で、主催者は愛や心を感じていなければいけないだろう。

弟子曰く「こんな状態だと受ける人減りますよね?」・・・いやいや、増えると思う。確か年齢も40ぐらいまでいいはずだし。でも、それらの人たちがどんな思いで受けるのかと言えば「藁をもつかむ」思いである。それをもっとわかってあげていいはずだ。人の心と関わるものであることが音楽・文化の根幹であると、心ある人よ、審査員でも理事でも、どなたか挙手して伝えてほしい。
# by masa-hilton | 2006-04-22 06:30 | 音楽・雑記

5月26日のコンサート

歌手が都合でヴィッレ・ルサネン(バリトン)からガブリエル・ベルムデス(バリトン)に代わりました。曲はシューベルトの「冬の旅」で同じです。よろしくお願いいたします。
# by masa-hilton | 2006-04-19 02:02 | ニュース

文句を言わない!

前の記事を受けて。

ピアニストは現場の楽器で弾くのがほとんど。楽器がよく鳴らない楽器だったり、弾きにくかったり古かったりすると、そりゃ大変。ほとんど格闘技並みの体力が必要になる(涙)。半分冗談としても演奏の方に影響が出て、ヒビが入ってしまうのは確か。ホールの構造も響かなかったり、演奏位置から見た座席の位置等、微妙なことが係わっていて影響大。演奏とはけっこう繊細なものです。
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あるピアニストが「子供が騒がしい」と追い出したり、「これじゃ弾けない」といろいろ苦情を言って主催者を困らせた話もあるが、それも演奏に対する真摯な姿勢からでているので、非難はできない。プロなんだからどんな状況でもちゃんとやれ!と言うのもごもっともだが、どんな状況でも同じレベルの演奏ができるというのも、無神経なピアニストのようで魅力がない。繊細さも美徳だ。かつてはB=ミケランジェリが、ピアノのちょっとした調整のことでキャンセルしていたりした。大巨匠だとそれも美しい。

でも我々じゃありえないね(笑)。仕事は2度と来ません。繊細に影響しようがしまいが、お客様に喜んでいただくため全力を尽くさねば!

「プロはお金をとっているのだから批判されて当たり前」という驚くべき考えを持っているファンも多く、意外にもオタク諸氏の尺度が「こんなにお金を払ったのに」というところからの発想だったりして、びっくりしたこともある。音楽に浸かっている立場の意見は「金を払ったから云々」等と言われると、そんなことが尺度になり得るのか?と当惑するばかりだが、一種のショービジネスなんだし、ビジネスでのお客様の立場の声であればそれも真なり。もともと文化は究極では「無駄なものに価値を与える」もので、それを全て受け入れる「文化人」にはゆとりが必要だろう。お金を、結果に関係のない「楽しみの時間に使う」余裕が、どれだけの人にあるのだろうか。

本題。流暢なことを言って仕事は出来ない日本の現実。クラシック音楽界は小さな椅子取りゲームみたいなもの。どんな状況であれタフにこなし、精一杯頑張り、喜びを持って演奏する気迫がなければ、演奏の場すら得られない。ならば文句を言ったり愚痴を言うのではなく、前向きな姿勢!これを忘れない!・・・・そのためにはボクは「心あるお客様」を信じることにしている。きっと期待して来てくださってるんだから、何とかそれに応えたいと頑張ればいいのでは?そんな気持ちをヒートアップさせてくれる映像をご紹介しましょう!

ラフマニノフ=ヴォロドス編/イタリアン・ポルカ (ピアノ)ヴォロドス

ちなみにこのアルカディ・ヴォロドスさんは来日します。12月6日サントリーホールだそうです。いやあ、ヴォロドス君!!凄過ぎだ!この環境でこれだけのものが出来るのは、もちろん彼の素晴らしい実力だけど、お客様の期待を信じる心と音楽を愛する心、感謝の心!演奏できてうれしい~!と思う心だよね。苛酷な環境に立たされるといつもこれを思い出して、頑張ろうと思うのです(笑)。
# by masa-hilton | 2006-04-18 04:22 | 音楽・雑記

北海道から帰ってきました

NHKの「きよしとこの夜」も無事OAが終わって、本当に多くの方に見ていただきました。有難うございました。

そして私は15日朝7時半の飛行機に乗って留萌へ。さっき帰ってきたのが16日22時羽田着だから、相当に強行軍。強いて言えば、家がタクシーにさえ乗れば羽田から15分というのに救われている。そういう意味では本当に楽だ。でも、そうは言っても14日の夜は、いつものようにで朝4時半に寝ているので、5時半に起きて睡眠時間1時間(笑)。体が資本だしリサイタル・プログラムも大きいし、これはなかなか大変なことですよ。留萌・名寄はホールが古く、それはマイナス要因ではあるけれど、あたたかいお客様に囲まれて幸せなコンサートだった。楽しくゴキゲンでした!音楽って本当にステキ、演奏家~やめられまへんな!また伺いたいな~。

最低温度はマイナス5度、雪が降っていましたね。留萌はよく知らなかったけど、昔はニシンの漁場。今でも数の子のメッカです。そのニシンも、また獲れたての数の子も全く違う!おいしいものです。昔北海道と京都は北前船で結ばれていて、保存食として重宝されたみがきニシンが、京都にニシンそばを発展させたのです。いただいたお寿司も凄い。素材勝負でちょっとこれは敵わない。前にも書きましたが、素材では現地に勝てるはずがないです。えらそうな東京の店がかすむばかりか、こういうものを食べてる人は、東京には住めないでしょうね、塩辛1つだって全然違うから。そして広々とした美しい大地に育まれたら、考え方も変わるんだろうね。隣町まで車で2時間!ゆったりとした時が進みます。

ところでホテルで目が覚めて、朝ごはんをいただいていると、寂寞とした気持ちにおそわれる。これはよくあることで、でも孤独からではない。むなしさとも違うけど生きているのが面倒なような感じはある。今回もそんな気持ちがしたのでゆっくり考えてみると、寝不足であるために朝起きるのが辛いという事だったりする(笑)。朝ごはんを9時半ぐらいまでには食べなければならないことが多いホテル。家にいれば自由に寝ていられるのに・・・とか考えつつ、食欲もないのに起きたくもない時間に起きて身支度を整え、レストランへの重い足取り・・・もっとセンティメンタルでロマンティックなイメージなら格好もつくだろうに(笑)。でもこの寂寞感は、実は幸せの暗示でもある。コンサートに不安があったら、ドキドキバクバクしながら忙しく楽譜とにらめっこになっているだろう。けだるく新聞を読める自分に感謝(笑)。

そんな留萌に1つだけ不思議な店が。焼肉屋の「ジュネーブ」ってなんだ??東京にもあるよ、タクシーの運転手さんは大抵知っています。日吉の方にある焼肉屋の「北京」(笑)。普通は中国の地名じゃなくて、朝鮮関係の地名を使うと思うんだけど。ただここはうまいそうですよ。有名店らしいし。
# by masa-hilton | 2006-04-17 03:27 | 日々の出来事

考えどころ

先日プーランクのフルートソナタをレッスンしていたら、いやに単純な表現が鼻について、もしやと思ったのだが、楽譜が違うのである。楽譜が違うというのは、いわゆる「原典版」に手が入れられたもの、すなわち改訂である。確かに以前の版は、かなり不自然な表現があった・・・ピアノの方がPでフルートがPPになっていたり、ありえない場所でのフォルテ・ピアノ、歌い難いアーティキュレーション等々・・・「それらの表現をどうしたら自然に聴かせられるか?」と誰もが研究したはず。で、結局そういう部分が全部すっきり変えられた。確かに演奏しやすいというか、何も考える必要がない流れ・・・しかしどこか味わいが薄れている。心の情景から複雑さが差し引かれれば、やはりつまらない演奏になる。私たちが聴いてきた往年の名演は、旧版で演奏していることもあるし馴染めない。コンサートは何を選択しようと構わない、自己責任であるが、今後レッスンしていくにあたってどう選択していくのか?重要な問題だろう。

同じことがヘンレ版のベートーヴェンにも起こっている。実は今のヘンレ版は私たちが弾いてきたベートーヴェンとは違う。そもそもヘンレ版は周期的に改訂されているので、私たちのベートーヴェンも実は前時代の人たちの解釈とは異なっている。いや、解釈という言葉は不適切かもしれないね。「解釈を考える以前のもとのもと」と言うのが正しいだろう。その基盤が何年かおきに揺らいでは、話にならないぜ!というのが私たちの本音である(笑)。ただこれらは研究者による検証の積み重ね、新しい発見による変更なのだから、最新の情報を無視することも出来ない。演奏者も新しい楽譜によって、新たな解釈を試み、更なる多様な表現を勉強するのが筋だろう。

スポーツ競技であれば最新の記録が、古い記録に上書きされて、それが最高のものとなるが、音楽の場合は過去の名演は上書きできないどころか、近づけないほどの輝きと生命力を以て生き続けている。なかなか超えることも難しく、新しい発見も無にするだけの説得力を持っているため、新たな解釈を行う必要性は実は誰も感じていない。そんな現状もある。

ショパンもまた然り。エキエル先生の楽譜が最近これほど出回っているのも、新しい発見と研究の成果である。ショパンコンクールでもその使用が話題になっていたが、この普及の仕方は本人とその周りのご威光ゆえという考え方もある。新しい音遣いはどうもピンと来ないという意見も多いし、賛成だ。そんなこともあって、同じ原典版でも10年20年たつと「使えるものかどうか?」という判定が下されていく。それも何とも面白い! その折の改訂者に対しての批判でなのだが、なんだかんだ言って、作曲者に文句を言っているようなものではないか(笑)。

結論的にはその曲が何を描いているかという大筋までは、何も変わっていない。何があっても心を尽くしてそれを表現すれば、古臭くてもミスタッチがあろうとも、逆に新しい表現解釈によるものであっても本来は構わないはずだ。伝えるものは表面ではないはずなのだから。でも伝統芸術、トリルの入れ方ひとつで見識を疑われる時だってある。まさに「考えどころ」であるが「考えすぎ」の功罪かもしれない(笑)。
# by masa-hilton | 2006-04-11 04:56 | 音楽・雑記

役割分担で!

老舗の中には敷居が高いところもいっぱいある。うちの近くに「芳味亭」という大変おいしい洋食屋があって、まぁレトロな雰囲気で良いのだが、とにかく「接客最悪コンクール」というものがあったら間違いなく第1位特賞に輝くであろうくらいに感じが悪い。いや悪すぎる(笑)。どうしたらこんな態度がとれるのだろう(笑)?ここまで凄いとポリシーなのかとも思うし、かえって面白い。もしかしたらあの下足番のおじちゃんは、友達になったら笑顔で迎えてくれるのだろうか?とか想像して。ある人はオムライス1つ頼んだのだが、それ1つだけでは生きて帰してはもらえそうもないような雰囲気だったので、結局びびって沢山注文してかなり払ったらしい(笑)。そもそも値段も高いのである。

何事にも役割がある。たまには悪役もいたほうが良い(笑)。こうした敷居の高い老舗がこんな感じじゃないと、私たちが大好きで通いたいお店が、妙な客筋によっていつも満席で行きづらくなってしまう。もう1つの人形町名物「玉ひで」のお昼の親子丼の行列を苦々しく思っている食通もいるみたいだけど、逆にそれはそれでいいではないか。おかげでこちらは気に入った店でゆっくりできるわけだし、行列が出来るというのも営業努力の賜物なのだし素晴しい事だ。そこに文句を言うのは筋違いであろう。味のわからないお金持や、グルメ本やマスコミに言われたことを信じて試しに来た人々が徘徊する「食の街」ならではの心配事である。

味がわからないお金持的な人が集まるという点では(笑)、日本橋の三越やタカシマヤは総本山とも言うべき場所だろう。それは揶揄ではなくデパートなんだから当然だし、むしろそうでなくちゃ困る。営業努力、本当にいいものより、売れるものを売らなければ経営にかかわるのだし、そこそこにそこで味を覚えてもらうのも大切だ。それでも三越からガルバニャーティが消えるのは、承服できない。おそらく日本一おいしい食パンですよ。撤退するのはCM不足か何なのかわからないけど、誰だって食べてみればすぐわかること。丸ビルからも撤退したから、もう六本木と名古屋のタカシマヤしかないね。トーストにしても絶品だった。耳はフランスパンのように、中はしっとりと・・・・。ああ、残念!

いいものが売れる世の中にしたい・・・それはどの業界も思っていることだが、どの業界もそうではない(笑)。音楽界しかり。でもこれは売り手にも責任がある。売れるものになるにはどうしたらいいのだろうか、これがやはり基本だ。売れるものという言葉には一種の後ろめたさがあるのだろうが、みんなが喜んでくれるものということでもあるんだから恥ずべきではない。前向きにがんばっていきましょう!

それにしてもガルバニャーティの食パン(パン・カッレ)よ!三越は4月13日でお別れです。そうは言っても三越&タカシマヤは私の台所。うまいものを今後もたのむよ~~~!期待してるよ。
# by masa-hilton | 2006-04-09 15:03 | 趣味&グルメ

北海道のリサイタル

かねてからお問い合わせを頂いていました北海道のコンサート、チラシが来ましたので告知します。留萌そして名寄・・・初めての場所ですね。今回は旭川から参ります・・・朝7時台の飛行機で。起きられるのだろうか(笑)?

ぜひ楽しいコンサートにしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。あれれ?チラシ、ノクターン2番になってるな~、じゃ2番てことで(笑)

● 予定される演奏曲目 ●

ファリャ         火祭りの踊り
ムソルグスキー    組曲「展覧会の絵」より(抜粋)
リスト          リゴレットパラフレーズ
             ハンガリア狂詩曲第11番イ短調              
ドビュッシー      月の光(ベルガマスク組曲より)
ラフマニノフ       練習曲「音の絵」ニ短調 作品39-9
シューマン       知らない国々
              トロイメライ(組曲「子供の情景」より)
ショパン         夜想曲 嬰ハ短調 遺作
              バラード第1番ト短調 作品23
              ポロネーズ第5番嬰へ短調 作品44
              スケルツォ第2番変ロ短調 作品31              
              英雄ポロネーズ 作品53

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# by masa-hilton | 2006-04-07 13:10 | コンサート・イヴェント告知

続けてランタネンさんのリサイタル

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このチラシを見る限りでは随分と曲が変わっていますよぉ。ベッリーニとロッシーニもないんだけど(笑)。もしかしたらあったりして・・・・また来日してみないとわからないのかな???

ラヴェルの博物誌は全曲、シューベルト、シベリウス、ヴォルフのややマイナーな歌曲とモーツァルトのアリアになってますね。楽譜も送ってこないし(笑)。てんやわんやの予感。

さて明日夜はいよいよBS日テレのオンエア。(編集で)どんなことになっているのやら・・・ちょい心配です。

心配といえば藤沢でショパンのリサイタルをやるんですが、横山幸雄さんと若林顕さんとのシリーズコンサートなんです。二人なかなか曲を出してくれないから、今日になってごたごたしてきた・・・・さあ、何を弾こうかなあ???この間の立川もそうなんだけど、いつもボクは後から調整役。みんなと重ならないように、自分のレパートリーでない曲を弾くことになるんだ。まあ、それも良いではないの~、ちょっと大変だけどそんなことでもないと、怠け者だからレパートリーの入れ替えしないしね(笑)。そういえばモーツァルトのピアノ協奏曲だってホントは24番が良かったんだけど、27番になったし(笑)、あはは。いや笑い事ではないや(汗)、がんばります~!!
# by masa-hilton | 2006-04-06 01:19 | コンサート・イヴェント告知

シーネ・バンガードさん、曲目変更

以下のように一部変更になります。

●Program. Tokyo 2006●

R. Strauss:  Säusle, liebe Myhrte op 68
          Als mir dein Lied erklang op 68
          Amor op 68

H. Berlioz: of `Les Nuits d’eté
          Villanelle
          Le spectre de la rose
          Au cimitiere
          L’Île inconnue

E. Grieg:    Våren
          Det første møde
          Solveigs sang

Rameau: from Zoroastre, aria of Amélite - Sur nos Coeurs, épuise tes armes.

Mozart: from Il nozze di Figaro: rec. and aria of Susanna: Giunse alfin …….Deh vieni, non tardar.

Mozart: from die Entführung aus dem Serail, rec. And aria of Konstanze: Welcher Wecksel…..Traurigkeit.

Donizetti: from Lucia di Lammermoor, Cavatina di Lucia: Regnava nel silenzio

J. Strauss: from die Fledermaus: Couple of Adele: Mein herr Marquis

# by masa-hilton | 2006-04-03 22:15 | コンサート・イヴェント告知

忘れられし雅広語録

大阪音大で教えた頃のお弟子さんの波子さんが久々東京にレッスンに来ました。なかなか頑張ってますよ、今年も外来の演奏家との共演や、レニングラードに行ってコンチェルトをやってくるとか。彼女は編曲も出来るので、ボクの仕事も色々サポートしてもらっています。とにかくお弟子さんが頑張っているのは、先生も大変うれしいです。さらに持ってきた曲がタイムリーなシマノフスキーで(爆笑)。大人のレッスンだと解釈が完璧になれば後のことは自己責任、つまり雑談の時間になっていくわけです。

で、ボクはその昔こんなことを言っていたらしい。「恋愛とは変奏曲のようなもの!」・・・つまり「恋愛が進めばそこにドラマがあるのはもちろんだが、愛する対象であるその人自身、曲で言えばテーマそのものも、変奏曲のように姿を変えてしまう」・・・だから「その都度対応して変化に富んだ表現をしていかなければ、変奏曲も恋愛も成立しない」のだそうだ(笑)。テーマが好きでもフィナーレの曲が嫌いな場合だってあるだろう・・・いやあ、ボクって凄いこと言っていたなあ。

「先生はこんなことも言ってましたよ」と波子さんが言うには、ボクの持論で「ゴッホとピカソの違いってわかる?」と言うのがとても印象的だったそうだ。「ゴッホは天才ゆえに、あれこれしているうちに自分自身がおかしくなってしまった。ピカソも天才ゆえに、あれこれやっているうちに周りの女性がおかしくなってしまった。だからピカソの方が偉いんだよ(笑)!」・・・これは「我々演奏家は画家や彫刻家、小説家のように作品を残すことが出来ない。瞬間芸術家なのだから、現在その場にいる人たちに魅力を伝えられなかったらおしまいだ」ということを言いたかったわけね(笑)。「演奏家はエネルギーが外に向いていることが大切」って、いいこと言うじゃん。あはは。

今から約10年前、大学でやっていた公開講座は音楽のこと半分、恋愛秘儀の伝授半分みたいなものだったから、学生にはとても人気があって印象も強かったはず(笑)。10年前はかなりなパワーを持った遊び人だったわけだけど、最近は少し品の良い「小粋なおじさん」を自称していて「良し!」としていたが、こんな自分の発言も忘れているようでは、枯れたも同然と(笑)反省しました。

 「いえいえ、先生は今も充分・・・・」
 充分・・・・何なんでしょうか?? ね!

そういえば今年度も国連で「演奏家の目標は全世界の女性を恋人にすること!」と票決されたばかりでしたね。ちなみに今日は4月1日(笑)
# by masa-hilton | 2006-04-01 12:20 | 日々の出来事

NHK「きよしとこの夜」撮影風景

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昨日は朝から7時間拘束で、わずか3分間のイメージシーンのための収録でした。「きよし~」の出演シーンですが、テレビは皆さんが思っているより、かなり大変なんですよ(笑)。手のアップをとるためには無理な姿勢をしたり、弾きながら話したりとかね。とかく誰かが出演しているのを見て、気軽に批判等しがちですけど、いやぁボクには絶対に出来ませんね~。わが身に置き換えてみてください。世の中「簡単に出来ること」等何もないですからね。あがっている暇もありません。

内容は「姿勢をよく・・・・椅子の座り方・・・・」等、色々言っていますがカメラが近すぎて、本人が無理な姿勢になっているじゃないですか(笑)。ていうか筋肉痛になりそう・・・つらそうですね(笑)↓
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4月3日は実際スタジオでの収録、僕が誰と絡むのかはまた当日のお楽しみですが、当然ナマの氷川きよしさんにも会えるし、レギュラーのグッチ裕三さん、ベッキーさん(ピアノ弾けるらしい)達と、とても短い?ピアノレッスンコーナーになるらしいです。
# by masa-hilton | 2006-03-30 09:55 | ニュース

すこしまとめて告知

ばらばらになっていてわかりにくかったかもしれませんのでまとめて告知です。

テレビ出演の放送日について

1.4月6日夜10:00から 日テレBS「ブラボークラシック」
2.4月13日夜10:45から NHK「きよしとこの夜」(氷川きよしの番組)
3.5月20日朝10:00 NHK「親と子のTVスクール」(生放送)


どうぞよろしくお願いいたします。

●そして今年ならではのコンサートもあります。こちらも是非いらしてくださいね。
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ベルリン・フィルの優れたメンバーによる室内楽ですね。どうぞお楽しみに!
# by masa-hilton | 2006-03-29 22:51 | コンサート・イヴェント告知

桜が咲く!

a0041150_15562652.jpg自然界は不思議なもので、あたりまえなのかもしれないが、季節を間違えずに繰り返している。今年も私の家の目の前の遊歩道に桜が咲く。人間が繰り返すものは歴史、失敗・・・時が進んでいく中では、繰り返されるものとは業(ごう)のようなものが多くなる。自然の営みは摂理によって繰り返されているが、摂理は神が作りしもの。人間の気持ちが昔に戻れなかったり、後戻りができなかったりするのは、潔い前向きなイメージもあるが、所詮は愚かなゆえなのである。人間は摂理で動くことは出来ない、桜の木はそう語っているかのように誇らしい。

一昨日の立川のジャズとクラシックのコンサートは、史上空前の大熱狂のひとときだった。もしビデオを撮っていたのだったら、何十万円でもいいから譲って欲しいとかの要望が殺到しているらしい。ありがたいことだ。あの大ホールがいっぱいだったのもうれしい。心から感謝いたしております。

ジャズの人たちは一瞬の時間にすべてを投入する音楽家である。彼らほど「時」に敏感な演奏家はいない。生きている瞬間が光るようなもの、またそれが名手ぞろいで個性も際立っていれば、誰もが思わず騒ぎたくなるような気持ちになる。もともとクラシックの方は及川君と三舩さんになる前、発表されていたメンバーが2人途中でおりたのである。それはある意味では正しい判断なのかもしれない。ジャズの人たちのスパークの後、ハイになっている人々の心の深いところに、訴えかけるような落ち着いた空間を作るのは、当然至難の業。並べて弾けば自分が引き立て役になるのは目に見えていることだから。でもそれは競争の厳しい、そしてクラシック業界の小さな世界で、人と張り合うことを覚えてしまった悲しい性(さが)の現われである。音楽で何を張り合う必要があるのだろうか?それぞれが自分の思い、心を語ればそれでいい。それで十分なはずだし、それで満足させられるからプロなのである。事実、大音響の熱狂のあとにピアニッシモのメロディの切なさで、一瞬の内に会場の空気を変えて、人々の気持ちを寂寥感の中に集中させることも出来た。たった一音で人を魅了する・・・「それってどうやるの?」と佐山さんから質問されたが(笑)、「延々と湯水のように湧き出てくるようなアドリブをどうやるの?」とこちらからも質問があるので(笑)、お互いの年輪の華ということにしておきましょう。

クラシックの演奏は一瞬にすべてを投入するパワーはないが、一音の中に過去から未来までの多様な思いを込め、ストーリーにすることができる。だから今の瞬間に酔いしれていた人々も、一瞬で過去の悲しみや未来への憧れを思い出し、会場の空気が変わり、喧騒が嘘だったかのように涙もするのである。ジャズとクラシックの違いは、技術的には奏法のレガートの扱いによるところだと思っていたが、それ以上に「時」に対する観念の違いがあることを深く感じられてとても幸せだった。摂理だけでは生きていけない愚かな人間だからこそ味わえる至福もある。
# by masa-hilton | 2006-03-27 23:55 | 音楽・雑記

コンクールも終わって

今年もロゼコンクールが終わりました。悲喜こもごも。ほとんど曲の選び方にかかっているね。ショパンのエチュードだと、25-12なんて選ぶと損だよね。技術的には大した曲じゃないんだけどスケール大きい曲だし、妙に内容あるから力んじゃうし。速く弾けたからいいってモンでもないし遅いとバカみたいだし(笑)、ミスするとハモってるから目立つしね。とにかく演奏者のきわだった個性を出しにくいっていうのが嫌だね。でもみんな弾くんだよ、やめろって言っても(笑)。あとショパンのバラードとかもね~損なんだっ!て言っても弾くやつが絶えないし(笑)。ま、お好きにどうぞ。

ベートーヴェンも解釈が徹底してないと大損するよね、そのために弾くわけだし、意味がなくなっちゃう(笑)。外国行って勉強しろ!とまで言わないけど、しかるべき先生についたらそんなはずないのに~。先生のせいといえば1次でショパンのエチュード10-2を才能豊かに弾いた子がいて、本人は音楽的には天才なんだけど、かなりひどい譜読み間違えがたくさんあり落選。残念だね。ショパンの曲というよりは中国の民謡みたいな曲になっていたから(笑)・・・・気がつかない本人も悪いんだろうけど、かわいそう。かわいそうといえばやはり解釈の問題でシマノフスキーの変奏曲。驚くほど完璧なのに賞外だったのは(3位ぐらいでも良かったと思うけど)舞曲が硬直しちゃうから・・・・というか舞曲って音楽の基本だから、それがまずいのは音楽家として虚しく見えちゃう~あんな凄いコーダを弾いても、高い点はつけられないんだよね。それは本人の実力じゃなくて、マズルカ等はポーランドの先生の意見を聞くとか、ワルツはドイツ人の意見もフランス人の意見も参考にする・・・・曲によっての先生の選び方というか、留学するとか、知識の問題・・・・日本人には習わなければわからない部分なんだから、ちゃんと習うべきだよね、ホント。それだけのことで運命が変わってしまいます。リストとかラフマニノフとかはお得ですね。ピアノの名手の曲は、ピアニストが映えるように出来ているし。

1位をとったラフマニノフのモーメントミュージカルを弾いた人は本当に上手だった。どこに行っても通用する演奏だったし、スクリャービンの2番のソナタの方も夢見がちで、なかなかあれだけの演奏は出来ないと思って感服した。とても幸せな気分にしていただきました、ありがとう。

結果がNGだった人もこんなことにめげずにがんばって続けてくれるといいなと思ってます。かく言うボクだって傷だらけの人生!美術館を読んでごらんよ。厳しい世界の上に意地悪もされる・・・でもやる気さえあれば生き残れる。生き残りたいんです・・・その思いだけで今もがんばっているんですからね。コンサート作りだって、豊満なオッパイが武器の演奏家とのコンペじゃとても敵わないし~(笑)、お笑いやマジックの方が面白いと企画も潰れてしまうこともしばしば。がははは!でもあきらめない!だって音楽が好きだから。さあさ、お互いがんばりましょう。がんばれば楽しいし。

これからも応援よろしく~!さてBS日テレの「ブラボー!クラシック」は4月6日の放送になりました。夜22時からのたぶん後半。前半はショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲のライヴ・・・・超難曲と初心者のためのピアノの組み合わせ。そのコントラストも凄すぎじゃないすか(笑)?
# by masa-hilton | 2006-03-24 11:19 | 音楽・雑記

NHK出演予定

土曜日の朝10時からのNHK教育「親と子のTVスクール」に5月20日ナマ出演することに決定しました。こちらはピアノ演奏というより教育論を語る番組になりそうですね。司会は麻木久仁子さんです。
また現在「きよしとこの夜」のミニコーナーの収録についての打ち合わせが進んでいます。こちらの方はどうなっていくかまだ手探りですが・・・

25日でひと段落かと思ったら、忙しさは増すばかり。最近、仕事一筋にしてそこに時間を集中させていると、やっぱりエネルギーが違うし、本来のボクはこういう仕事人間だったことをあらためて思い出す。スーパートリオの方でも来年にかけて必ずCD制作をはじめとした大きな展開ができるようにがんばっています。こうした充実した日々を過ごせるのも皆様の応援あってのことです。本当に有難うございます。これからもガンガンいきますね!
# by masa-hilton | 2006-03-22 23:20 | ニュース

ライヴなライヴ

さて、今日はBS日テレの収録最終回が無事終わりました。山下アナ、本当にお疲れ様。曲は簡単にした「別れの曲」ですが、両手の経験がないとさすがに難しく、苦労されていました。今回はディレクターが、ジャック・ルヴィエ門下のパリで学ばれたピアニスト出身の方だったので、だいぶ私の労力は軽減されました(笑)。しかしそのディレクター姫が少しやせられたかのような・・・・(笑)。とにかく素人が普通にピアノを弾こうってえのも大変なのに、いつも短い時間内での収録。これは基本的に無理なことなんですよね。ピアノは煮込み料理ですから、時間をかけてゆっくりと。これが肝心ですね。でもよくできました!

で、プロはどうしてるかっていうと立川のコンサート。たとえばアンコール曲の「エリーゼのためならず」という曲(爆笑)。どういう曲なのかまだ決まっていない(笑)。22日のリハでみんなで作りましょう・・・・ってさすがにジャズの人は言うことが違う。でもクラシック組も、昨日僕はヘアーサロンで及川さんから・・・・「どのパートを弾くんでしたっけね?」みたいな電話。ライヴなライヴに期待が高まるじゃないですか!でもこれで前回の前橋のデュオみたいに、リハに行ったら2人で同じパートを弾いていた!みたいなことはなさそうだし。でも今回けっこう難しい曲ばかりで・・・・三舩さん曰く「初見でパッと弾けるレベルの曲じゃなかったね(泣)」。つまり曲を決める時に即断だったけど、中身を確認せず題名だけで決めてた私達だったのじゃ(笑)。いやあ、楽しみだなあ。がんばります!
# by masa-hilton | 2006-03-21 00:56 | 日々の出来事

単発ものですが

BS日テレに続いて、現在NHKからの出演の打診が来ています!
詳細が決まりましたら告知していきますね。楽しみです!

応援よろしくお願いいたします。
# by masa-hilton | 2006-03-17 08:36 | ニュース

さすがに大変だったけど大成功だった

今日は武蔵野市でフランスの歌曲のコンサートだったが、実は今日のバリトンのアンカワさん、来日して以来ずっとのどを痛めて、もしかしたらキャンセルもあるかもと、ヒヤヒヤの状態だったのだ。

結局今日は歌ったのだが、当然リハーサルはしていない。さすがに大変だったよ。久しぶりでアタフタしたよなあ(笑)。普通に見れば神経を使うのは前半のラヴェルとプーランク。特にラヴェルはピアノが描かれた動物のキャラクターを音色で示さなければならないような曲で、歌もピアノもまったく精密に演奏することによってはじめて、聴いている方に即興で語っているかのように聴こえるという難物だ。でも実はボクはこの手の曲は得意なので、これは少ない打ち合わせで「うまく行く」と思っていたけど、誰もが知ってる2重唱とかがね・・・・ぶっつけでやったはいいけど、2重唱って芝居して動くんだよね・・・・で、動く場所には限度があってそれをリハで確認しておかないと、遠くに行き過ぎで聴こえなくなっちゃう(笑)。「こら、そこの2人!アンサンブルなんて出来ないぞ!」・・・・ま、何とかセーフだったけど(笑)。アリアだって小声でのテンポあわせはウソだらけ。フルヴォイスになった途端、速さも拍子もリズムも理解不能な別ものに変わる。それが歌手というものだ(爆笑)。

そんな感じだから、コンサートが終わってからアンカワさんに本当に感謝された。少ない練習もきついけど、今日はピアニストのホローがなかったら絶対成功は難しかったはずだ。喜んでもらえてよかったよ。とにかく歌のコンサートはこのような危うい事件が頻繁に起こる。歌手がなかなか曲やキーを決められなくて、初見同然でやるようなことだって多く、歌の伴奏をしたら誰でも経験することだ。でもボクはどうしてもそういうギリギリの状態でも、自分の主張と存在感は示したい・・・・それでより危険なことになっちゃうんだよね。それで事故ってオタクに随分攻撃されたこともあったよ(笑)。でも、オタクなんだからもっと深いところを聴いて欲しいよね。ほんとは誰が悪いか、ちょっと知識があればわかりそうなものだけどね。でもボクたちは、伴奏の場合まず歌手に気に入ってもらうのが1番!毎回感謝されて抱きしめてキスをされると「ああ、よかった」とそれだけで満足ができるんです。今日もゴキゲン。
# by masa-hilton | 2006-03-16 23:58 | 日々の出来事

シーネ・バンガードさんのリサイタル等

演奏家にとっての年に1度のデスクワークの確定申告の時期。この時期はみなが練習不足になり、またいろんな事務的な(例えば曲を決めてとか写真を送って等)ことが滞ってしまうのでありました(笑)

今週の中澤きみ子さんとのコンサートのプログラムは

ベートーヴェン    ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
ファリャ        火祭りの踊り
ショパン       スケルツォ第2番

ドヴォルザーク    ユーモレスク 
             わが母の教えたまいし歌
マスネ         タイスの瞑想曲
田中 章       早春賦
瀧 廉太郎      荒城の月
サラサーテ      アンダルシアのロマンス
            チゴイネルワイゼン


となっています。お楽しみになさってくださいね。

また来月22日武蔵野市民文化会館、ソプラノのシーネ・バンガードさんの曲目も決まりました。いや、しかし凄い名前!バンガードっていうのも何か連想しそうなハードボイルド系な感じだけど、シーネっていうのが凄いな(笑)。でも赤ずきんチャチャというアニメで、「しいねちゃん」というかわいい魔法使いがいましたね。

R・シュトラウス     ささやけ、愛らしいミルテよ
              あなたの詩が私の心に届くとき
              愛の神

ベルリオーズ      ヴィラネル
              バラの精
              墓地にて(月の光)
              知られざる島   (以上歌曲集「夏の夜」より)

グリーグ         春
              初めての出会い
              ソルヴェーグのうた

ベルリーニ       ああ、信じられない(歌劇「夢遊病の女」より)
モーツァルト      愛の喜びよ、早く来て(歌劇「フィガロの結婚」より)
              どんな責め苦があろうとも(歌劇「後宮からの逃走」より)
グノー          わたしは夢に生きたい(歌劇「ロメオとジュリエット」より)
シュトラウス       侯爵さま、あなたのようなお方は
              田舎娘の場合は(喜歌劇「こうもり」より)


R・シュトラウスの作品68の歌曲は歌にとってもピアノにとっても難曲ですね~。
# by masa-hilton | 2006-03-09 16:23 | コンサート・イヴェント告知

凄かった、新潟のコンサート

a0041150_23543675.jpg何が凄いって集客です。

この写真は開演20分前、すでにギュウギュウ満席。
ちょっと凄い絵だったので、楽屋のモニターTVを
映して見ました(笑)。
最終的には1席も空きがなく、1週間ぐらい前から
150人以上お断りしていた
そうです。ボクのCDも
ヤマハのお店1日分ぐらいの売り上げがあった!

去年サラマンカホールでも200人ぐらいお断りが
あったし、1000人を越えるホールが溢れたことも。
でもこれは僕の人気というよりは主催者の努力の
賜物なんです。本当にありがたく感謝しています。
# by masa-hilton | 2006-03-06 00:05 | 音楽・雑記

或る風に寄せて

人間だからいろいろな気持ちになることがある。重い気持ち、悲しい気持ち等も、こんな私にだって無縁ではない。みな表面だけではわからない心を以て歩いているのだ。

さて昨日、東京は雨だった。気持ちが重かろうと仕事もあるので、食事には出かけなければならない。食欲がなかろうと・・・・人間とは厄介である。そんな時、冷たい雨は余計にすべてを煩わしい思いにかきたてる。その時にふと思い出した。

    おまへのことでいつぱいだつた 西風よ

これは高校生の時に読んだ立原道造の詩である。今まで思い出したこともない記憶の奥底にあったフレーズが、急に頭に浮かんだのだった。

 
    たるんだ唄のうたひやまない 雨の昼に

今日のような寒い日の詩ではなかろうに・・・・と、そんなことも考えていた。気がつくとこの詩をすらすらと暗唱できる。立原道造の詩は音楽にもたとえられる「詩」らしい「詩」だ。夢のような気分にささえられた抒情詩、凡人が真似すれば恥ずかしいほど感傷的に過ぎたものになるだろう。

西風は愛する人の象徴なのか、閉ざされた窓の描写は開かぬ心の暗示であるなら、それは誰の心なのか。寂しさやおののきをも感じながら

    あれは見知らないものたちだ…

おぼえていたのなら、もう見知らぬものでもなかろうに。詩を読めばその流れで殆どの事が理解できるように思えるが、道造の詩は細かい詳細を読むものにゆだねて不明瞭でもある。

    夕ぐれごとに かがやいた方から吹いて来て

西風ならば太陽が沈む方向から吹きかける風。あたり前のことだが、なんと美しく悲しく感じることか。輝きや光は希望の象徴である。それが夕日でなければならなかったこと。そう思うとこの西風の持つ意味と肌触りが、いかに高貴でせつないものかがわかる。そして夜がせまり

    おまへは 西風よ みんななくしてしまつた と

すべてが風のはかなさに消える。消えないものは自分の中にある。

    おまへのうたつた とほい調べだ―
    誰がそれを引き出すのだらう 誰が
    それを忘れるのだらう……


それは他人事のように回想されている。しかし決して忘れない思いがここに残る。いや忘れられないのであろう・・・・


気になったので家に帰って立原道造の詩集を本棚から探してみて愕然とした。彼は日本橋の橘町(東日本橋3丁目付近)に生まれていた。きわめて近所なのである。浜町、久松町で学舎に通う・・・まさに私が歩いていたこの場所。たった24歳でこの世を去ったこの人が、この街を当時と同じように、いかにも詩人らしい様子で闊歩しているに違いないと確信した。「君は、僕のことを知っていたでしょう?」と、彼のおめがねにかなって、おそらく呼び止められたのである。今も私の心に何かを語りかけ続けているかもしれない。

ちょっと甘えん坊風な、生意気そうな風貌も印象的で、4・4・3・3行の西洋のソネット形式で書かれた詩が多いのも、当時の夢見る青年のロマン的な香りと意気を感じさせる。上で紹介した「或る風に寄せて」もまたそんな詩の1つである。またこの詩は、三善晃氏の女声合唱曲「3つの抒情」の第1曲目に使われて、こちらも広く知られているところだ。東大の近くには記念館もあるので、あらためて散策して、近々彼にきちんと会いに行こうかと思っている。
# by masa-hilton | 2006-02-27 21:34 | 日々の出来事

おかげさまです。感謝!

a0041150_2138027.gif前に告知いたしましたが、3月5日新潟のリサイタルは、おかげさまにて
チケット完売したそうです。本当に心から感謝いたします。
# by masa-hilton | 2006-02-26 19:13 | ニュース

ピアノの本&ぶらあぼ 3月号

ピアノの本3月号に昨年暮にヤマハ銀座店で行ったイベントの模様がレポート
取材されています。

またぶらあぼ3月号に立川のコンサートの告知がされていますね。

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# by masa-hilton | 2006-02-25 12:03 | ニュース

月刊ピアノ&月刊ショパン

前にも告知いたしましたが、今月はこの2冊にインタビュー記事が華々しく(?)載っています。

月刊ショパンの方は、ちょっといつもらしくない感じの写真が載っていて・・・う~ん、疲れているからしょうがないか・・・と思いきや、三舩優子さんの方もちょっとワイルドな(笑)写真だし、おまけに及川浩治君がウソのようにおとなしそうに写ってるから、こりゃカメラマンの勘違いの問題じゃ!と一喝(笑)。やり直し~~!!!あ、無理でしたね。で、この斎藤・三舩・及川トリオのトリオ名を募集してます。採用された場合には素敵なプレゼントが・・・一応どんなプレゼントかと言うと、僕たち3人とお食事会なんだ。どお?一緒においしいもの食べましょう!及川君も写真のようにおとなしくはないこともわかるだろうし(爆笑)。あとマンガ本の特集も面白いですね。こちらにも原稿を載せています。

かたや月刊ピアノ、風呂場の写真も良いではないの~~!ということで、こちらは満足!優雅な雰囲気~、ボクらしく(笑)。

さて、福井のコンサートは、お断りしなきゃならないくらいたくさんのお客様がいらしてくださいました。そしていつまでも鳴り止まない拍手。うれしかったなあ~。本当に有難うございます。下はウェイウェイさんから送られてきた写真集。オフショットも楽しそうでしょ?家田さんのHPのギャラリーにも写真集が掲載されています。
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明日はスーパートリオ!1月6日に発売ということで、ちょっと集客が苦しいらしいけど(3ヶ月前に売ってくれれば絶対満席だったろうに・・・もったいない)、東京近郊での初スーパートリオ!張り切っていきま~~す!(・・・・後日談、いやそれが8割がた入りました!!さすがさすが、奇跡奇跡!演奏もバッチリで楽しいステージでした!ありがとうございました!)
# by masa-hilton | 2006-02-21 19:49 | ニュース

なんか凄いんですけど(笑)

今日は福井ツアーのリハーサル。うまくいったなあ!何も心配ないや!乞うご期待です。

ところでこのツアーはフルート:萩原貴子さん、ヴァイオリン:小杉まりささん、ソプラノ:家田紀子さん、楊琴:ウェイウェイさん、ベース:ブレント・ナッシーさん、ドラムス:ブレッド・ジョンストンさんといつもの仲間達だけど、私も含めて大所帯。そこへ別のリハでクラリネット:赤坂達三さんが登場して、おいおいスーパートリオだっけ?いえいえヴァイオリン:小林美恵さん、ピアノ:浦壁信二さんとの合わせ。そのあとピアノ:高橋多佳子さん、ピアノ:宮谷理香さんが登場し、何と壮観なこと!!思わず赤坂さんが「写真でも撮りましょうか?(爆笑)」と言ったりして。いやあ、ボクには仲の悪い人はいないので、音楽家・演奏家と会ったり群れたりするのが大好きなんだ。

男は家を出たら7人の敵がいるというけど、そういう考えになると、自分に跳ね返ってきて自分の心が刺々しくなるでしょう?楽しく行きたいじゃない?どうしてものわからず屋さんは苦手な友達(笑)、けんか友達とか、一応友達だと思うことにしようとね(笑)。それに最近は街で知らない方からも会釈されることも多いので、ちょうど「イースターパレード」のフレッド・アステアみたいに、笑顔で口笛を吹きながら、軽い足取りで~♪エレガントに。「イースターパレード」は僕の最も好きな映画の1つ。それはジュディ・ガーランドが出ているからでもあるけれど、冒頭のアステアの買い物シーンから、心が弾みますね。

さてリハが終わったあとは、次のファミリーコンサートの話をしつつ、家田さんとご飯。茨城でコンサートが出来そうなんだ。そして新宿ホルモン!レバテキを再びいただきました。

a0041150_232842100.gifそういえばナッシーさんとウェイウェイさんが話していたけど、日本のバレンタインって面白いって。アメリカ、カナダ、中国は男性が女性にバラを贈る。チョコレートもありだけど、黄金のバラ(1本10万円以上)もあるそうで。やっぱり男性が女性にあげるのが自然だよね。でも女性からプレゼントをもらってうれしくない人はいないので、これはこれで良いという結論。それにボクたち演奏家にとっては、バレンタインはクリスマスに次ぐ大切な季節。関連してコンサートだっていっぱい出来るし、それよりも何よりもロマンティックな行事は最高にゴキゲンなんだ。ボクたちは「みんなが恋に堕ちるように!」って願って演奏してるんだから。たとえ義理チョコだって甘くとろけて、お2人さんの心に沁みるのさ。
# by masa-hilton | 2006-02-17 00:07 | 日々の出来事

オーレリア・ルゲイさんとジャン=ミシェル・アンカワさんの曲目決定

3/16武蔵野市民文化会館の「オーレリア・ルゲイ&ジャン=ミシェル・アンカワ リサイタル」の
プログラムが届きました。

大好きなフランス歌曲があって超うれしい!!大好きだけどピアノは難しいんだよ(笑)。
ドビュッシーの「華やかな宴・第1集」はレギュラーの方ですね。初期に書かれたものも
あって、そちらの方がロマンティックでわかりやすい。でも、このレギュラー版の方が、
やっぱり密度が濃いよね~~。

---Henri DUPARC

_ Chanson triste
_ Extase
_ Phidyle

---Maurice RAVEL

"Histoires Naturelles" ( extracts)
- Le Grillon
- Le Cygne
- Le Martin-pecheur

---Claude DEBUSSY

" Fetes Galantes" ( text by Paul Verlaine)
- En sourdine
- Fantoches
- Clair de lune

---Francis POULENC

" Banalites" ( extracts)
- Chanson d'Orkenise
- hotel
- Sanglots

---GOUNOD

Faust
_Jewels aria Margueritte
_aria of Valentin

---MOZART

Nozze di Figaro
Third Act
_aria " vedro mentr'io sospiro..."
_duetto " Crudel! Perche finora far mi languir cosi..."

Lucio Silla
_aria of Giunia: "Fra i pensier piu funesti di morte.."

Don Giovanni
Act.1 :_duetto: Don Giovanni-Zerline: duetto: "la ci darem la mano..."

---LEHAR

la Veuve joyeuse (die Lustige Witwe)
_Act 1:_aria of Danilo: "Pardonne-moi chere patrie..."

---STRAUSS

Die Fledermauss _Csardas of Rosalinde act 2

---LEHAR

La veuve Joyeuse( die Lustige Witwe)
duo Missia/Danilo ACT 3 " Heure Exquise qui nous grise lentement..."

# by masa-hilton | 2006-02-16 10:16 | コンサート・イヴェント告知

久々の北海道!

a0041150_10225385.gif4月にリサイタルで伺います。とても楽しみです。よろしくお願いいたします。

4/15 留萌 4/16 名寄 で決定いたしました。また詳細告知いたします!
# by masa-hilton | 2006-02-15 11:41 | ニュース

東京(近郊)公演!

こちらもぜひ!
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# by masa-hilton | 2006-02-14 11:06 | コンサート・イヴェント告知